列車で夕方に出発して12時間かけて大連まで来るのですが、普通席で乗ってくる
とのこと。
ゴールデンウィークの関係で寝台券が取れなかったそうです。
前から来ることは決まっていたのに、もっと早く切符を買っておけばと妻に言っ
たのですが・・・。
新しい部屋でゆっくり休んでいただければと思います。
そんなわけで、明日は4時起きです。
私一人で迎えに行きます。
中国・大連の開発区に住む筆者が中国での生活を紹介。 中国の日常は、日本での非・日常。だから面白い。
列車で夕方に出発して12時間かけて大連まで来るのですが、普通席で乗ってくる
とのこと。
ゴールデンウィークの関係で寝台券が取れなかったそうです。
前から来ることは決まっていたのに、もっと早く切符を買っておけばと妻に言っ
たのですが・・・。
新しい部屋でゆっくり休んでいただければと思います。
そんなわけで、明日は4時起きです。
私一人で迎えに行きます。
取引先の工場から送られてきた見積もりのファイルだというが、WordでもExcel
でも開けないらしい。
無理矢理秀丸で開いてみたが、確かにWordでもExcelのファイルでもない。
仕方がないのでネットで調べてみた。
http://it.nikkei.co.jp/pc/column/owc.aspx?n=MMIT2o000018042008&cp=2
どうやらキングソフトのオフィス2007(Microsoft Officeの互換ソフト)の中の
「Spreadsheets」というアプリケーションで作成されたファイルらしい。
「Spreadsheets」はいわゆる「Excel」の互換ソフトである。
「Excel」と言えば、始めて出会ったのは15年ぐらい前。
同じ部署の上司に「Macな人」がいて、その人がMacintosh PlusでExcelを使って
いるのを見て感動した覚えがある。
マウスひとつでセル幅を変更したり、文字を大きくしたり、フォントを変更した
りと、なんてオシャレなソフトなんだろうと思ったものだ。
今でこそ当たり前の機能だが、当時の私がメインで使っていた表計算ソフトは
「Lotus 1-2-3」と「Multiplan」。いわゆるMS-DOSの世界だ。
当時の所属部署では、「Multiplan」の関数を駆使して、いかにスマートな予算
書を作るかがトレンドだった。
「Macな先輩」にすっかり感化されて、当時まだ出たばかりだったWindows3.0を
導入してもらった。もちろんPCも買い換えてもらった。バブルな時代だったと思
う。
それでも、当時のPCにはExcelは荷が重すぎた。いや、Windows自体、荷が重すぎ
た。
Macでは快適に動くExcel。しかし、Windowsではもっさりとした動き。
Excelで苦労して作ったクールなデザインの予算書は「見づらい」と評判が悪か
った(苦笑)。
結局、予算書は相変わらずMultiplanだった。
男たちは、泣いた・・・(何故かプロジェクトX風)
話を戻そう。
拡張子「.et」のファイルはキングソフトの「Spreadssheets」というアプリケー
ションで作られたものだった。キングソフトのホームページを見ると、オフィス
2007のお試し版を無料でダウンロードできた。
そこで、さっそくダウンロードし、インストールしてみた。
「.et」のファイルのアイコンが変化した。
さっそくファイルをダブルクリックして開く。
なにやら、表が表示されているが・・・(シャレではない)
文字化けしている。
判読不能。
キングソフトというのは正式名称を「金山軟件有限公司」といい、中国の有名な
ソフトメーカーである。
