2008年8月30日土曜日

漢字を認識できるということはスゴイことなのだ

オリンピックも終わり、落ち着いた感のある中国ですが、近隣諸国、特に日本か
らいろいろ言われます。


「だから中国はダメなんだ」「中国なんて嫌いだ」


言うのは簡単。
日本も中国からはいろいろ言われているからね。


だが中国に住んでいる私から言わせると、中国のこと批判するよりも、もっとう
まく立ち回ったほうが日本にとって得だろうに、と思う。
今の日本の経済は中国に大きく依存しているので、中国と完全に国交を断絶する
なんてことはナンセンス。


考えてもみて欲しい。
中国は日本のルーツであり、漢字の国だ。今でも日常的に漢字を使っているのは
世界的に見ても中国と日本ぐらいしかないのである。(台湾は歴史的な経緯を考
慮すれば、中国の一部という認識で)
発音は違うので会話は難しいかも知れないが、漢字を書いた筆談なら、なんとか
コミュニケーションができてしまう。飛行機でわずか二時間以内で到着する近く
に、我々日本人以外に漢字を使う国がある、という事実を再認識すべきだ。


私が漢字にこだわるのは、漢字という文字は、物事の意味を深く表すことのでき
る画期的なモノだと思うからである。日本人は幼い頃から漢字を学んでいるので、
直感的に漢字を理解できるが、欧米人はそう簡単にはいかない。
空港のトイレには「洗手間」と書いてある。
日本人は直感で「お手洗い」だな、と理解できる。「手洗」という二つの漢字が
含まれているからだ。空港では英語表記もあるから欧米人でも問題ないだろうが、
一歩空港を出たら英語併記の場所は限られてくる。
漢字を理解できない外国人にとっては、まさしく「未知の国」状態であろう。


我々日本人の名前だってそうだ。
姓名の順序で表記されるのは日本人や中国人にとっては当たり前の事である。
欧米のようにひっくり返るのはどうもなじめない。
我々日本人や中国人にとってまず第一に大事なことは「家族」である。だからフ
ァミリー・ネームが最初に来る。その後に来るのが自分の名前だ。
例えば「田中一郎」さんなら、「田中」というファミリーに所属している「一
郎」という個人、という意味に他ならない。
「田中一郎」が有名になり、社会的に「優れた人物だ」と評価されたなら、それ
は「田中」家にとって名誉なことであり、友人知人に自慢話ができる。
子供に名前をつけるときも、漢字自体の意味あいを考慮した上で親が命名する。
一文字ごとの意味を理解した上で決めていくのだから、スゴイことだ。
アルファベットではこうはいかない。


一部の欧米人が漢字の入れ墨にこだわるのは、漢字自体が持つ意味の重大さに魅
せられるからなのかも知れない。

2008年8月29日金曜日

中国の生活にも慣れたなぁ、と思う瞬間

バスに乗るとホッとする。


昔は目的の停留所でちゃんと降りられるかどうか緊張したものですよ。
今は、どの路線を乗り継げば、コストパフォーマンスが良いか瞬時に判断できる
ようになりました。
バスに乗ってプラスチックの座席に座ると、結構平気で居眠りします。
運転手に起こされたことも何度かあるし・・・。


小銭が無いときは近くの商店でタバコを買って両替します。
先日、携帯電話を家に忘れた時は、商店の中にある公衆電話を使って、あちこち
に電話をかけまくりました。結構なんとかなるものです。


おかげさまで日常会話では、妻の友達とでもなんとかコミュニケーションをとれ
るようなレベルになりました。問題は部下との仕事上のコミュニケーションです。
部下に仕事を任せるとき、少々込み入った内容のものは無理だろうとあきらめて、
結局自分でやってしまいます。
簡単な仕事でも工場の都合で何か問題が発生したら、結局私が出向いて対応して
しまうことが多いです。
これは部下を信頼していない、部下の能力が低い、といった理由ではなく、問題
を早く確実に解決したい(しなければならない)から、自分で処理してしまうわ
けです。
でも、私の体は一つしかありませんから、仕事が重なった時、どうしても部下に
任せざるを得ない場合があります。
しかし、何事も予定通りには進まない中国の仕事。部下だけに任せていたつもり
でも何かしらの問題が生じます。


でも、最近は問題が起きたって動じなくなりました。
そんな自分に気がついた時、「中国の生活にも慣れたなぁ」と思うようになりま
した。
「問題が起きるのは当たり前」「それをなんとか解決するのが自分の仕事」
なんとかなるものです。実際なんとかなってますし。


