2009年1月30日金曜日

新年の抱負

私事ですが(ブログなんで私事しかないけど)、春節直前に退職。
このブログは関係者の方も見ているようなので、この場を借りて、ご挨拶いたし
ます。
いろいろお世話になりました。皆様のご健勝をお祈りいたします。


新年の抱負と言っても、別に何か新しいことをやるとかそういうつもりは無く
て、春節明けから内職しながらぽつぽつ職探し。40過ぎのおっさんが日本でコレ
やってたら大変ですが、さすがに大連来て通算で4年以上。スキルも人脈もそれ
なりに有るので、なんとかなるでしょう。


抱負らしいものと言えば、今年の目標は「一家団欒」。昨年は仕事が忙しくて一
家団欒どころではなかったので、その反省から。


2010年を迎えた時に、09年は特に良いことも悪いことも無かったねぇ・・・、と
いうのが一番。
平平凡凡にいきます。

2009年1月21日水曜日

長江7号

去年中国国内で大ヒットした映画。
日本で公開された時の名前は「ミラクル7号」。


路上販売のぬいぐるみ屋さんで見かけた、ふわふわの白い毛のいっぱい生えた丸
い物体になぜか緑色のスライムみたいな、いかにも「やっつけ仕事」的な胴体が
くっついた妙なキャラクター。
顔だけ見るとかわいいのだが、胴体がなんかキモイ。


変なぬいぐるみだなぁ・・・程度にしか思っていなかったのだが、映画館の前を
通りかかった際に、看板を見かけて、映画のキャラクターなんだ、と判った。
「少林サッカー」「功夫」の周星馳が看板に居たから面白そうな映画だな、と
思っていた。
そのうち観ようと思いつつも、仕事や子育てで忙しく、すっかり忘れていた。


最近、大型の液晶ディスプレイを買ってから、DVDの映画を観る機会が増えた。
仕事帰りに寄ったDVD屋さんで、ハリウッド映画のDVDを物色していると、長江7
号を発見。
日本語音声・字幕のあるやつだ。
さっそく家に帰って観賞。


舞台は寧波。周星馳が演じるのはビルの工事現場で働く工人。妻を病気で亡く
し、一人息子を私立学校へ通わせるため毎日必死で働くお父さん。廃墟のビルの
一室を勝手にリフォームして住んでいる。
日本に居る人たちにはぴんと来ないかも知れないが、中国ではこの舞台設定はも
のすごくリアリティがある。大連市内や開発区には、こういう生活をしている人
たちはたくさんいる。


「少林サッカー」「功夫」でおなじみのCGを駆使した漫画やアニメのようなおお
げさなアクションはこの映画でも健在で大いに笑わせてくれるのだが、中国の農
民や工人の生活を知らない外国人には単なるよく出来たB級映画に過ぎないかも
知れない。
中国で生活している私にとって主人公たちの生活の様子は、まさしく現在の中国
そのものであるという実感がある。中国人の方ならなおさらだろう。


親たちは子供に希望を託して自らを犠牲にして必死に働く。子供もまた親の期待
に応えようと一生懸命勉強する。学校では差別やいじめがある。この映画を観る
中国人の親子は「そうだよ。そうなんだよ。」という強烈な感情移入ができる。
ストーリーは単純。何のひねりもない。だけど笑い有り、涙有りで楽しませてく
れる。
中国人のハートをがっちり掴んで離さない仕掛けが盛りだくさん詰め込まれてい
るのだ。


主演した周星馳は単なるアクションスターではない。脚本・制作・監督もやって
いる。
まさしく成龍(ジャッキー・チェン)の後継者だと思う。
次はどんな映画を作っているのだろう。楽しみである。

2009年1月20日火曜日

バスの達人

市内のとある工場へ行ってきた。


とある印刷会社の分工場が空港の近くにあるのだが、検品をしようにも行ったこ
とが無いために行けない。
住所さえわかれば自力で行けないこともないのだが、ネットでその印刷会社を調
べても、市内の事務所だけしか見つからない。うーむ、ガードが堅いなぁ。


