2008年1月31日木曜日

QQ開通

妻の叔父(妻のお父さんの弟)が自分の娘にパソコンを買ってあげたらしい。
総額5000元。吉林の農村なら自動車を買うのと同じぐらいの感覚である。


さっそく「QQしよう!」とQQの番号を電話で知らせてきた。
妻が「QQできるようにして!」と催促してくる。
以前、日本に居た頃はQQを使っていた。
あ、ちなみにQQとはメッセンジャー系のソフトである。
YahooメッセンジャーやMSNメッセンジャー、Skypeなどを想像してもらうといい。


日本語環境でQQを使う時は文字化けという障害がある。
それで日本ではわざわざ中国語環境のパソコンを一台用意していた。
あの当時は一人で4台ものデスクトップパソコンを持っていたからできた技だ。
現在はノートパソコンを3台持っているが、それぞれ設置場所が異なる。
いずれも仕事で使っているため、どれか一台を中国語環境に切り替えて使うとい
うのは出来ない相談だ。
そこで、Virtual PCという仮想コンピュータを作り出すソフトを利用することに
した。
二日間かけて中国語のWindows98環境をセットアップしたのだが・・・、ディス
プレイドライバがうまくセットアップできずにいて、640×480ドットしかも16色
という情けない環境のままである。
これではQQなぞできない。


仕方がないのでMicrosoft Applocaleという言語置き換えプログラムを利用する
ことにした。
これによってメニューとかの文字化けはある程度解消されるのだが、完全ではな
い。どうしても文字化けは残る。
それでも素のままプログラムを動かすよりはましということで、なんとかQQを使
えるようになった。


妻がさっそく始めたのは音声チャットである。
相手の声は実に明瞭。
最近の音声圧縮技術はたいしたものだ。
そのうちに従姉妹がカメラでライブ映像を送ってきた。
従姉妹は妻をもっと若くした感じで、一年前は幼い感じだったが、カメラの前に
はもう一人前の女性がいた。
女の子の成長は本当に早い。


妻がこっちからも映像を送りたいと言い出す。
それにはカメラを買わないと・・・、と言うとあっさり購入の許可が出た。
で、さっそく電子城で買ってきた。
Logitechの130万画素。目玉の形をしたヤツ。80元。
付属のCD-ROMからソフトをインストールして(Logitechなのでもちろん日本語表
示)、QQをスタート。
こちらからも画像を送れるようになった。


妻は長いこと従姉妹と会話していた。
夕方になって妻のお母さんとお父さんが従姉妹の家へやってきた。
親子でテレビ電話が始まる。
映像チャットの良いところは、リアルタイムで相手の表情を確認できることだ。
お母さんお父さんは孫の顔を見られるし、妻はお母さんお父さんが変わりないこ
とを見て安心できる。
電話だと電話代を気にしてあまり長時間話せないが、映像チャットならネットの
定額料金以外に費用はかからない。
安心して長話ができる。
なので妻は30分ぐらいお母さんと話をしていた。


育児で疲れている妻の良い気分転換ができたと思う。
久しぶりに良い買い物をした。

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