中国での生活はまだまだ続きます。これからも発見の毎日です。

2008年8月28日木曜日

仕事で利用しているソフト3

【シマンテック Ghost】
ハードディスクのデータをバックアップするソフト。


ご承知のように、先日ハードディスクが故障して交換したものの、アプリケーシ
ョンやデータのお引っ越しにとんでもなく時間がかかったので、もうちょっとな
んとかしたいと思い導入。


このアプリケーションは普通にインストールしてもあまり意味がない。
Windowsの性質上、稼働中のシステムファイルはバックアップができないし、何
よりもWindowsが立ち上がらないような状況になったら、インストールしたプロ
グラムが動くハズがないわけで・・・。
そこで、GhostのCD-ROMはそれだけでブート(起動)可能なCDになっている。
使う時は必ずCDから起動するのが正しい使い方。


CDから起動したら、ハードディスクのCドライブをまるごと別のハードディスク
にコピーする。ただし、Cドライブをまるごと保存できる容量の外付けハードデ
ィスクが手元に無いので、パーテーションを切った(内蔵のハードディスクを領
域分割した)別のEドライブへ保存している。
万が一CドライブがウイルスやスパイウェアにやられてWindowsが起動しなくなっ
た場合、Eドライブのファイルから復活させる、という仕掛けである。


過去の経験からハードディスク全体が動かなくなるような状況というのは、寿命
や物理的な衝撃を与えたときぐらいなので、通常はこの方法(同じハードディス
クの別パーテーションへデータをバックアップすること)でも充分役に立つだろ
う。
お小遣いが貯まったら、外付けのハードディスクを買い足せばいい。


ただ、毎回CD-ROMから起動するのは面倒で、なおかつCD-ROMドライブがいつ故障
してもおかしくない状態なので(読み取りエラーが多い)、本日、USBメモリに
MS-DOSとGhostのプログラムをインストールし、USBメモリからGhostを起動でき
るようにした。私の青春時代はMS-DOS全盛であった。config.sysやautoexec.bat
を書き換えたりするのはお手のモノである。


一応、毎週金曜日の夜を「バックアップの日」としている
転ばぬ先の杖。吐いた胃液は戻らない(by鶴太郎)。
備えあれば憂いなし。馬の耳に念仏。豚に真珠。猫に小判。(いや、それ違う
し・・・)

2008年8月26日火曜日

仕事で利用しているソフト2

【MindManager】
マインドマップを作成するソフト。


マインドマップというのはアイデアなんかを思いつくままに書き記していった図
のことなんだけど、紙でやると結構大きな紙が必要になるので、パソコンで使え
るようにしたソフトがコレ。欧米では結構人気のあるソフトらしい。


私の使っているのは英語版。でも日本語でマインドマップを作成できる。
企画書や生産管理の仕事に利用している。
思考整理ソフトとでも言うのだろうか、企画書を作る際というのは、とにかく思
考が分散しがち。アレもコレもといろいろなアイデアが出てくる。でも仕事で大
切なのは、それを実現可能な形に整理して見せること。中心に仕事のテーマ名を
書いておいて、とりあえず思いついたアイデアをその周りに書き出しておく。


一通り出きったところで、今度はアイデアを一つずつ分類整理していく。そうや
ってグループ分けいくと、内容の弱いグループが出来てくる。そうしたら、その
グループの内容を補強する。補強の課程でまた別のアイデアが浮かんだりしたら、
とりあえず隅にそのアイデアを書いて置いておく。
そのグループのアイデアが出きったら、また全体を見直し、整理分類する。
この作業を繰り返し、もう充分だろうと判断した頃には、いろいろな角度からよ
く検討された企画書が完成しているという寸法だ。


思考の交通整理をしてくれるので、妙なストレスを感じることがなく、マップが
完成したときには、ある種の充実感が得られるほどだ。


今や仕事では手放せないソフトの一つとなっている。

仕事で利用しているソフト1

【Outlook】
Outlook Expressの方じゃありません。
Officeに付属しているOutlookの方です。
メインのメールソフトは「秀丸メール」。だからOutlookはメールソフトとして
は利用していません。
じゃ、何に使っているかというと、スケジュール管理や仕事管理です。


カレンダーに予定を書き込んでいくわけですが、この手のスケジュール管理ソフ
トはフリーウェアでもいろいろあるのは知ってます。
実際、いろいろ試してみたのですが、仕事で使うなら同僚とデータの共有ができ
たほうが便利だろうと思ったわけです。そうなるとできるだけ特殊なソフトは避
けたい。どのパソコンにも必ずインストールされているものでスケジュール管理
ができるソフトと言えば「Outlook」だろう、ということで使ってみた次第。