仕方がないので、印刷会社の車で工場まで送ってもらった。
なるほど、たしかに空港の近くである。
無事検品を終えて、帰り支度をしていると、工場長の女性が「どうやって帰る
の?」と訊いてくる。
「バスに乗って帰ります」と答えると、「どこで乗り換えるか判る?」と尋ねら
れた。
「大丈夫。わかりますよ。」


大連市内のバスは、たいてい市内中心部に向かって路線が張り巡らされているハ
ズだ。
バス停に書いてある停留所一覧を見れば、どこで乗り換えればいいかはすぐ判る。
その工場は住宅地の近くにあり、2〜30m歩いた所にバス停があった。
案の定、バスは香炉磯と大連駅前を通る。
香炉磯で乗り換えれば少し早く帰れるのだが、どうせ夕飯を食べなければならな
いので、そのまま大連駅まで行くことに決めた。


吉野家で牛丼セットを食べた。
別にサイドメニューは欲しくなかったのだが、セットにした方が飲み物も付いて
安い。
相変わらず、ここのキムチは美味しくない。
ポテトサラダはどうやったらこんなに不味く作れるのか不思議なくらい。
さすがに牛丼は日本と同じ味付けだが、サイドメニューは日本で出したら二度と
客来なくなるレベル・・・。


軽軌に乗る。
開発区駅発金州九里行きの最終列車は19:50ぐらい。
それまでに開発区に着かねばいけない。
金州路線の最終時間が延びたのはいいが、ちょっと微妙な時間帯である。
大連駅発の最終に乗ったのでは間に合わないからだ。


金州行き最終列車には間に合った。
開発区駅でだいぶ待たされた。
19:50を過ぎたがまだ発車しない。
20:00も過ぎた。
大連駅からの列車が到着。
なるほど、乗り継ぎのために待っていたのか・・・。


向かいのホームの列車が保税区へ向けて動き出したとたん、こちらの列車のドア
が閉まった。


おいおい、これじゃ乗り継ぎできないじゃん・・・


列車は無情にも金州九里へ向けて走り出した・・・


皆さん。開発区へ20:00ぐらいに到着する列車では、金州最終列車に乗り継ぎで
きません。
どうぞお気を付けください。

2009年1月18日日曜日

またもや停電

本日夜8:30より停電。


夜になってからの停電。向かいのマンションは明かりが点いている。
いったい何のために停電させているのだろう?
昼間ならまだ理解できる。だが夜に停電とは非常識きわまりない。
こういう理不尽な停電は腹が立つ。


ここのところ、停電と停水が続いている。
計画停電は地下の変電施設の点検のため、とのことだった。
点検のために二日も停電させた。
日本であれば、予備の変電設備に切り替えて実施するだろう。
電気というものは安易に止めて欲しくないものだ。


9:00頃に復旧した。
点検ならば、ちゃっちゃと済ませよ!30分も何やってたんだ?
真っ暗な中でテレビもネットもできず、水も出ない。
いつ復旧するかもわからない。夜間、そんな状況におかれてみろ。
誰だって不安になる。


上の階の人が下の管理小屋に向かって何やら怒鳴っていた。
そりゃ怒りたくもなる。
安易に停電させるなよ!ホントにもう。

2009年1月15日木曜日

また停水

昨日、一昨日は停電だった。今日は停水である。


停電は掲示があったので、いわゆる「心の準備」はできた。
外で食事をして、いつもより遅めに戻るだけである。
しかし「予告無し」というのが一番困る。


現在、夜の10時半だが、未だに停水したまま。
トイレのタンクの水は流してしまったので、大はできないし(苦笑)、シャワー
もできない。
おなかがすいたので、何か料理でも・・と思うが水が無ければ鍋や食器を洗えない。
(昨夜料理した時、洗ってなかったりする)


日本人として電気や水道がある便利な生活を当たり前だと享受してきたからだろ
うか、中国へ来てからの停電や停水のあまりのひんぱんさに、電気や水のありが
たさを痛感させられる。
本当にインフラって大事なんだな、と。