取引先は、当然中国語でファイルを作成しているわけで、オフィス2007の
「Spreadssheets」は中国のソフトハウスが開発した商品である。でも中国語版
で作られたファイルは日本語版では文字化けする・・・。自社ソフトでも言語に
よる互換性がない、ということである。
MicrosoftのExcelはこの点はさすがにしっかりしている。
Wordもしかりだ。
中国人デザイナーと文字原稿のやりとりをする場合、私はWordを使っている。
日本語だろうが中国語だろうが、両者が混在していても、ちゃんと表示される。
その感覚に慣れていただけに、キングソフトの文字化けは残念な結果だった。
おそらくExcel型式の「.xls」で保存してくれたなら、ちゃんと文字は表示され
たかも知れない。
結局、原始的な文明の利器を使った。
ファックスである。
せっかくE-mailができても、業界標準のファイル形式でなければ何の意味もない、
という事例である。
やかましいクラクションと、これまたやかましい「金州!金州!」という呼び子
(乗務員)の声。
料金は、開発区新瑪特→金州新瑪特が3元。
私の知る限りでは二種類のコースがある。
一つは開発区新瑪特から真っ直ぐ金州に向かうコース。
左手に安盛デパートを見ながら真っ直ぐ進み、軽軌の下をくぐり、ひたすら直進。
突き当たりを右に曲がり、左手にキャノンの工場を見ながら、建設中の金州軽軌
手前の交差点で左折。あとは軽軌沿いに金州まで一本道である。
第二のコースは開発区医院の前を通り東芝の工場の前を経由して、工業区へ抜け
る。マブチモーターの工場の手前を左折。まっすぐ行った突き当たりを右折すれ
ば、左手にキャノンの工場を見る先ほどの道を走る。あとは一つめのコースと一
緒。
特に第二のコースは開発区の8路線のバスが通らないルートであり、工業区から
開発区医院に行きたいときに非常に便利である。なお、開発区内の移動であれば
1元。ルート上であれば停留所が無い場所でも乗り降りが可能であり、非常に便
利なバスである。
できるだけ多くの乗客を乗せるため、座席間隔は極めて狭い。エンジンの真上に
もシートをひいて座れるようにしてある。最近当局からの指導があったのか、必
ず空いている座席に座るよう乗務員に注意される。
普通の大型バスであれば、降りる停留所が近づいたら降り口に立っていれば、停
留所に停まってくれる。しかしマイクロバスはそうはいかない。
たいてい乗務員が「○○(地名)、有没有下車?」と言うので、その地名が自分
の降りたい場所なら、すかさず「有!」と言わなければならない。でないとバス
は停まらずにそのまま行ってしまう。
乗務員が訊いてくれない場合もあるので、停留所が近づいたら、「○○(地名)、
我下車!」と宣言する必要がある。中国語会話能力が試される瞬間である。
建設中の軽軌はなぜか金州駅には行かない。金州の工業地帯を通ることから完全
に工場労働者の通勤用という感じである。金州の繁華街に行くにはバスへ乗り換
える必要があるのだ。
なので、軽軌が開通してもマイクロバスは健在だろう。軽軌の駅までは1ブロッ
ク歩く必要があるが、マイクロバスならば、マンションの目の前でも停まって乗
せてくれるのだから絶対バスのほうが便利である。
そんなわけで毎日のバス通勤を楽しんでいる次第である。
もよりの派出所(日本なら普通の警察署)に行くわけだが、私たちは大家さんの
車で金紡という場所へ行った。
金紡は金州駅近くの街で、大きな市場と団地がある。
派出所はその一角にあるのだが、思ったよりも小さくこじんまりとした感じであ
る。
中に入ると各警察官の顔写真が並んでいる。数えてみると20名ほど。これだけし
かいないのだろうか?
