中国各地のテレビ局で選抜された人たちが集まった歌謡コンテストである。
持ち歌(というか得意な歌)を一曲歌った後、パネルで選んだ番号のテストを受
ける。
ビデオが流れて、これは誰の何という曲か?なんていう質問に答えるというやつ。
選りすぐりの人たちだけあって歌は半端でなく上手い。
放送期間も一ヶ月ぐらいあって、CCTVも総力を挙げて番組を制作しているのがわ
かる。
ただ、一つだけ大きな違和感というか、頼むからもうちょっとなんとかならない
のか?と思うことがある。
番組のテーマ曲がなぜか「荒野の七人」のサントラなのだ。
「荒野の七人」は4,50代以上の世代の日本人男性なら皆知っているハズ。
60年代の古い西部劇だ。
黒沢監督の「七人の侍」にインスパイアされて制作されたらしい。
この映画のテーマ曲はマルボロ(タバコ)のCMに使われたことでも有名。
西部の荒野の中を馬が疾走して、カウボーイがマルボロを吹かす、たしかそんな
内容だったと思う。
CMは映画の世界の延長だったから違和感無かったが、歌謡コンテストのテーマ曲
というのは違和感ありまくりだ。
それもことある毎に流れる。いわゆるジングル的な使い方だ。
「荒野の七人」のテーマ曲が流れる度に、私の頭の中では「マルボロ」という言
葉がリフレインする。
こりゃ、マルボロの良い宣伝になるなぁ・・・。
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