2008年6月9日月曜日

秋葉原の通り魔事件で思った事

痛ましい事件が起きた。
おそらく今日明日のニュース・ワイドショーではこの事件のことで持ちきりにな
るだろう。


犯人は派遣会社の仕事をしていて「世の中が嫌になった」と自供しているそうだ。


私は派遣の仕事は無経験だが、過去に無職の経験がある。
最初に就職した企業を7年目に飛び出してから、転職先の初めての不慣れな営業
の仕事で挫折し1ヶ月で退職、その後は完全に無職になってしまった。
仕事をしていないと不安になる。結局失業保険をもらいながら一年間過ごした。
人生、一度落ちるところまで落ちると、なかなかはい上がることができないこと
を、この時経験した。
当時、私には支えてくれる女性がいた。彼女のおかげで自暴自棄にならずに済ん
だ。


犯人は精神的に追い込まれて、自暴自棄になったのかも知れない。
「世の中が嫌になった」のなら、自ら命を絶つという選択を採るのが普通だろう。
だが、どうせ死ぬのなら何か大きな事をしでかして死んでやろう、そう思ったの
ではないだろうか。


今の日本には精神的に追い込まれている人がたくさんいる。
第二第三の通り魔がいつ起きてもおかしくない状態だ。
少なくとも真面目に働いている人間が安心して生活できる、将来に希望が持てる、
そういう社会を作らなければならないだろう。
私は日本での自分の将来に希望が持てなくなっていたが、幸いにも中国に希望を
見いだすことができた。結婚もして子供もできた。本当に運が良かったと思う。


希望を持てない社会はダメだ。
どうしたら日本の社会は良くなるのだろうか・・・

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