で、使い始めて4〜5日経ちましたが、カレンダーに予定を書き込むのは面倒に
なってきたのでやってません。それよりも「仕事」という機能だけを利用してい
ます。


これはやらなきゃいけない仕事、例えば「お客さんに○○のメールを出すこと」
みたいな細かい仕事でも、一つのタスクとして数えて、片っ端から書き込んでい
くわけです。期限の決まっているものは期限を記入。終わった仕事はステータス
を「終了」にします。そうするとタスク名の欄に横線が引かれて、文字も灰色に
なって、お仕事が終了したことになる、というしくみです。


非常に単純な機能ですが、これぐらい単純なほうが役に立つし、長続きしそうな
感じがします。
アレもやらなきゃ、コレもやらなきゃ、と思い出したら、すぐにお仕事リストに
書き込みます。で、一つの仕事が終わったら、お仕事リストを見直して優先順位
を並べ替えます。そして優先順位の一番上から仕事にとりかかる、と。この繰り
返しです。
一つの仕事を片付けている間にも、電話がかかってきて次々と仕事が割り込んで
きます。仕事リストは片付けても片付けても次から次へと増えていきます。まる
でテトリスのようです。
全部消えて無くなることはなさそう。って言うか、消えて無くなったりしたら、
それはもう仕事が無いってことであって、会社終了ってことじゃん・・・。


今日片付けなければならない仕事リストは、手帳に書き出して持ち歩きます。
本当は携帯電話にデータを移せると便利なんだけどね。

2008年8月25日月曜日

オリンピック終わりましたね

この後しばらくパラリンピックがありますが、その後、競技場とかどうすんだ
ろ?


仕事の関係で、大連大学とか○○会館とかいろんな劇場の裏方見ていますが、共
通して言えることは、設備は結構すごいモノが入っているんですよ。
フル・デジタルの音響卓とか、コンピュータ制御のムービング・ライトとか。


でもね、壊れてるモノも多い。
ワイヤレスマイク、昔は4本あったらしいんだけど、1本壊れて修理不能でその
まま、とか、客席に向いているメインの左スピーカーの高音用ユニットが飛んじ
ゃって、音が出ないとか・・・。


設備って最初は鳴り物入りで買うわけだけども、壊れた時の修理とか日常のメン
テナンスとかそういう維持費までは考えてないらしい。
だから、オリンピック後の競技場とか、そのほかの施設とか、これからどう活用
していくのかが心配。
使い捨てってわけにもいかないでしょう。

2008年8月24日日曜日

2008年8月21日木曜日

鍵の話

「ピッキングの使い方」なる何やら怪しげなドキュメントを入手した。
英文の資料なのだが、いわゆる鍵が無くてもドアを開けるための解説が書かれて
いた。


なるほど、普通の鍵がいかに簡単に開いてしまうかよく理解できた。
これならちょっと練習すれば私でも30秒以内でドアを開けられそうである。


日本でマンションやアパートにお住まいの方、もちろん中国で生活している方も、
注目して欲しい。


いろいろな鍵と錠前
http://www.ne.jp/asahi/homare/lock/sirindasyoukai.htm


上のページで説明されているところの「危険な鍵」を使っている方は、今すぐ安
全な鍵へ交換したほうがいい。
危険な鍵は30秒と保たない。
ただし一戸建て住宅やアパート・マンションの1〜2階は、玄関だけでなく窓の
鍵も重要だということをお忘れ無く。


ウチのマンションの鍵はディンプル・タイプ。鍵の表面がたくさんの小さな球面
でえぐられている鍵である。
合い鍵を作るのが難しいと言われている奴だ。
それでもプロの手にかかれば開けられてしまうのだろうが、今度暇な時に保安の
おにいちゃんに訊いてみるとしよう。鍵持たずにロックしちゃった場合、どうや
って解錠するのか。

2008年8月18日月曜日

便利になっていく

開発区へ向かう途中の十里崗のインターチェンジが一昨日オープンした。


丹大高速道路の后塩までの路線が開通したのだろうか?
軽軌の金馬路駅から大連湾へ向かう途中右側に見える高架道路だ。


本日、住んでるマンションの一階にサウナ店がオープンした。
いちいち開発区や未知の金州市街へ行くのも面倒だな、と思っていたので、その
うち行ってみようと思っている。
家にシャワーがあるのにわざわざサウナへ行く理由は一つだ。


「あかすり」である。


普段家で体を洗うとき、ナイロン製のタオルを使ってごしごし擦っているのだが、
なかなか隅々まではできない。やはり人にやってもらうほうがいい。
そういうわけで、開店を楽しみに待っていたのだが、妻の団地友達情報によると、
そのサウナ店には小姐が居るらしい・・・。
サウナ店の入浴料は安いので、マッサージなどのオプションサービスで儲けるし
くみになっている。
たいていは下手なマッサージなのだが、たまにとても上手な子がいたりする。
そういう場合は服務員番号を覚えておいて、次に行ったときはその番号を指名す
るわけだ。


