2008年7月14日月曜日

私も広場デビュー?

昨日の日曜日の朝、部屋を掃除するので、子供を連れて下を散歩してきて、と言
われた。


我が家のマンションの下には広場があって、道路側に丸くて大きな噴水がある。
セキュリティーゲートの前まで、照明代わりのポール(柱)がずらっと並んでい
て、なにやらローマ宮殿の遺跡みたいな雰囲気。
そのポールとポールの間にベンチがあって、住民はそこへ腰掛けながら目の届く
範囲で子供を遊ばせるのが日課だ。


空いたベンチに腰掛け、息子を適当にあやしていると、知らないおじさんが小さ
な娘を連れてベンチに腰掛けてきた。
さっそくいろいろと話しかけられる。


<男>韓国人か?
<男>どこで働いている?
<男>どんな仕事だ?
<男>給料はいくら?


こんな感じに質問攻めである。
はっきり言ってうざい。
妻が広場デビューしているのは知っていたので、「オレにかまうな!ほっといて
くれ!」とは言えない。
あの日本人は人付き合いが悪い、などと変な噂がたって妻が仲間はずれにされた
ら困る。


息子がおしっこをしたのを機会に、部屋へ戻ることにする。
エレベータが降りてきたら妻が乗っていた。
再び外へ。
何やら別棟へ連れて行かれる。友達の家へ行くのだろう。


案内されたのは健康食品販売をやっている主婦の家。
我が家より広い80平米の部屋。
窓から軽軌と山の景色が見える。
オシャレな部屋のテレビの横に、何故かそぐわないものが置いてある。


顕微鏡だ。


なんだろうと不思議に思っていると、何やら妻の血液を検査することになった。
右手の小指を出す。
アルコールを含ませた綿棒で念入りに消毒。
カートリッジ式の針を取り付けたペンのような器具を小指に当ててボタンを押す
と「パチン」と音がして指先に小さな穴が空く。小指を少々つまむと玉粒のよう
な血が出てくる。ガラス板を指に押しつけて血液サンプルを取る。
それを顕微鏡にかけて見る。
顕微鏡にはカメラが内蔵されていて、映像を隣のテレビに映し出す。


赤血球の粒が見事に映し出された。
「粘」とか言っている。粘り気が強いということらしいが、いわゆる「血液ドロ
ドロ商法」だろうか?
水分をもっと採ったほうがいいとか言っているな。
まぁ、その後に続くのは健康食品のセールスなのだろう。
血液検査をやるという点で説得力が増す。なるほど。ちょっと感心した。


ついでに私も血液検査してもらった。
これと言って大きな異常はないらしい。
妻が子供のための健康食品を予約してあったので、それを受け取ってから帰宅。


外は暑かった。
なんだか気疲れしたので昼寝をする。
まだ午前10時だった。
なんだか長い日曜日を過ごすことになりそうだった。

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