大家さんの友達の警察官に頼んで手続きをしてもらう。が、彼が担当というわけ
ではないらしい。なんとなく赤井英和に似ている別の警察官がやってきて、手続
きを始める。
北京オリンピックを前に外国人の居留に関するチェックは非常に厳しくなってい
る。
パスポートもしっかり調べられる。
入国日のスタンプや、ビザなど細かくチェックされた。
私は例によってあまり中国語が話せない外国人のフリをした。余計なことを言う
と後で面倒だから。
妻がほとんど対応。最後に書類へサインをして完了。
だいたい30分ぐらい。
警察署や病院という場所は苦手だ。
あまり長居したくない。
そういえば最近、マルチビザも発給が停止されたらしい。
オリンピックのせいで面倒くさいったらありゃしない。
さっさと始めて、さっさと終わらせて欲しいものだ。
金州といっても極めて開発区寄り。
たぶん6月に開通するであろう新しい軽軌では開発区から二つめの駅で降りる。
「桃園」という場所。
エロゲで登場しそうな地名だが、まぁわかりやすくていいや。
高層マンションは全部で4棟あって、私たちの部屋は道路側に面した建物の一つ
にある。
一つの建物には4つの単元(区画)がある。当然入口も4つあり、エレベータも
各単元に一基ずつ合計四基ある。
各入口は電子ロックのセキュリティで、カードキーでドアを開閉する。外来者は
部屋番号を入力し、カメラ付きのインターフォンで確認された後、ドアを開けて
もらうしくみ。
私たちの住む部屋は14階で、そのフロアには3世帯の部屋がある。
しかし、他の部屋は内装工事中で、住んでいるのは私たちだけである。
昼間は工事の音が多少やかましいが、夜は静かなもの。
窓辺から見る夜景はそれなりにキレイで、夜景を見ながらお茶していると「やっ
たるでぇ!」というちょっとした向上心(やる気)が生まれてくる、そんな場所
である。
住んでいる人は少ないのか、あまりエレベータで出会うことはない。
以前のマンションはカラオケ関係のおねーさんがたくさん住んでいて華やかな雰
囲気があったが、金州のような田舎ではそういう方々は見かけない。
実はお手伝いさんの家がすぐ近所にあり、いままで開発区まで自転車で通勤して
たそうだが、今度は徒歩で済むので楽になったハズ。
私の仕事でも新しくできる工場はすぐ裏手にあり、事務所もそこへ移動する。
実に便利な場所なのである。
インターフォン付きのマンションに住むのはこれで二回目。
中国に来てからは初めてである。
お手伝いさんや妻の友達が来るとインターフォンで応対するのだが、解錠はボタ
ンを一つ押すだけでできるのだが、その後インターフォンをどうやって閉じる
(通話を終わらせる)のかがわからない。
ボタンをすべて押してみたが閉じる様子がない。
一分ぐらいすると自動的に閉じるみたいだ。
続けて人が来たときはどうするのだろうか?
閉じるまでの一分間、こちらの生活音が一階のインターフォンに垂れ流しなのも
気になる。
部屋を下見した時にすでにわかっていたことだが、新しい部屋にはベランダが無
い。
洗濯物を干すために物干し台を設置することで大家に了解をとっておいたが、自
分たちで手配しないといけない。
工事の人が来た。
窓から外へ出て、ドリルで外壁に穴を空ける。
文字にするとたいしたことなさそうだが、ちなみにウチの部屋は14階である。
窓枠に一応小さな足場はあるが、命綱は無し。
そういえば窓ふきのおばさんも命綱無しで外へ出て窓拭いてたっけ・・・。
こうして無事物干し台が取り付けられたのだが、高所恐怖症の私はこの物干し台
に物を干すことはできない、と妻に宣言した。よーするに物を干すときは貴方が
やってください、ということ。
このように金州での新しい生活は順調?である。
(2)火災警報?
本日(日曜日)、10時ぐらいから火災警報装置が鳴りっぱなしである。
高層階に居る状態で火災かっ!と、一瞬「タワーリングインフェルノ」を思い出
した。
家長としては状況を把握するために下へ降りてみることにした。
もちろんエレベーターは使わない。
非常階段を使う。
とりあえず煙は上ってこない。
9階より上の警報機が鳴っていることが判明。
おそらく内装工事の関係で警報機が誤動作でもしたのだろう。
この文章を書いている午后2時現在、まだ警報機は鳴っている。
はやく止めてほしいものだ。
(3)シャワーホースが破れた
大家に電話。修理人が来るとのことだが、いっこうに来る様子はない。
シャワーできないのはつらいぞ!