それにつけても、早く開水して欲しい・・・

2009年1月14日水曜日

【ニュース記事】世界初の“アルコール0.00%ビール”をキリンが発表

【ニュース記事】世界初の"アルコール0.00%ビール"をキリンが発表
http://gourmet.oricon.co.jp/61947/full/


昔「バービカン」というノンアルコールビールがあった。
実際はアルコールが0.5%以下入ってたんだけど、その時は、アルコールが
ちょっとでも入っている以上、たくさん飲んだらやっぱ運転しちゃダメだよ
ねぇ・・・、と思っていた。


飲酒運転の取り締まりが厳しくなったから、キリンは良いところに目をつけてい
ると思う。
アルコール完全0%なら、そういう飲料を居酒屋が提供するようになったら、車
を運転する人は皆安心して飲めるようになる。今年の大ヒット商品になるかも知
れない。


中国へ来てからは、車をまったく運転しなくなってしまったので、安心して酒を
飲んでいる。
いや、安心して飲めるのはビールぐらいか。洋酒はニセモノが多すぎて、しかも
体に悪そう。
最近よく飲むのは「大棒ビール」。普通の食堂でも3元で提供される。ビール瓶
の蓋裏を見ると、たまに「当たり」もある。


さんざんビールの話を書いたが、今日は休肝日。
おとなしくお茶を飲んで過ごしている。

2009年1月13日火曜日

たまにはこういう出会いも

近所の食堂で食事をしている時、たまたま相席になったおっちゃんと意気投合した。


一緒にビールで乾杯乾杯。
おっちゃんは造船関係の工場に勤務しているらしい。食事をしていても仕事関係
の電話がガンガンかかってくる。科長だそうだ。
少しだけ英語と日本語ができるそうだ。本当に少しだけ・・・。
こっちも貿易関係の仕事だと自己紹介。
電話番号を交換し、今度また一緒に飲もうと約束。


異業種間交流も良いものだ。


最後に生年月日を訊かれ、相手が自分より2歳も年下だったことにショック(苦
笑)。


どう見てもあっちの方が「おっちゃん」なんだがなぁ・・・。

2009年1月11日日曜日

街でよく見かける光景

デスクトップPCを持ち運ぶ若者。


新しいパソコンを購入して持って帰る途中なのかと思いきや、よく見るとPCは新
しくない。
じゃあ中古を買ったのかと思えば、違う。
正解は、故障したPCを電子城に持って行く途中、あるいはその帰りである。


出張修理も可能だが、出張費などが余計にかかる。
だから自分で電子城まで持って行く、というわけだ。


先日、ディスプレイを買いに電子城のとある店へ行った時も、店にデスクトップ
PCを持ち込み、なにやら設定していた。
Microsoftのおかげで、皆Windowsを使っているから、何か問題があってもたいて
いのことは自分でなんとかなる。中国人の友人知人からは、 PC修理を商売にし
たら?と勧められるが、修理費の相場を知ってるだけに食指が働かない。PCの知
識は仕事にしようとすると何かと面倒だ。


本日、市内へ行く途中、トステム駅のホームでデスクトップPCを運んでいる若者
に出会った。
学生らしい。そういえば周りは学生だらけである。
春節前ということで、学生も里帰りする。学校の寮にパソコンを置いておくと危
ないので持ち帰るのかも知れない。いや単純に里帰りしてもゲームして遊ぶため
に持ち帰るのかも・・・。


中国ではなかなかゲーム専用機が普及しない。
PCの方がタダでいろいろなゲームを遊べるからだ。画面もキレイだし。
妻からトランプのゲームをインストールしてと頼まれているのだが、日本語
Windowsでは文字化けしまくりなので、まだインストールしていない。
中文環境のPCを一台作らないといけないだろう。
面倒だなぁ・・・

