珍しく時間があったので(暇とも言う)、一度現地の加工工場を見ておこうとい
うことになった。
いつもは部下が一人で行っている場所。
開発区の工場で材料をトラックへ積み込み、出発。
高速道路に乗って、助手席からぼーっと外の風景をながめている。
他に走っている車も少なく、トラックは80km/hぐらいでのんびりと走る。
30分ぐらいで高速を降りる。
んー?瓦房店まではまだ距離があるはずなんだが・・・
たぶん倹約というやつだ。
全線高速道路走っていたのではお金が余計にかかるのだろう。
大連は一般道も結構ちゃんと整備されていて、片側二車線はある。
トラックは70km/hぐらいで走っているのだが、その脇を乗用車がビュンビュンと
追い抜いていく。
朝早く出発したので、さすがに眠くなってきた。
運転手には申し訳ないが、一眠りさせてもらうことにした。
道路はたまに段差があるので、トラックがよく揺れる。
揺れるとおしりが前の方にずれて、座席から滑り落ちそうになる。
だからあまりよく眠れなかったのだが、それでも気がついたら普蘭店まで来てい
た。
瓦房店まではあともう少しである。
瓦房店に到着。
街の中心街を走る。
高層ビルこそ無いが、結構発展しているな、というのが第一印象。
日本ならどこぞの温泉街という感じ。
もうそろそろだろう、と思いきや、加工工場はもっと先らしい。
街を出ると、山ばかりの一気に寂しい風景になる。
大連と瀋陽を結ぶ鉄道沿いに走る。
途中、真っ白な新幹線が走ってきた。JRが技術協力した例の新幹線車両である。
ん?北京とか上海あたりだけしか走ってなかったハズだが・・・。
大連に向かって走っていったのだが、何かイベントでもあるのだろうか?
大連←→ハルビンの新幹線は長春で着工が始まったばかりだから、まだ関係なさ
そうなものだが・・・。
瓦房店の中心街を出て30分ぐらいで目的地の加工工場に着いた。
朝の8時半に出発してお昼前に到着。3時間強。
周りは山に囲まれた農村地帯であった。
市内から高速バスで高速道路に乗れば1時間ぐらいで瓦房店に到着するのだが、
一般道ではなかなかそうもいかない。
材料を降ろして、食事をして、出来上がった商品を積み込んで、出発。
2時間も滞在してない。
帰りはひたすら寝ようとしたのだが、なかなか寝付けない。
しかたなく外の景色を眺める。
大連市といっても、日本で言うなら「県」である。
都市部を一歩出ればまわりは農村地帯。
行き交う車はトラクターが多い。
そういえば、トラクターのエンジンを積んだ出来合いのトラックを多く目撃した。
なぜ出来合いかというと、エンジンルームが見える、というかエンジンが剥き出
しで積んであるだけなのだ。
ナンバープレートも付けておらず、本当に公道を走って良いのか?という疑問が
残る。
途中、何度も石造りの高架橋のような建造物を目撃した。
ローマ式の水道橋である。
たぶん畑のための灌漑設備なのだろう。
どうしてローマ式なのかは知らない。
なかなか幻想的な風景だ。
移動する車から写真を撮ったら、あまり良い感じに撮れなかった。
今度、機会があったらちゃんと撮影したいと思う。
3時間かけて開発区に戻ってきた。
さすがにトラックに6時間乗るのはきつかった。
肩こりで頭痛がする。
すぐマッサージ店に行ったのは言うまでもない。
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