(4)コレ嫌いなんだよね・・・
部屋にはガスが引いてなくてサンヨーの電磁調理器具を使っている。
中華料理は火力が命。だから電磁調理器具なんてものすごく抵抗がある。
中国の法律ではマンションは80%だか85%以上の入居率でないとガスを使ってはな
らないらしい。
ウチのマンションは去年できたばかりで、部屋は全部売り切れたが、実際に住ん
でいる人は少ない。だからガスは使えない。
電磁調理器は火鍋屋さんでよく見かける。実際に自分で使ってみたら意外と火力
というか熱量がある。炒め物も問題なくできた。電気代が多少心配だが、まぁコ
レしか使えないのだから仕方ない。
ダウンローダーと呼ばれるダウンロードに特化したソフトなのだがYouTubeの動
画などをダウンロードできるのがウリ。
YouTubeは中国からだと規制されて見られないことが多いので、まぁ、正直なと
ころどうでもよい機能なのだが、私にとってこのソフトがいまのところ最強だと
思う機能の一つは「分割ダウンロード」である。
普通、ダウンローダーと言われるソフトはたいていこの機能を搭載している。
例えばSkypeというソフト。毎月の国際電話代が高すぎてお悩みの方にオススメ
の無料で通話できるメッセンジャーソフトであるが、これをダウンロードしよう
と思うといささか大変である。なにしろ18MB近くもあるから中国の遅いネット回
線ではダウンロードに時間がかかるのだ。
そこで「Orbit」の登場である。
インターネット・エクスプローラによる通常のダウンロードでは一つのダウン
ロードリンクだけである。
ところがOrbitでは、ダウンロードしようとする対象ファイルに対して、同時に5
から10ぐらいのダウンロードリンクをはる。たとえて言うなら、一時間に一本列
車を走らせて人や物を運ぶよりも、二分間隔で列車を走らせたほうが、よりたく
さんの人や物を運べるという理屈である。
通常のダウンロードではせいぜい10〜20Kbps程度なのに対し、Orbitでは100Kbps
以上の速度でダウンロードされる。
もちろん日本の光ファイバー回線に比べればたいしたことはないが、それでも充
分実用的と感じる速度である。
さてSkypeだが、4分弱でダウンロードが完了した。
仕事用のPCにインストールする予定だが、母親が自分のPCにインストールするな
ら、日本の実家への電話代が安くなっていいなぁ、と思ったりした。
ご存じのように中国から外国のサイトを見る場合、グレートウォール(万里の長
城)と呼ばれる検閲サーバを通過するため、見られないサイトというのがある。
それを回避するためにさまざまな方法があるのだが、私が使っているのは
「Vidalia」というソフト。
以前、このブログでもご紹介した。
昨日、引越してから一週間ぶりにネットが復活。PCを再起動したら何故か
Vidaliaに収録されている「Tor(The Onion Router)というソフトの画面でパス
ワードを要求される。
パスワードなど設定した覚えはないのだが、とりあえずいつも使うパスワードを
入力してみる。
どうもダメなようだ。
別のパスワードも試したが、ダメ。このままではTorが使えない。
仕方がないのでアンインストールして、もう一度インストールしてみた。
やはりパスワード要求画面が表示される。
Googleで同じような事例がないか調べてみる。
英語圏のソフトなので検索範囲を「全世界」に広げる。
あった。
どうやら外部からパスワードを設定されたらしい。
Torは初期状態ではパスワードは未設定で使える。その状態だと外部からパス
ワードを設定できてしまうというセキュリティホールがある。
復旧方法は?
書いてない・・・。
こういう場合は「完全アンインストール」するしかない。
まず、普通にプログラムの削除でアンインストールする。
次にProgram Filesを開いて該当するソフトのディレクトリごと削除する。
(プログラムの削除ではソフトの残骸がProgram Filesに残るからだ)
さらにレジストリからTor関係の項目を完全削除する必要がある。
これにはCCleanerを利用する。
クリーナーの項目から「ウィンドウズ」「アプリケーション」の二つを実行すれ
ばOK。
これでレジストリからTor関係の項目が完全に削除される。
さて、完全アンインストールができたところで、もう一度インストールしてみた。
今度はパスワード要求画面は表示されない。
OKだ。
ただし、このままではまたパスワードを勝手に設定されかねないので、こちらで
自分だけが知っているパスワードを設定する。次からはいちいちパスワードの要
求画面が表示されるが、Torが起動できなくなるよりはマシだ。
同じ問題でお困りの方の参考になれば幸いである。
申請して三日目に工事。迅速である。プロバイダはcnc、月額70元、年間だと600
元。
速度は1Mbps。普通に使う分にはこれで充分だ。
なぜ充分かと言えば、どうせグレートウォール(中国の検閲サーバ)を通過する
から。
10Mの光ファイバー回線でも日本へのアクセスでは時間帯によっては0.5Mぐらい
しか速度が出ないことを経験済み。
費用対効果で考えると、高速といわれる高い回線でも外国へのアクセスではそれ
ほど速度は出ない
のだから無駄である。
とにかくネットが復活したことで自宅で仕事ができるようになった。
現在、会社の事務所は停電中。例のエレベータの修理の関係で全館停電・・・。
はっきり言って仕事にならない。
最近ビルのオーナーが代わったとかで、店子を追い出すための停電作戦だろう
か?
