http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080731-OYT8T00701.htm
やっぱりね、という感じ。
一度、商品を買って、その商品を店の外の自分の車に置いてきて、同じ商品を万
引きする奴もいるらしい。
買った時のレシートが残っているから、仮に店員や警備員に呼び止められても、
レシートを見せて、さっき買った商品だ、と言い逃れる。
なんとも手口が巧妙だ。
店側は警備員を増やして対応、人件費が増えて、結局、コンビニ袋を無料で付け
ていた時の方が儲けが多かったんじゃなかろうか。
「環境にやさしい」「エコロジー」などという利権屋の詭弁に従った結果がコレ
である。
コンビニ袋だって、確か放っておいても生分解する環境にやさしい素材を使って
いたんじゃなかったっけ?
一方の中国はどうかというと、先日から日本と同じようにコンビニ袋はいっせい
に有料になった。小売店で提供するコンビニ袋は無料で提供してはならない、と
いう法律だ。
もちろん主婦たちはマイバッグをさっそく利用している。
で、マイバッグを使った万引きが社会問題になっているかというと、そんなこと
は無い。
例えば、開発区の大型スーパーでは、入場前のセキュリティチェックで他店や当
店で購入済みの商品を持った客は、すべて備え付けの無料ロッカーに預けるよう
強制される。預けない客は入場できない仕組みだ。
持ち込めるのは小さなカバン類一つだけ。手提げ袋などはダメである。
もちろん店内の万引きされやすい小さな商品には、すべてセキュリティのタグ
(センサー)が付いている。タグの付けられない商品の売り場には、十分な数の
スタッフがいて、客の後ろにぴったり付いて見張っている。
人件費の安い中国では、このような人海戦術が可能だ。
なによりも、中国は「他人を信用しない」という文化の国だ。というか人を信用
し過ぎる日本が世界的に見ても特殊なのだろう。
他人を信用しない、という前提に立てば、おのずとセキュリティでしっかり対策
をするのが当然だ。
私もいつのまにか、古き良き時代の日本を知っている年寄りになってしまった。
いまさら昔に戻れないことは十分に理解している。
それならば、できることをやるしかないだろう。
日本はもはや昔の日本ではない。哀しいことだが「他人は信用できない」という
前提の下で、セキュリティをより強化するしかないのではなかろうか。
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