昼食は辛い面が食べたいなと思い、食堂っぽい店へ行く。
服務員に辛い面があるかどうか尋ねると、勧められたのが「罐罐面」。
中国語だと「ぐぁんぐぁんみぇん」、日本語なら「カンカンメン」。
普段よく食べている辛い面は「麻辣面」や「担担面」なのだが、「罐罐面」は食
べたことがない。
チャレンジャーな私としては食べないわけには行くまい。
やって来たのは茶色い花瓶みたいな容器。蓋があったら壺だな。
中をのぞき込むと真っ赤なスープに青梗菜が浮かんでいる。
中国人の部下曰く「四川料理」らしい。
箸で面を探す。
水団みたいな小麦粉の固まりをつかんだ。
いわゆる刀削面というやつ。
ほおばってみると、適度に辛いスープの味がからみ付いている。
うむ、これは美味しい。
再び壺の中に箸を突っ込んで刀削面を探す。
はっきり言って壺という形は面倒くさい。
なんでいちいち具を探さにゃいかんのだ。
ただ、慣れてくると具を探すのが楽しくなってくる。
れんげですくうスープも美味しい。
本場四川ならもっと辛いのだろうが、大連では辛さを抑えてある。
普通のどんぶりラーメンであれば、すぐ食べ終わってしまうところだが、壺と刀
削面のおかげで、実にゆっくりしたペースでやっと食べ終えた。
お代は7元。
この手の凝ったラーメンは10元以上するのが普通だから、とても安く感じる。
場所は保税区西門を見て、手前左側のお店の並び。7番のバスが右折して遠回り
する交差点の左向こうのビルの一階である。
店のガラスに「罐罐面」と文字が書いてあるのでそれとわかるはず。
ラーメン好きな方はぜひ一度お試しを。
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