会社は来月引越を予定している。
金州に新しく工場を作り、そこへ事務所も移動する。
工場の場所は私たちが住んでいるマンションの南側。
まるで申し合わせたかのような立地。
仕事でもプライベートでも一歩一歩前進しているという実感がある。
引越でちょっと疲れた。
本当はゆっくり休みたいのだけれど、なかなかそうも言ってられない。
お父さんはがんばらないと、ね。
二基しかないうちの一基なので不便だなぁ、と思っていた。
エレベータのメンテナンスは長くても数時間で終わるのに。
で、昨日、事務所に住み込みしている部下の話では、
エレベータが落ちた・・・
とのこと。
4名死亡したらしい・・・
中山広場にある世界貿易ビルでもエレベータ落下事故があったのだが、そのとき
は自動停止装置が働いて中にいる人は重傷だけれどもケガで済んだ。
だが、こちらの場合、安全装置は働かなかったようだ。
亡くなった方々は運が悪かったとしか言いようがない。
今回のエレベータは某日系大手ブランドだが、古いビルでちゃんとしたメンテナ
ンスを受けていたとは思えない。ワイヤーが切れて、そのまま落下してしまった
ということだろう。
さっそく社長に報告。
以後、エレベータ使用禁止の車内通達を出す。
事務所はいずれにしろ来月いっぱいの契約で、6月からは引っ越すことになって
いる。
階段を使うのはいいとしても、階段の途中、2階3階部分は照明が無いので、懐
中電灯が無いと真っ暗で歩けない。こういうこともあろうかと、私は普段からペ
ンライトを持ち歩いている。
問題のエレベータは現在修理中の張り紙がしてある。
今週から来週にかけて一週間で修理するそうだ。
で、なぜか修理期間中、水道が使えなくなるとの通達があった。
電気は使えるらしい。
実は今住んでいるマンションのエレベータも同じメーカーだったりする(苦笑)。
一年間このマンションに住んでいるが、一回もメンテナンスしているのを見たこ
とがない。
中国でも年に一回ぐらい安全検査規定や消防施設の立ち入りとかあるのだが、役
人に付け届けをしておくと、そういうのは省略できるので、まぁ、なんというか、
困ったものである。
エレベータは飛行機と一緒で、速くて便利で楽だから使う物だ。
人間、「楽」な方に流されるから、使うのが当たり前である。
別の目的でもない限り、わざわざ時間のかかる階段(船)を使うことはない。
使わざるを得ないわけだから、事故に遭うかどうかは運次第。
それを受け入れるしかないのだ。
中国では店舗や工場、事務所などに従業員が住み込むことが多い。
その店舗ももちろん若夫婦と子供の三人が暮らしている。
商売をしながら小さい子供の面倒を看て、大変だなぁと思う。
自分も親になったからこそ、子育てと仕事を両立することの大変さを理解できる。
電車やバスでは赤ちゃんをダッコしているお母さんには席を譲る。
ウチは子供を連れて移動するときは必ずタクシーを使う。
しかし、世間にはバスや電車を利用するお母さんは多い。
子供をダッコしながら立ったままというのは本当につらい。
自分で実際に体験しているからこそ理解できる。
仕事で市内へ行く用事があって、たまたま小学校の前を通った。
子供たちが元気に体育の授業をしていた。
親になる前は、子供なんてウザイだけで見向きもしなかった私が、今は「自分の
息子も将来ああやって授業を受けるのだろうなぁ・・・」などと、ほのぼのとし
た気持ちになる。
変われば変わるものだ・・・
仕事で使っていたノートPCのハードディスクが壊れたことは先日ブログにも書い
た。
昨日は日曜日ということで、修理にチャレンジしてみた。
メインで使っているノートPC「Thinkpad」ならば「修理にチャレンジ」なんて大
げさな表現は全く必要ない。ネジを一本外せばハードディスクは簡単に取り出せ
るからだ。