今度、実際に行って確かめてみるとしよう。

2008年8月15日金曜日

【ニュースコメント】シニアは意外とヘビーユーザー パソコン歴10年以上が半数

シニアは意外とヘビーユーザー パソコン歴10年以上が半数
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080813/its0808130945001-n1.htm


パソコンに初めて触ったのはたしか中学1〜2年の頃。
友達のI君の家にあった富士通のFM-7だった。
Wikipediaによれば1982年の登場らしいから、今からかれこれ26年前か・・・。
カセットテープからプログラムを読み込んで、いろいろなゲームを遊んだのを覚
えている。


「これからはパソコンの時代だ」ということで、翌年の1983年、我が家にSonyの
パソコンがやって来た。「SMC-777」という機種だ。
親が可愛い息子のために買ってくれたパソコンである。当時の定価で148,000円
もした。
友達のパソコンより優れていた点は、なんと3.5インチのフロッピーディスク・
ドライブを内蔵していたことだ。
当時の外部記憶媒体はカセットテープが主流。
3.5インチのフロッピーディスクは一枚千円以上したが、大事に使っていた。
と言っても、雑誌に載っていたプログラムを保存するぐらいしかできなかったが。


当時のパソコンは、日本語入力に対応していなかった。
ワープロとして使うなんて夢のまた夢である。
だから、ワープロは専用機を持っていた。
Sony製のワープロ。熱転写式プリンター内蔵で、液晶画面は驚くほど小さく、一
度に一文字ずつしか漢字変換できないタイプ(単漢字変換方式)。
印刷の精度は16ドットで、なんともギザギザした文字だった。


その後に買ってもらったのがEPSONのワープロ。
画面が大きくて、文節変換ができて、印刷した文字も24ドットでキレイだった。
文書は3.5インチのフロッピーディスクに保存していた。
学校の宿題からレポートまで、全部ワープロで打って、印刷して、文書は大量の
フロッピーに保存していた。
そうやって溜まっていったフロッピーは大切な宝物だった。


だが、その当時(私が高校生の頃)、近所のK君はもっと先を行っていた。


PC-8801と大量のソフトを持っていた。
ありとあらゆるゲームソフト。
ワープロソフトもあって、ワープロ専用機よりも豊富な機能、しかも自分だけの
漢字変換辞書を育てられる・・・。


欲しい!と思った。


だが彼は早まるな、と言う。
しばらくすると彼は、上位機種のPC-9801を使い始めた。
ソフトはPC-8801より少ないが、ワープロソフトの画面表示がキレイで見やすか
った。
彼は、同人誌などを発行するサークルに所属していて、パソコンを使って文章を
入力し、印刷していた。
初歩的なDTPである。
それでも「スゴイ」と思った。
一般人が小冊子を作れるのだ。

目標は決まった。
PC-9801を買うぞ。

<その2に続く>

2008年8月14日木曜日

やっと落ち着いたところです

昨夜、Windowsが起動しなくなり途方に暮れておりました。


原因はおそらくウイルス。
検出率が評判の某ワクチンソフトをインストールしておいたのですが、ダメでし
たね。
仕方がないので再インストールです。

一応、仕事ができる環境まで復旧させたので、明日あたりGhostでバックアップ
を取っておこうと思います。

さて、明日は早いので寝るとしよう。

2008年8月12日火曜日

オリンピックのことを書こうかな、と

オリンピックのことを書こうかな、と思う。


マイミクさんからのリクエストだ。


実は、オリンピックは開会式の最初の一時間しか見ていない。
妻が一緒に観ようよ、と言うので仕方なく観たというのが実情だ。
(その頃、私は仕事&パソコンの復旧作業で追われていた)


開会式、観ていて鳥肌が立った。
太鼓を電光掲示板と融合させたマスゲームの迫力には圧倒された。
日本だったらまず無理。
あれだけの人数の演技者を用意できないし、ましては統率できないだろう。


巨大な巻物のディスプレイもすごい仕掛けだなと思った。
巻き取れるという素材であること、人が上に乗っても大丈夫な耐久性には感心す
る。そしてなによりスゴイのは、あれだけの超大型画面を制御する技術である。
おそらくLED(発光ダイオード)で構成されたディスプレイだと思われるが、画
面が大型化すると、各区画ごとに画面を分けて、それぞれを発色させるわけだが、
全区画を総合的に管理制御するシステムを構築して、なおかつ高精細度の動画を
スムーズに表示させるというのは、本当に高度な技術なのだ。


