2008年7月8日火曜日

大連のガソリンスタンドにトラック長蛇の列

朝の8時ぐらいに開発区へ行くためにタクシーに乗る。


丹大高速道路のあたりからものすごい渋滞に出くわす。
誰もが先を急ぐ。金州と開発区を結ぶマイクロバスは歩道をぐんぐん走っていく。
いつもなら一瞬で走り抜ける距離を10分ぐらいかかって十里崗にたどり着く
と・・・


トラック長蛇の列・・・
彼らの目指すところは十里崗交差点角の中国石油ガソリンスタンド。
給油のために列を作っているのだ。


聞くところによれば、柴油(軽油)が不足しており、トラックの大きさによって
最大でも一台につき200元分までしか給油できないという給油制限があるらしい。
柴油の現在の相場が1リットルだいたい6元として、200元だと約33リットル。大
型トラックの燃料タンクの容量が300リットルとして、10分の1しか給油できな
い計算です。


これじゃあ行列を作るわけだ・・・


行列のせいで道路は大渋滞。
ちなみに金州と開発区を結ぶ道路は片側3〜4車線もある広い道路です。
それが渋滞するのだから本当に大変。


なぜ柴油不足になっているかというと、中国はアジア地域では最も軽油が安いそ
うです。軽油というのは実は航空燃料と同じで、日本などにやってくる旅客機は
中国に立ち寄って給油していくのだとか。
中国は国策で航空燃料(軽油)を優先的に売って外貨を稼いでいるので、民間向
けの柴油が不足している、という次第。


家の近所にも一軒ガソリンスタンドがあるのですが、そこでは柴油は売ってませ
ん。ガソリンだけです。
こんな状態では、国内流通に無茶苦茶悪影響があると思うのですが、大丈夫なん
かな・・・。

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