2008年1月10日木曜日

ただ今帰省中

妻と息子は吉林へ帰省中である。
いつもは賑やかな家庭から一変して物静かなってしまった。


夕方、仕事先で妻から電話。
親戚のおじさん・おばさんが立て続けにウチの息子を見にやってくる。
なにしろ親戚一同、同じ村に住んでいるのだ。娯楽の少ない農村では自分らの家
族の事、しかも半分外国人の子供、とくれば見に行かないわけがない。
私は昨年、結婚手続きの関係で妻の実家に行った際、同じ親戚の挨拶攻撃を受け
ている。
今回、子供が生まれてから二回目の見学のはずだが、親戚の皆さんは口を揃えて
「お父さんに本当そっくし」と息子のことを言う。まぁ、親子だから似てると言
われて悪い気はしないのだが、男の子は普通お母さんに似るものだろうに。


私自身、よく似てるなぁと思うことがある。
例えば、排便の時、右斜め前に体を倒すクセ。
まったく一緒である。
お腹が弱い。すぐ下痢をする。
まったく一緒である。


音に対して敏感。
これも一緒であるが、今回の里帰りで、この問題がクローズアップされた。
中国人は一般的に会話時、声が大きい。
まるでケンカをしているかのように話す。
息子を見学しに来る親戚の人たちが皆声が大きいので、息子は泣き出してしまっ
た。
私も小さい頃そうだった。
父の兄(叔父)が声が大きい人で、私は大の苦手だった。
いつもビクビクしていたことを覚えている。


息子が音に対して敏感であることがわかった以上、3歳からピアノを習わせよう
と思っている。
将来は音楽家?というわけではないが、音楽をやるには小さい頃から訓練が必要
だ。私は20歳を過ぎてからミュージシャンを一時期目指したことがある。が、自
分の演奏技術の限界を感じて挫折。結局コンピュータを利用するDTMの道を選ん
だ。
話すと同じように自由にキーボードで文字が打てる(まぁ、それに近い)ところ
まではできるようになった。
でも、頭の中で鳴り響いているメロディやアンサンブルをすぐその場で演奏して
みせる、ということはとうとう無理だった。息子にはぜひ思いついた音楽をすぐ
演奏できるくらいの表現力は身につけさせたい。本人は嫌がるかも知れないが、
将来、彼が音楽を作りたいと思ったとき、私と同じ挫折感を味合わせたくないの
だ。
音楽以外にもレコーディング技術は教えたいと思う。
冗談ではなく「秘伝の技術」みたいなものがあって、これは息子だけに教えたい
と思っている。
それには耳が良いことが絶対の条件だ。あとは感性。


妻から親戚の皆さんには息子の前であまり大きな声で話さないようにお願いして
もらった。
今夜から隣の義兄の部屋で寝泊まりするそうだ。いわゆる隔離というやつである
(笑)。
まぁ、徐々に慣れていくだろうが、大きい音はできるだけ避けたい。
って、春節の花火はどうすんだろ・・・

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