大きな印鑑が、ニョキニョキと飛び出ていろいろな三次元的な形を見せる演目も
ユニークだった。しかも最後に種明かしで、中にたくさんの人が入っていたを見
せられると、「えっ?あれは人が集まって動かしてたのか?」とびっくりさせら
れた。日本なら電気仕掛けでやってしまうところだろう。


なかなかすごい演目が続いた開会式だったが、花火だけは日本の花火職人にやっ
てもらえば良かったように思う。
花火が爆発して光の束が開くとき、あまりキレイに開いていなかった。
日本の花火では、均一に、美しく開く。
花火はキレイに開いてナンボ。
「ウチにやらしてくれれば、もっといいヤツ作ってあげたのに・・・」
と思っている日本の花火職人は少なくないだろう。


2016年には、ぜひ日本でオリンピックを開催してもらいたいものである。

2008年8月11日月曜日

とりあえず仕事ができるようにした

PC復旧の話。


メールの文章入力している際、「元」を「間」などと変換するIME。
しかも毎回繰り返す。学習機能がちゃんと働いていない様子。
まったくもってけしからんので、さっさとATOKをインストールした。


面倒だなぁ、やだなぁ、と思っていたPCの復旧作業だが、ATOKを入れてから勢い
がついて、Office、Photoshop、Illustrator、フォントを一気にインストール。
これでなんとか仕事ができるようになった。


すでにこの時点で結構な量のソフトがインストールされているのだが、動きは快
適だ。おニューのハードディスクということが一番大きな理由だろうが、なんと
かこの状態を維持したいものである。

2008年8月9日土曜日

まだまだ復活までの道のりは長い

一応、ブログを再開。


PCのハードディスク交換はできた。
だがハードディスク中の情報まではうまくコピーできなかった。
結局Windowsを再インストールした。
今日はセキュリティソフトとGreenBrowserとメールソフト、圧縮解凍ソフトを入
れた。
一応、ネットが見られて、メールの送受信ができるところまで出来た。


これからが大変。
PhotoshopとIllustrator入れないと仕事ができない。


こんな時に限って外出しなきゃならない急ぎの仕事が多い。
いったいいつになったらPCは復活できるのだろうか。


ちなみに、新しいハードディスクなおかつアプリケーションがスカスカの状態な
ので、実に動作が快適。
キビキビしている。


明日も市内で仕事。
日曜日だが休み無し。

2008年8月7日木曜日

ハードディスクの寿命

「遅延書き込みデータの紛失」エラーが頻発している。


外付けハードディスクならば、ケーブルの接触不良などが疑わしいのだが、内蔵
のハードディスク、2004年度生産のノートPC、とくれば、「寿命」に間違いない。


仕事やプライベートで酷使しているPCだから、Windowsが起動するうちに(中の
データを救い出せるうちに)ハードディスクを交換するに限る。


というわけで、今から電子城へ行ってきます。


OSの再インストールだけでもおっくうなのに、さまざまなソフトをインストール
(仕事のできる環境を再構築する)のを考えると、嫌になる・・・。
一応Norton Ghost(ハードディスクのお引っ越しソフト)も試してみますが、過
去仕事関係で何度かトライして上手くいった試しなし・・・。


めんどくさ・・・

さっそく試してみた

グーグル・マップ
http://maps.google.co.jp/maps

グーグルマップのストリートビュー機能。

とりあえず思いついたのは実家。
車庫にクルマが無いので、おそらく親父が出かけているときにGoogleカーがやっ
てきたらしい。
ウチの実家のポストになにやらチラシを入れようとしているおばちゃんが写って
いる。
しばらく先へ進めると、道端でおしゃべりしているご近所さんが二人。


次に見たのは昔通っていた高校。
当時は広い敷地の中に高校・中学の校舎と校庭、それと大学用の運動場やラグ
ビー・サッカー場があったのだが・・・
大学用の運動場関係の敷地はすべてマンションになっていた・・・。
私立学校への国からの助成金が削減されたことで、経営が苦しくなって土地を売
ったのだろうか・・・。


過去の探索にもってこいのツールだが、初めて行く場所を確認するのにも便利だ。
今度、日本へ帰国した際、東京や埼玉のあちこちへ行かなければならないので、
これで事前にチェックしておこうと思う。


便利な世の中になったもんだ。

2008年8月6日水曜日

中国の薬

中国の風邪薬はよく効く。


現在、特に風邪をひいているわけではないが、書いてみた。
日本にいる時も、年に二〜三度は風邪をひいていた。その都度医者で薬を処方し
てもらっていたが、それには理由があった。
市販の風邪薬がちっとも効かないためだ。
医者でもらった薬のほうがまだ効く。理由はそれだけだ。


