2011年9月7日水曜日

良い意味で中国人化してきた自覚

大連の人は優しすぎるな、と思う今日この頃。


どうしてかって?
日本人から頼まれると面倒みてくれるじゃない。
日本人ケチだからね。貴方が面倒を看てくれたことに対して対価払わないよ。


中国滞在が長くなると、そういう面倒事からは距離を置くようになります。
なぜならば、日本人に関わっていると、自分の時間を消費してもお金にならない
ことが多いから。
日本人にとって「サービスは無料」。これが常識。
だからダメなんだよね。
人にものを頼むということはコストが発生するんです。


じゃあカネさえ払えばやってくれるんだよね?いくら?
って「カネ払うから、やれよ」という態度もダメだね。
そういう人はケチなんで価格交渉してくる。終わった後に文句を言う。
こっちも気分悪い。お金貰っても割りに合わない。
だから、見積もりは厳しい金額を提示する。高すぎると断わられても仕方ない。
後からいろいろ追加要求があるだろう、ということで、リスク管理というやつだ。
そういう場合は前金制。完了時の支払いだとほぼ確実に損するので。
本当にヤバイと思う時は、最初から断ることにしている。
無理に引き受けてもお互い嫌な思いするだけだし。


中国人相手の商売のほうが、まだ楽。自分でコントロールできるからね。
本当、日本人は難しいよ。今、中国では一番嫌われているんじゃないかな。
要求は厳しくて、支払いもケチ。それが日本人とのビジネスの印象。


でも、日本の会社は中国のルールを守るので、中国人たちは日系メーカーで働き
たがるんだよね。
給料は普通なのにさ。日本人は真面目だ、と思っているわけだ。
嬉しいことだけど、いつまでもそれが続くとは思えない。
日本を出て、中国へ来てみて、やっぱり日本人って甘いな、と思う。
大連で自分のこと自分で面倒看られる日本人ってどれだけいるだろうね?


私も偉そうなこと言えるほどの立場じゃないんだけどさ。
でも、もっとしっかりしなきゃ、と思うわけだね。

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