ところがCF-W2BというパナソニックのノートPCはメモリ増設の際、電子城に持ち
込んだら「開不良(開けられない)」とさじを投げられたぐらい特殊な代物なの
だ。
今回壊れたのはハードディスク。日本でメーカー修理に出すと5〜6万円はかか
る。
ノートPC用のハードディスクが実質数千円というご時世に強気な商売である。
人が作ったものなら絶対人によって開けられるハズ。
ネットを調べた結果、偉大な先人によってCD-W2のハードディスク交換手順の情
報が公開されていた。
Let's Note CF-W2のHDD交換
http://homepage1.nifty.com/ikehouse/freetalk/2006/0039/index.html
まず、始めにハードディスクの選定である。
記事で成功したのは日立のハードディスク。
電子城で探してみたところ、日立製のハードディスクは無かった。
サムソンならある、という。
無いものは仕方ない。サムソンを買った。
MP0804Hという型番。80GBのモデル。
サムソンで成功する保証は無い。でもそれしか入手できないのだからやってみる
しかない。
いわゆる「賭け」である。
次にハードディスクを改造しなければならない。
CF-W2に搭載されているハードディスクは5Vと3.3Vの二つの電源を使う特殊なタ
イプ。(だから修理費が高いのだろうか)
市販のハードディスクは5V一つの電源だけで動作するので、ちょっと改造する必
要がある。
と言っても、接続端子のピンを2本折るだけだ。
ただし、この時点でそのハードディスクが初期不良で動作しなくとも返品できな
くなる。
二番目の「賭け」だ。
電子城から戻ってさっそくノートPCのネジを外しにかかる。
Thinkpadならわずか1本のネジを外せば済むが、CF-W2は20数本のネジを外す。
上記ページの記述通り、ネジをテープの上にキレイに並べる。後でちゃんと戻せ
るように。
問題発生!
どうしても背面のネジが一本外れない。
ネジ山がナメられている。
こういうネジはもう破壊する覚悟で、ニッパーでネジの皿部分をつかみ、無理矢
理回す。
だが、ニッパーの刃がなかなか食い込まない。
妻が心配そうに見ている。
手が痛くなってきた。
妻が近所のNOKIAショップへパソコンを持って行った。
携帯電話を開ける特殊な工具でネジを回してもらおうという作戦だ。
しばらくして妻が戻ってきた。
「開不良!」
うむ。ダメだったか・・・。
しかし、よく見ると少しネジが持ち上がっている。少しは回ったのだろうか?
精密ドライバーの最小のマイナスタイプをネジに差し込み、上から強く押さえつ
け、精密ドライバーの軸をラジオペンチで挟んで慎重に動かしてみた。
おっ、回った!
一本のネジと格闘すること2時間。
ついにノートPCを分解することができた。
さっそくハードディスクを交換。
ネジを締めてもう一度組み立てる。
組み立てなくとも電源を入れてハードディスクが動くかどうか確認すれば良さそ
うと思うが、実はCF-W2の電源ボタンは特殊な構造で、分解する時、わざわざガ
ムテープで固定しておかないと、部品が数点外れて飛び散ってしまうのだ。だか
ら最後まで組み立ててからでないと、電源すら入れられない。
電源を入れてみた。
BIOS画面を起動。
ハードディスクが認識されていない・・・。
やはりサムソンではダメか・・・。
とんだ無駄遣いをした・・・と憔悴した気持ちでいたが、一つだけ試してみよう
とUSBメモリを取り出した。
USBメモリには先日、Linuxをインストールしておいたのだ。
USBメモリを差して電源を入れる。
Linuxが起動した。
これなら仕事ができるな。仕方がないこれで行くか・・・。
だが、あきらめの悪い私はもう一度20数本のネジを外して点検してみることにし
た。
ハードディスクのコネクタを逆さまに差したのだろうか?