中国に来てからも同じように風邪をひいている。
だが、中国の場合、市販の風邪薬がよく効く。
日本の医者で処方される薬よりもよく効く。
中国では効かない薬は売れない。
薬は効いて当たり前という考え。


たぶん日本の薬よりも薬効は強いはず。
例えば、風邪薬は飲むとやたらと眠くなる。
頭もボーッとして、なんかものすごく馬鹿になったような気分。
なんかヤバイ成分が入っているのかも知れない。
だが、鼻や咽は楽になる。


町医者は気軽に点滴をしてくれる。
点滴は本当によく効く。即効性がある。
高熱を出していても、下痢をしていても二日で治る(経験談)。


中国の医療は世界的に見ても高度だそうな。
日本の医療は一見高度に見えるが、さまざまな規制があり、思い切った事ができ
ない。


もし貴方が難病にかかってしまったとする。先進的な治療を受けたいのなら日本
ではダメだ。難病の場合、なにもしない、あるいは積極的な治療をしなければ確
実に死が待っている。そんな時、少しでも助かる可能性があるのならば、まだ使
われていない新薬でも試してみたいのが、患者や家族の本音ではないだろうか。
漫画「ブラックジャックによろしく」にもあったように、現在の日本の医療現場
では、あまりにも保守的で、いちかばちかの思い切った治療ができない。


だが、海外ならそれができる。
米国では先進的な医療が行われているが、実は中国でもそうだ。極めて高度な治
療を受けられるのである。
ただしお金さえ積めば、という条件があるが・・・。


まぁ、庶民の私では、せいぜい点滴するのが関の山。
でも、それですぐ風邪が治るんだから良いんじゃないのかな。

2008年8月3日日曜日

久しぶりに息子の話題

毎日外へ出かけているので真っ黒に日焼けしている。
同い年の赤ちゃんに比べると、ちょっと痩せている感じ。
というか、他の赤ちゃんがコロコロと太っているのだが・・・。


ちょっと他の赤ちゃんを抱かせてもらうと、かなりズッシリくる。
息子よりも年下、9ヶ月ぐらいなのに、もう歯が8本ぐらい生えていて、体重も
15kgぐらいありそうだ。
ウチの息子はちっちゃいなぁ、と、少々心配するのだが、それでも他の中国人の
赤ちゃんに比べて一つだけ自慢できることがある。


ちんちんの大きさだ。


いや、息子のは普通の日本人の赤ちゃんとしては一般的な大きさなのだが、まわ
りの中国人の赤ちゃんのちんちんは何故か小さい。
とんがりコーンの先っぽをちょん切った感じぐらいの大きさぐらいしかないのだ。
大人のチンチンは見たことないので分からないが、まぁ、子供の頃は特殊なのか
も知れない。


中国では股割れズボンで育てるので、普段はちんちんが露出している。
だから、息子は暇があると、自分のちんちんの皮を引っ張っている。
オモチャじゃないんだから遊んじゃダメッ!と怒っているのだが、言うことをき
かない。


いろんな意味で将来が楽しみな息子である(ぉぃぉぃ!)。

【ニュースコメント】マイバッグ 万引きに悪用相次ぐ

マイバッグ 万引きに悪用相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080731-OYT8T00701.htm


やっぱりね、という感じ。


一度、商品を買って、その商品を店の外の自分の車に置いてきて、同じ商品を万
引きする奴もいるらしい。
買った時のレシートが残っているから、仮に店員や警備員に呼び止められても、
レシートを見せて、さっき買った商品だ、と言い逃れる。
なんとも手口が巧妙だ。


店側は警備員を増やして対応、人件費が増えて、結局、コンビニ袋を無料で付け
ていた時の方が儲けが多かったんじゃなかろうか。
「環境にやさしい」「エコロジー」などという利権屋の詭弁に従った結果がコレ
である。


コンビニ袋だって、確か放っておいても生分解する環境にやさしい素材を使って
いたんじゃなかったっけ?


