もちろん乗り合いタクシーを使う。
やはり便利だ。
子供が生まれてからは、なまじ日本で使っていたためにマイカーの必要性を痛切
に感じるが、郊外のショッピングセンターならいざ知らず、市街地のど真ん中で
ある大商みたいな場所へ行く場合は、マイカーをどこに駐車するのか?という問
題がつきまとう。
たくさんの買い物をしたとき、マイカーならたくさん積めて便利、という意見も
あるだろうが、タクシーだってトランクにたくさん荷物を積めるし、アパートの
下に車を停めて荷物を部屋まで持っていくという点ではマイカーだろうがタク
シーだろうが条件は同じである。
日本のように一戸建ての我が家の車庫へ停める、あるいは、マンションの地下の
駐車場に止めて、マイカーからおもむろにカートを出して、エレベータまで荷物
を運ぶ、といったようなハイソな環境でもない限りマイカーのメリットは享受し
にくい。
マイカーがあったら便利だと思うのは春節の帰省時だ。
列車の切符は取るのが大変で、仮に取れたとしても狭い寝台で半日我慢しなけれ
ばならない。
子供が泣き出したらどうしたもんだろう。
バスは論外。
飛行機は速いけど航空券は安くない。
マイカーなら妻の実家まで8時間ぐらいである。
8時間の運転というのは日本に居たときも実家までの帰省でやった経験が何度も
ある。
途中でしっかり休憩すればできない話じゃない。長距離バスの運転手だってでき
てることじゃないか。
しかし、実家への帰省のためだけにマイカー購入というのは無理。
日常的にニーズがないと。あるいは部屋を購入したあとでお金が余っている状態
でもないと・・・。
年収の30%ぐらいが適正な購入価格らしい。とすると車種は極めて限定されて
くる・・・。
(買うつもりでいるし・・・)
話を戻そう。
大商で買ったのは金の腕輪。
縁起物、というか結婚する女性にプレゼントするものらしい。妻が自分の古い金
のネックレスを下取りに出して、若干の差額を払って購入した。本当は子供の腕
輪も購入したかったのだが、高いので今日は見送り。買うのは次回かな。
目的その2はカメラバッグ。
母親からカメラをプレゼントされて大喜びしたのはいいが、以前のバッグでは手
狭になってしまった。
キャノンのカメラを使ってるのにバッグはニコンなのも「なんだかなー」だった
のでキャノンバッグを買うのが目的。
大商の貴金属売り場のすぐ近くにデジカメショップがあって、そこでバッグを見
せてもらった。
一眼レフカメラ2台とハンディカム1台を同時に収納できるバッグは無いとのこ
と。バラバラに3つ買うことになる。3つで500元。即座に妻が却下。
友好広場近くのキャノンショップへ移動。
ここは大連でも有名な(というか唯一の)キャノンショップ。お店の2Fに行く
とバッグや三脚が並んでいる。
以前三脚を買うのに電子城めぐりをして苦労したが、初めからここへ来ればよか
った。
カウンターのおじさんにカメラ3台を見せて、これを全部収納できるバッグを探
してもらう。
2台までは同時に収納できるバッグはあるのだが、3台一緒にとなるとなかなか
見つからない。
するとおじさん『Canon』とロゴの入ったリュックサックを出してきて、「これ
でもいいか?」と訊ねる。
「看一下」実際にカメラを収納してみる。
おー、入ったじゃん。
価格は160元。さっきのざっと3分の1だ。
妻が横から一言。「ハンディカムが入る小さいバッグも欲しい」
ハンディカムだけでも持ち歩きたいこともあるから妻の言い分もごもっとも。
棚から小さなバッグが出てきた。
ハンディカムがすっぽりと入る。良い感じだ。
値段は80元。
ここからは妻の出番だ。
一緒に二つ買うから安くして、と交渉。
二つで200元ということで話がついた。
これで撮影の仕事の際の準備は完璧だ。
一眼レフ2台とハンディカムを持ち歩くのは日本のカメラマンなら普通(あるい
は機材としては少ない)かも知れないが、大連でそういうことやっている人はそ
うそう居ないだろう。別に機材の数で仕事の出来が大きく変わるわけでもないが、
仕事というのは失敗できないわけで、予備の機材があるというのは安心感につな
がる。
先月、デジカメが一台壊れた時は本当に苦労させられた。
失敗から学ぶのが人間だ。転ばぬ先の杖。
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