2009年1月8日木曜日

盗難にはお気を付けください

大連関係の皆さんのブログを拝見していると、春節間近とあって盗難の話題をお
見かけした。


仕事柄、市場や駅など人の多く集まる場所へ出かける機会が多い。
この時期、寒いので貴重品はダウンジャケットの内側に保管している。
特に注意したいのは満員の軽軌やバス。カッターナイフで切り裂いて持って行か
れるそうである。
元々人混みが苦手な私は、軽軌なら車両の連結部分など、人が集まらない場所に
自分の居場所を確保する。バスならエンジン音のうるさい後部だ。
後は乗り降りの際、気をつけるしかない。


携帯は安い機種を使っている。盗られても惜しくない、というわけではなく、壊
れたら買い換える、という意味での最低限度実用性のある安い機種である。
鞄に入れてはおらず、体に密着させている。理由はかかってきたらすぐわかるよ
うにするため。
鞄には余計なものは入れない。仕事で必要な最低限度のものだけ。


皆様もどうぞお気を付けください。

2009年1月7日水曜日

金州の軽軌

12月28日に開通した新しい軽軌「金州線」。さっそく利用している。


開発区から帰宅する際、初めて乗ってみた。
開発区が始発なので、ホームに停まっている列車の中で座って待つ。
ささいな事だが、今の季節には大変ありがたい。


出発から2分後、最初の駅の名は「通世泰」。ドアで有名な「トステム」だ。
日本の感覚であれば、駅の名前というのは通常、その場所の地名をつけるもの。
バス停の名は「十里崗」なので、てっきり駅も「十里崗」と思っていたが、企業
名しかも日本の、というところが意外である。トステムの社員の人は自慢できる
なぁ。中国には「TOSTEM Station」があるんですよ、と。


「通世泰」を出て5分で到着するのが「鴻[王韋]瀾山」という駅。日本語にする
なら「不死鳥山」といったところだろうか。これこそすぐ近くの地名「桃園」に
してくれたほうがわかりやすかったのだが・・・。ちなみに英語名は「Phenix
Station」となんかカッコいい。
家に帰るので、この駅で降りたのだが、実は駅から家までは2ブロック近く離れ
ている。
一応目で見える距離なのだが、歩くとちょっと遠い。
桃園団地の前に駅作れば良かったのに、と思う。駅の周りには何もないのだ。


別の日に、開発区から4つ目の駅「和平路」まで行く機会があった。
「和平路」という駅名も実はわかりにくい。駅のすぐ目の前が金州では有名な
「匯金市場」なのだから「匯金市場駅」とすべきなのだ。駅を出るとすぐ目の前
に市場がある。市場の中に入ると、いわゆる雑多な小売店がずらりと並んでい
て、何か買わずにはいられない衝動に駆られる。
寒かったので手袋を購入。
駅前でタクシーに乗り、取引先の工場へ向かった。軽軌ができてここは本当に便
利になった。


市内へ行く際は、軽軌だけで・・・と思うのだが、やはり「鴻[王韋]瀾山」は歩
くにはちと遠い。
そこで、金州←→開発区のマイクロバスに乗車し、十里崗で降りる。トステム駅か
ら軽軌に乗るという寸法だ。これならばトータルの交通費は変わらない。
だが、一つ大きな問題がある。
乗り換えの接続が悪いのだ。金州線は一時間に3本だけ。大連駅までの軽軌3号
線も昼間は一時間に3本だけ。タイミングが悪いと待ち時間だけで合計で
30〜40分のロスがある。
結局急ぐ時は、開発区駅までタクシー・・・ということになる。
早く昼間も大連駅までの直通列車に切り替わって欲しいものだ。

2009年1月6日火曜日

ウォークマン

明日は仕事で市内へ行くので、久しぶりにウォークマンを充電している。


軽軌の中では手持ちぶさたなのでウォークマンで音楽を聴くわけだが、バッテ
リー切れだと「がっかりだよ」(もう古いか・・・)なので、2台まとめて充電
を開始。
そういや、中の音楽もそろそろ飽きたから入れ替えよう、と思い立ち、デスク
トップPCにはウォークマン用の音楽転送プログラム「SonicStage」がインス
トールされてないことに気づく。