一方の中国はどうかというと、先日から日本と同じようにコンビニ袋はいっせい
に有料になった。小売店で提供するコンビニ袋は無料で提供してはならない、と
いう法律だ。
もちろん主婦たちはマイバッグをさっそく利用している。
で、マイバッグを使った万引きが社会問題になっているかというと、そんなこと
は無い。


例えば、開発区の大型スーパーでは、入場前のセキュリティチェックで他店や当
店で購入済みの商品を持った客は、すべて備え付けの無料ロッカーに預けるよう
強制される。預けない客は入場できない仕組みだ。
持ち込めるのは小さなカバン類一つだけ。手提げ袋などはダメである。
もちろん店内の万引きされやすい小さな商品には、すべてセキュリティのタグ
(センサー)が付いている。タグの付けられない商品の売り場には、十分な数の
スタッフがいて、客の後ろにぴったり付いて見張っている。
人件費の安い中国では、このような人海戦術が可能だ。


なによりも、中国は「他人を信用しない」という文化の国だ。というか人を信用
し過ぎる日本が世界的に見ても特殊なのだろう。
他人を信用しない、という前提に立てば、おのずとセキュリティでしっかり対策
をするのが当然だ。


私もいつのまにか、古き良き時代の日本を知っている年寄りになってしまった。
いまさら昔に戻れないことは十分に理解している。
それならば、できることをやるしかないだろう。
日本はもはや昔の日本ではない。哀しいことだが「他人は信用できない」という
前提の下で、セキュリティをより強化するしかないのではなかろうか。

最近やたらと停電が多い

節電ということで昼間によく停電する。


停電には二種類あって、一つはマンションのビル単位での停電。
エレベータの工事をするから、水道管の工事をするから、などさまざまな理由で
停電する。マンションには掲示板が見あたらなくて、この手の停電の予告を見た
ことがない。
大事な掲示物は、よくエレベータの一階入口のところや、エレベータの中に張り
出してあるが、それでも停電のお知らせは見たことがない。
あらかじめ予告されているのなら、仕方がないなぁということであきらめもつく
のだが、そういう予告なしでやられると腹が立つ。妻に聞いても知らないと言う
し・・・。


もう一つの停電は地区単位での停電だ。
この間、夜中の雷の翌朝の停電がこれだった。
桃園地区一帯が停電。
エレベータが停まっているので、市場に食料を買いに行っても戻るわけにもいか
ず、妻と息子の三人で近所の食堂まで外食しに行った。
食堂でももちろん停電で、ご飯の保温ができないので、冷や飯でもいいか?と聞
かれたが、それなら炒飯にしてくれ、ということで落ち着いた。


ふと気づいたのだが、これだけ停電していて、どうして人がエレベータに閉じこ
められないのだろう?
おそらくマンションの保安隊にはあらかじめ停電の連絡が行っているんだろうな。
だから、先に人が乗っていないことを確認してエレベータを停めてしまう。
妻は息子を連れて「広場デビュー」をしたことから、最近、保安チーフと知り合
いになったそうだ。今度、停電のあるときは前もって教えてくれるよう頼んでも
らうとしよう。


計画停電は大連の市内・開発区を問わず実施されている。
なにしろ地区単位で停電するから、工場の操業が停まってしまう。
製造業にとって停電は致命的。ホントに迷惑な話である。


だが、前もって連絡されるので、考えようによっては良い面もある。
それは「大手を振って休める」ということだ。
電気がなければ操業できないから、工場全体を一日休みにしてしまう。
従業員は安心して休めるし、管理職や役員だって休みだ。
冷凍品を扱う業種は大変だろうが(自家発電機を用意したり)、それ以外の工場
は、まぁ、停電前の準備と、停電明けの立ち上げでちょっと手間がかかるかも知
れないが、停電中は業務らしい業務はできないので休んでしまうのが正解だ。


中国事情を知らない日本の本社からは突き上げを食らうだろうが、「中国政府が
決めたことなので、しかたがないっスよ」と言えば済む。
日本ではあり得ない障害(リスク)も承知した上で日本の本社は中国進出を決め
たのだから、ここは諦めてもらうしかない。


とは言うものの、マンションの停電は本当に困る。
14階まで階段を上っていくのは正気の沙汰ではない。
高層階は眺めが良くて、夏場でも窓を開けておけば、涼しいのがメリットである
が、停電したときは地獄だ。


日本で計画停電なんかやろうとしたら、市民や企業から猛反対されるに違いない。
うっかり停電でもしようものなら、市民やマスコミからの突き上げを食らって、
後で関係者が処分されたりするに違いない。
その点、中国はあっさりと実行してしまうところがスゴイと思う。


結局、自分はやっぱり恵まれた世代の日本人なのだということを再認識させられ
たような気がする。
そう、今の日本人にとっては、停電しないことが当然なのだ、ということ。


停電して初めて分かる電気のありがたさ・・・いやはや・・・

2008年8月1日金曜日

日本での常識が覆された瞬間・・・

たいそうなタイトルだが、それほどたいした事でもなかったりする。


開発区のとあるスーパーの一階にコピー&カラープリント屋さんがある。
会社のプリンタはA4サイズまでしか印刷できないので、わざわざ開発区まで出向
いた次第だ。


そのお店では写真やポスターなどのプリントアウトができる。
今回は商品の箱サンプルを作るという仕事で、箱の展開図はA4サイズに収まらな
かった。そこでお店のA3サイズのプリンタで印刷してもらった。


