http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080813/its0808130945001-n1.htm
パソコンに初めて触ったのはたしか中学1〜2年の頃。
友達のI君の家にあった富士通のFM-7だった。
Wikipediaによれば1982年の登場らしいから、今からかれこれ26年前か・・・。
カセットテープからプログラムを読み込んで、いろいろなゲームを遊んだのを覚
えている。
「これからはパソコンの時代だ」ということで、翌年の1983年、我が家にSonyの
パソコンがやって来た。「SMC-777」という機種だ。
親が可愛い息子のために買ってくれたパソコンである。当時の定価で148,000円
もした。
友達のパソコンより優れていた点は、なんと3.5インチのフロッピーディスク・
ドライブを内蔵していたことだ。
当時の外部記憶媒体はカセットテープが主流。
3.5インチのフロッピーディスクは一枚千円以上したが、大事に使っていた。
と言っても、雑誌に載っていたプログラムを保存するぐらいしかできなかったが。
当時のパソコンは、日本語入力に対応していなかった。
ワープロとして使うなんて夢のまた夢である。
だから、ワープロは専用機を持っていた。
Sony製のワープロ。熱転写式プリンター内蔵で、液晶画面は驚くほど小さく、一
度に一文字ずつしか漢字変換できないタイプ(単漢字変換方式)。
印刷の精度は16ドットで、なんともギザギザした文字だった。
その後に買ってもらったのがEPSONのワープロ。
画面が大きくて、文節変換ができて、印刷した文字も24ドットでキレイだった。
文書は3.5インチのフロッピーディスクに保存していた。
学校の宿題からレポートまで、全部ワープロで打って、印刷して、文書は大量の
フロッピーに保存していた。
そうやって溜まっていったフロッピーは大切な宝物だった。
だが、その当時(私が高校生の頃)、近所のK君はもっと先を行っていた。
PC-8801と大量のソフトを持っていた。
ありとあらゆるゲームソフト。
ワープロソフトもあって、ワープロ専用機よりも豊富な機能、しかも自分だけの
漢字変換辞書を育てられる・・・。
欲しい!と思った。
だが彼は早まるな、と言う。
しばらくすると彼は、上位機種のPC-9801を使い始めた。
ソフトはPC-8801より少ないが、ワープロソフトの画面表示がキレイで見やすか
った。
彼は、同人誌などを発行するサークルに所属していて、パソコンを使って文章を
入力し、印刷していた。
初歩的なDTPである。
それでも「スゴイ」と思った。
一般人が小冊子を作れるのだ。
目標は決まった。
PC-9801を買うぞ。
<その2に続く>
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