ウォークマンの場合、著作権保護のため(つーか利権団体の利権を守るため)専
用ソフト「SonicStage」が無ければ音楽の転送ができない。
さっそくSonyのホームページでSonicStageを探すこと5分。
目的のページを見つけた。
ファイルサイズは54MB。ダウンロードにまでこぎ着けるのにも容易ではなかった
が、ダウンロードもサイズがでかすぎて大変だ。


なんとかダウンロードも終了し、SonicStageをインストール。
インストールにやたら時間がかかるのは以前のバージョンでもおなじみ。
やっとインストールが完了し、SonicStageを起動。
なんかFlashみたいなバナー表示枠がうっとおしい。音楽配信サイト「mora」の
宣伝をしている。


最近ダウンロードしたMP3を一気に転送。
これで明日は大丈夫だろう。
さっきから息子がブログの書き込みを邪魔するので今日はもう寝ることにしよう。
ではまた。

2009年1月5日月曜日

日本のテレビやラジオを無料で視聴

KeyHoleTV & KeyHoleVideo
http://www.v2p.jp/video/


320x240の解像度、7コマ/秒ぐらいと、ビデオチャット並の画質だが、それでも
とりあえず観られるのは便利。

これ、自分でも放送できるみたいだね。
やり方次第ではプロモーションとかできそう。

Ironを使ってみた

と言っても、「アイロン」ではない。


「Chrome」の派生ソフトである「Iron」。
鳴り物入りで登場したGoogleのブラウザ「Chrome」だが、URL(検索)窓に入力
した単語がGoogleにすべて送信されるということで、使用者の趣味嗜好がすべて
わかってしまうらしい。
ほかにも、観ているホームページアドレスとかが収集されているに違いない。


こいつ「ネラー」だな、とか
Hなページばかり観てるな・・・
程度ならたいしたことはないが、政治思想的にアレなページを観ていると中国な
ら当然チェックに引っかかるわけで(中国Googleと中国政府は仲が良いので)、
もっとも、中国の場合、そもそもそういうページは観られないようにブロックさ
れてるけどね。


まぁ、そういうのは個人の問題としても、Chromeを使い込んでいくと、どうも
URL窓に文字入力している途中で動作が重たい気がするので、裏でこっそり情報
を送るなんて余計なことはせんで欲しいな、と思ったりする。
だが、Chromeはなぜかソースコードが公開されていて、それを元に、Googleへ勝
手に情報を送信しないChromeをドイツ人が作ってくれた。それが「Iron」である。


SRWare Iron
http://www.srware.net/software_srware_iron.php


さっそくインストールしてみた。
Chromeと見た目は全くと言っていいほど同じ。
動作も軽い。メニュー関係もすべて日本語で表示されている。
そもそもSleipnir→GreenBrowser→Chromeと乗り換えてきた理由は、動作が軽くて
ページの表示が速いからだった。
中国のようなあまり高速でないネット環境では、多少、個人の嗜好趣味情報が収
集されようとも、きびきびと動くChromeは圧倒的なアドバンテージを持っていた
と思う。
だが、更にその上を行くソフトを見つけた。
実にうれしいことだ。

2009年1月4日日曜日

Windowを毎回指定した大きさで開く技

Windowsの見た目をどんどん改造していくと一つの問題に突き当たることがある。


マイコンピュータなどを開くと、普通ならアイコンが2列以上で表示される。
ところが、うっかりアイコンやアイコン下のフォントを標準から変更してしまう
と、アイコンが一列だけで表示されてしまう。開いたWindowの右側にはそれなり
の空白があるのだが、マウスでWindow端の線をつまんで大きさを変えないと、ア
イコンは2列表示にならない。
で、そのマイコンピュータのWindowを閉じて、もう一度マイコンピュータを開く
と、また同じ一列表示になる。つまりWindowを閉じた時の大きさを記憶していな
いのである。