プリンタはEPSON製。
蓋が開いた状態で印刷をしていて、というか、蓋が無い。
よく見ると、インクカートリッジから数本のチューブが伸びていて、その先には
大型のインクタンクがあった。


いわゆる「改造」である。


この手の店は大量の写真を印刷する。
まともにエプソン純正のインクカートリッジを使っていたら、そのコストは大変
な金額になる。
改造して大型のインクタンクを取り付ければ、そう簡単にはインクはなくならな
いし、なくなっても瓶買いしているインクを注ぎ足せばいい。
こういう経営努力をしているおかげで、A3の光沢紙いっぱいに写真を印刷しても、
わずか10元(150円)というリーズナブルな価格で提供できるのである。
もし純正のインクカートリッジを使っていたら、下手するともう一桁上の価格に
なるかもしれない。


今、エプソンやキャノンは互換インクメーカーに対して訴訟を起こしているが、
それは消耗品であるインクカートリッジで儲ける、というビジネスモデルを邪魔
されるのが嫌だからだ。


「純正インクでないと目詰まりする」


「純正インクでなければ印刷したものの仕上がりが悪い」


「互換インクを使って故障した場合は、保証期間中でも修理は有償になります」


いろいろもっともらしいことをエプソンやキャノンは言ってくるが、本音は売り
上げが減るから嫌なだけだ。
「目詰まり」や「印刷の質の問題」でないことは、このお店の事例が証明してし
まっている。


中国で生活していると、かつて日本にいたときは「それが当たり前なんだ」「常
識なんだ」と思っていたことが、実はそうでなかったことを思い知らされること
が多い。
ブランド品だって、中国ではニセブランド品が多いが、正規品でも中国で生産し
ている。本当によくできたニセモノは素人目にはホンモノと見分けがつかない。
モノによってはホンモノよりも仕上がりが丁寧なぐらいだ。


中国に来てから、物事の本質を見極める能力が向上したように思う。
他の人の言うことは参考にはするが、結局最後は自分の目で判断することが大切
であるということだ。

【ニュースコメント】中国:五輪開催前にネット規制…批判高まる

中国:五輪開催前にネット規制…批判高まる
http://mainichi.jp/select/world/news/20080801k0000e030031000c.html


記事によれば、北京に来た記者たちが人権団体のサイトや中国の某宗教団体のサ
イトが見られない!と騒いでおりますな。


オリンピックの報道をするために、その手のサイトを見る必要があるんですか
ね?
全く関係無いと思うのだが・・・。


オリンピックと関係の無い報道をしたいのなら、自分の国に帰ってからしたらど
うだろうか。どの国でも報道には何らかの制限事項(ルール)がある。外国人はあ
くまでもビジター(訪問者)であるわけだから、その国の報道ルールを守るのが
筋だろう。
中国では政治・軍事・宗教の報道はタブーなのだ。それが守れないのなら中国に
来るべきではない。


別に中国政府の肩を持つわけではないが、インターネットの規制は欧米諸国でも
別の形で行われている。Google八分のように特定のサイトを検索できなくするな
ど、巧妙な技が使われており、たちが悪い。
むしろ中国のように「サイトに接続できないようにする」というのは誰にでもは
っきりと理解できる方法であり、ある意味いさぎよいとも言える。


「上に政策あれば、下に対策あり」とはよく言ったもので、サイトが見られない
のであれば、見られるようにする裏技を見つけ出すのが中国の人民だ。
中国の若者は本当にパソコンやインターネットに詳しい。
学校では高等教育が行われ、特にパソコンの取扱に関する教育は熱心だ。
彼らにとっては、インターネットの規制なんてものは、障害にすらならない。


記者の人たちは、もっと北京の街へ出て中国をエンジョイすべきだ。
外国人にとっては、それなりの制限はあるが、自国の生活よりもはるかに楽だ。
今の日本じゃ歩きタバコはできないし、ゴミを出すにも細かく分別しなければな
らない。「環境を守るため」ともっともらしい理由を掲げているが、実際にはそ
れにまつわる利権団体に便宜を図るためのルールに過ぎない。
中国でも利権でルールが新しく決まるが、日本のそれほど徹底していない。上が
何と言おうと庶民レベルで自分たちのしたいようにやる、というのが中国式だ。
何か問題が起これば、コネを使って解決する。
だから、中国は楽だなぁと思うのである。


ネットの規制ぐらいで騒ぐなんて本当に馬鹿馬鹿しいことだ。
(むしろそれを楽しむぐらいの余裕がないと)