で、パーティ用のBGMの選曲と編集をやっている最中。
場所はスイスホテルの7階のホール。豪華なシャンデリアが目を引く素敵なホー
ルだ。
極真カラテの関係者を集めたお披露目がメインのパーティだが、お食事タイムも
ある。
そういう時に流すBGMを用意している。
ま、普通にクラッシック音楽が無難だが、どんなクラッシック音楽でも良いとい
うわけではない。
部屋に負けない豪華絢爛な雰囲気を演出するのなら宮廷音楽。モーツァルトとか
ビバルディ。
本当に当時のお食事会用に作られた音楽というのがあって、それをチョイスした。
BGMなんて何でもいいでしょ、なんてことを言っていると、普通にチャイナポッ
プが流されちゃうから要注意。
さすがにホテルではクラッシックを使ってくれるだろうけど、妙に重々しいベー
トーベンとか流れたりして、あまりお食事向きじゃなかったりするから、やっぱ
り要注意。
結局はセンスの問題なんだけど、BGMの選曲って大事。
あともう一つ注意したいのは、全体の音量。
曲ごとに音量や音質がバラバラなのはBGMとして失格。
クラッシック音楽が好きなオーディオマニアな方からは怒られるかも知れないけ
ど、私の場合、音量だけじゃなく、音質もガンガン修正していく。バイオリンの
音の抜けが悪いと気持ち悪いから、イコライザーで高音を持ち上げたりする。
他の曲とも聞き比べながら、全体として音のカラー(傾向)を揃えていく。
目的はひとつ。その場の雰囲気に合った安定した安心して聴いていられるBGMを
用意すること。
そのためにはどんな無茶な編集でもする。これが「演出」ということ。
日本の地方のホテルとかは音楽負けするようなそれなりの内装だったので、いま
いちだったけど、スイスホテルのホールは豪華だからねぇ。BGMの仕込み甲斐が
あるってもんだ。
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