以前のWindowsでは閉じた時のWindowの大きさは記憶されていたように思う。
XPになってからは毎回同じ大きさで開くようになってしまったのではなかろうか。
こういう些細なことは使い勝手に強く影響し、精神衛生上よろしくない。
そこでGoogleで調べてみると、この閉じる際のWindowの大きさを記憶させられる
らしい。


Window を開く 位置・サイズを変更したい
http://fm-7.way-nifty.com/mahoroba/2007/10/window_d565.html


Ctrlキーを押しながらWindow右上の「×」をクリックしてWindowを閉じたら、
ちゃんと閉じた時の大きさを記憶してくれた。これは便利だ。


これはWindowsの基本的なテクニックなのだろうが、知らない方は多いのではな
かろうか。
たぶんCtrl+×しなくても、毎回閉じたWindowの位置と大きさを記憶しておく設定
があるはず。
でも、そこまでやらなくとも、というか毎回、きまった大きさで開いてもらった
ほうが都合が良いので、その設定はいじらないでおくつもり。


こうして自分用のWindowsはどんどん使いやすくなっていくのだ。

アイコン捜索

林檎使いの方ならおわかりだと思うが、Mac OS-Xに実装されている「Dock」みた
いなものを使っている。StarDockというプログラムだ。


マウスカーソルをタスクバー付近まで下げると、アプリケーションのメニューア
イコンがぶわっと持ち上がってくる、慣れると非常に便利なプログラムだ。
よく使うアプリケーションのショートカットをメニューに登録しておくと、ス
タートボタンを押して、「えーと、Photoshopはどこだっけ?」なんてことはし
なくて済む。
以前なら、デスクトップ上にショートカットを置いていたのだが、ショートカッ
トが増えすぎると結局目的のショートカットを捜索するハメになるので意味がない。
やはりMacには使い勝手をよく考慮したGUIツールが多い。


さて、DockもどきのStarDockだが、ショートカットを登録すると、最近のXPや
Vistaを考慮したアプリケーションならば高解像度のアイコン (256x256ドット)
が自動的に選択されメニューに登録される。だが古いアプリケーションなど高解
像度のアイコンが無いアプリケーションでは Windowsの標準的なアイコンサイズ
(48x48,32x32,24x24,16x16)がメニューに登録され、なにやらぼやけた
絵が表示される。これはStarDockでは表示されるアイコンは128x128あるいは
256x256で最適化されているためだ。
毎回メニューからアプリケーションを起動するので、ギザギザの目立つアイコン
ではなさけない感じがする。そこでアイコンを見つけよう!と決心した。


Google画像検索で「Icon」「アプリケーション名」にて検索すれば、結構出てくる。
Chrome、PhotoshopやIllustratorの高解像度アイコンも見つかった。
どうしても見つからないものはPhotoshopで自作した。高解像度であるが故に、
3Dっぽくデザインするのがポイント。ベースとなるイラストはフリー素材を利
用。そこへヘルベチカ系のしっかりした太文字を載せてエンボス陰付き加工をし
て完成。


そこまでこだわらないし・・・という方には無意味な記事だが、ちょっとしたと
ころにこだわる方ならわかってくれるよね?的な記事。

2009年1月2日金曜日

電子ブックというかMP4プレーヤー買いました

電子ブックを読もうと、ネットでいろいろ情報を集めて調べた結果、MP4プレー
ヤーを購入しました。


写真を載せようかなと思ったのですが、面倒なので割愛。
わざわざ日本の電子ブックプレーヤーを購入するほどの気力も財力も無いので、
写真を表示できるMP4プレーヤーに限定。
安いものは300元ぐらいからあります。
ただし、そういうのは画面のサイズは携帯電話程度。320x240ドットです。
さすがにそのサイズでちまちまと活字を読むのはなんだかな〜と思い、もう
ちょっと大きな画面を探します。


この上のクラスとなると、4インチぐらいで解像度は480x272ドット。
なんだろこの中途半端な解像度は?と思い、調べてみると、これはPSPの画面の
解像度と一緒なんですね。それならPSP買ったほうがまし。
で、この上の解像度となると、800x480ドット。
これならかなりの文字を表示できそう。
ただし、この解像度の画面を搭載したMP4プレーヤーは3機種だけ。
そのリストを紙に書いて開発区の電子城へ行ってきました。


結果、開発区の電子城には無し。
仕方ないので市内のオリンピック広場地下の電子城へ行きます。
「没有」「没有」「無いよう」と言われ続け、4件目の店で手応えあり。
3機種のうち2機種を持ってきました。
さっそく検証にかかります。


本命だった7インチの大型画面の機種。
さすがに本物は画面デカッ!
文庫本サイズよりも大きく、さすがにA4サイズまではいかないものの、B5ぐらい
はあります。
雑誌で言うと、「id」や「Look」よりは大きく、だいたい「ビプレ」や「散歩」
ぐらいかな・・・(大連にいる人にしかわからん例を・・・)。
結構、悩んだのですが、4GBのやつしか在庫無いのと(この機種はメモリ増設や
SDカード差し込みとかできないので)、画面表示が思ったよりキレイじゃなく
て、動作ももっさりしてたし、結局もう一つの4.3インチ画面(ちょっと小さい
けど)のやつにしました。


電子手帳あるいは持ち運び用の2.5インチハードディスク程度の大きさですが、
画面解像度は800x480ドットあります。内蔵メモリは8GB、 miniSDカードのス
ロットもあります。
何よりも表示がキレイだったのが決め手になりました。


まず肝心な電子ブック機能ですが、日本語テキストをそのままぶち込んでみたと
ころ、文字化けでNGです。これは想定の範囲。
試しに、文字コードを「GB2312」にして日本語を保存してみたら、ちゃんと表示
できました。
ただし、ひらがなカタカナは宗体(明朝体)になり、漢字は黒体(ゴシック体)
なので、かなりぎくしゃくした表示なります。もちろん縦書き表示にはなりません。
やはり当初の計画通り、テキスト→画像データに変換してやるほうが良さそうです。


テキストを画像データに変換するプログラムは下記のものを利用。


"PSP"で表示・閲覧できるようにテキストをJPEG画像へ変換「txt2jpg」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/01/14/txt2jpg.html


作者のページはinfoseekにあるので、中国からではどうしても表示できません。
proxyを経由するか、日本のお友達に頼んでダウンロードしてもらうなどの工夫
が必要です。
元々はPSPで使うためのプログラムらしいですが、画面解像度を設定し直せばい
ろいろな画面サイズの携帯電話やMP4プレーヤーに対応できます。


私はいろいろ試行錯誤した結果、画面の地の色は白ではなく薄めの茶色に、文字
フォントは本物の文庫本で使われているような細明朝体系で縦書き14ポイントの
サイズ、ルビを入れるので行間は広め、Jpegだと画面がにじむのでpng形式で画
像を出力させています。
できあがったページ画像は14ポイントの文字なので表示できる文字数は減ります
が、見た目文庫本の文字と同程度の大きさで読みやすいです。

肝心の電子ブックデータですが、今は青空文庫のシャーロック・ホームズを連読中。
ほかにも推理小説関係はいろいろ入手できるので、当分は大丈夫でしょう。
漫画も読めます。ただし、800x480ドットに画像データを縮小しないと正しく表
示されません。
その代わり、きちんと縮小された画像データは驚くほどキレイに表示されます。
コミックスの1ページがまるまる表示されます。
これなら出先の待ち時間も楽しく過ごせそうです。


唯一の欠点は、しおりが挟めないこと。
電子ブックモードでは、しおり機能があるのですが、明朝とゴシックの入り交じ
る見づらい表示なので使う気になれません。これは省エネモードで対応するしか
ありません。
現在は30秒で画面の表示を切るようにしています。
読んでいないときは画面を真っ暗にして消費電力を抑えるというやり方です。
あとは常に充電器(ACアダプター)を持ち歩くこと。
結局つけっぱなし運用なので、毎日充電が必要です。


で、MP4プレーヤーとしての動画再生機能ですが、こちらはハイビジョン画像
(1024x678)でも再生できます。デモ動画がそれでした。とんでもなくキレイ。
ネットで落としてきた動画も普通に再生できます。
日本のように高速なネット回線なら幸せになれること間違いなしです。
こちらでは、まぁ、DVDが手軽にゲットできますが、いちいちDVDから転送するの
が面倒。
そのまま転送したのでは、1枚しか入りませんから動画圧縮する必要があります。
一晩かけて動画圧縮して翌日観る?
やってられるかっ!です。


やはり普通に小説や漫画を観てるのが一番現実的です。

ディスプレイを購入

日本へ一時帰国した際、実家のデスクトップPCを一台持ってきました。


ついでにメカニカルタッチのキーボードとワイヤレスマウスも。
さすがにディスプレイだけはこっちで買うことにして、財務省(妻)の許可も得
たのでできるだけ高精細度のやつを電子城で物色。
店員や妻からは大きすぎるからやめとけと言われましたが、結局22インチ
(1680x1050ドット)のやつを購入。経験上、ディスプレイは一度買ったらなか
なか買い換えることはしないので、予算の許す限りできるだけハイスペックなも
のにしておくべきです。


22インチ液晶はさすがに大きいですが、それでも梱包された段ボール箱を見た
限りでは、ちょっと大きめのアタッシュケース程度。しかも重量は軽い・・・。
良い時代になったものです。


家に戻ってからは、妻と息子の注目を浴びながらセットアップ。
いざ、PCの電源を投入。
画面映りました。
16:9の横長画面なので、文字や写真が横長に引き伸ばされて表示されます。
これじゃみっともないのでデスクトップを右クリックして画面の設定をします。
ところが、スペック上可能なはずの1680x1050ドット表示に設定できないのです。


1600x900という設定はできます。19インチのディスプレイの最高画質設定です。
ですが、CRT型と違い、液晶ディスプレイの場合は解像度がマッチしないとにじ
んだ表示になり見づらくなります。1680x1050にできなければ22インチのディ
スプレイを買った意味がありません。


日本であれば、買った電気屋さんに駆け込むケースですが、ここは中国。私は外
人。自分でなんとかしなきゃいけません。
PCのマザーボードに搭載されているビデオチップはインテルの865系。当時は
まだ横長のディスプレイは主流ではなかったので、普通の4:3比率のディスプ
レイドライバが標準です。
そこで、チップセットの最新ドライバを捜してみます。


ありました。
さっそくインストールしてみます。
無事、1680x1050を設定できるようになりました。


ディスプレイが大型になったことで、DTPの効率が格段に上がりました。
1680x1050という解像度では、A4を2ページ見開き表示して、なおかつ両サイド
にデザインソフトのツールボックスを表示できます。 1280x1024でもA4を2ペー
ジ見開き表示できますが、ツールボックスは表示させるとページ自体に重なって
しまう難点がありました。
それを解消するためにマルチディスプレイ化して対応してる方も多かったと思い
ます。


初めての横長ディスプレイということで若干のトラブルはありましたが、無事ク
リアできました。
取引先の印刷工場やお客さまの事務所では、横長のディスプレイのセットアップ
がうまくいっていない文字や写真が横長に引き伸ばされた状態で使っています。
直してあげたいという気持ちはあるのですが、業務で使っているPCを良かれと
思ってドライバを更新しようとして失敗、ディスプレイに何も表示されなくな
り、セットアップを最初からやり直し、データのバックアップはどうする?業務
ができなくなった補償は?と最悪のケースを想像してしまい、どうしても言い出
せません。
PCのメンテナンスを仕事としている方を見かけますが、本当に大変だと思います。
私はあくまでも趣味にとどめておこうと思います。知識や技術があったとして
も、仕事用のPCなんて怖くて触れません。


おニューのディスプレイでさっそく映画を観ました。
やっぱ横長の画面で観る映画は良いです。
次はスピーカーをアップグレードしたいと思います。