とコネクタに手をかけた際、配線フィルムがポロッと取れた。
なんだぁ、これが原因かぁ。
じゃ、さっそく配線フィルムを差し直そう、と思いきや、基板の内側、見えない
ところにコネクタがあるらしい。これでは基板を外さないと差し込めないぞ。
仕方ないので基板につながれているハーネス類をすべて外し、ネジ2本を外して、
基板をやっと外せた。
ちゃんと元に戻せるだろうか・・・
一抹の不安を抱えつつも、もう一度組み立て直す。
最後の一本のネジを取り付けた後、電源を入れる。
やった!ハードディスクが認識されている。
ちゃんと80GBと表示されている。
ハードディスクの交換成功である。
ところが一つ問題が発生した。
ノートPCを閉じた時にロックがかからなくなった。
爪を引っ張るバネが外れたようだ・・・。
また分解である。
外れたネジを見つけた。
一番細い精密ドライバーでバネを爪の部品に引っかける。
2回失敗して、3回目にやっと成功。
組み立てである。
電源投入。
画面に問題なし。
ロックもちゃんとかかる。
が、DVDドライブが開かない!
開閉のスイッチのバネが外れたようだ・・・。
また分解である。
バネを引っかけた。
また組み立てである。
何回バラして組み立てただろうか。
もう忘れた。
電源投入。
ハードディスクの認識問題無し。
DVDドライブの開閉問題無し。
液晶画面の開閉問題無し。
修理完了である。
夕方4時から初めて気がついたら夜の10時。
持ち歌(というか得意な歌)を一曲歌った後、パネルで選んだ番号のテストを受
ける。
ビデオが流れて、これは誰の何という曲か?なんていう質問に答えるというやつ。
選りすぐりの人たちだけあって歌は半端でなく上手い。
放送期間も一ヶ月ぐらいあって、CCTVも総力を挙げて番組を制作しているのがわ
かる。
ただ、一つだけ大きな違和感というか、頼むからもうちょっとなんとかならない
のか?と思うことがある。
番組のテーマ曲がなぜか「荒野の七人」のサントラなのだ。
「荒野の七人」は4,50代以上の世代の日本人男性なら皆知っているハズ。
60年代の古い西部劇だ。
黒沢監督の「七人の侍」にインスパイアされて制作されたらしい。
この映画のテーマ曲はマルボロ(タバコ)のCMに使われたことでも有名。
西部の荒野の中を馬が疾走して、カウボーイがマルボロを吹かす、たしかそんな
内容だったと思う。
CMは映画の世界の延長だったから違和感無かったが、歌謡コンテストのテーマ曲
というのは違和感ありまくりだ。
それもことある毎に流れる。いわゆるジングル的な使い方だ。
「荒野の七人」のテーマ曲が流れる度に、私の頭の中では「マルボロ」という言
葉がリフレインする。
こりゃ、マルボロの良い宣伝になるなぁ・・・。
珍しく時間があったので(暇とも言う)、一度現地の加工工場を見ておこうとい
うことになった。
いつもは部下が一人で行っている場所。
開発区の工場で材料をトラックへ積み込み、出発。
高速道路に乗って、助手席からぼーっと外の風景をながめている。
他に走っている車も少なく、トラックは80km/hぐらいでのんびりと走る。
30分ぐらいで高速を降りる。
んー?瓦房店まではまだ距離があるはずなんだが・・・
たぶん倹約というやつだ。
全線高速道路走っていたのではお金が余計にかかるのだろう。
大連は一般道も結構ちゃんと整備されていて、片側二車線はある。
トラックは70km/hぐらいで走っているのだが、その脇を乗用車がビュンビュンと
追い抜いていく。
朝早く出発したので、さすがに眠くなってきた。
運転手には申し訳ないが、一眠りさせてもらうことにした。
道路はたまに段差があるので、トラックがよく揺れる。
揺れるとおしりが前の方にずれて、座席から滑り落ちそうになる。
だからあまりよく眠れなかったのだが、それでも気がついたら普蘭店まで来てい
た。
瓦房店まではあともう少しである。
瓦房店に到着。
街の中心街を走る。
高層ビルこそ無いが、結構発展しているな、というのが第一印象。
日本ならどこぞの温泉街という感じ。
もうそろそろだろう、と思いきや、加工工場はもっと先らしい。
街を出ると、山ばかりの一気に寂しい風景になる。
大連と瀋陽を結ぶ鉄道沿いに走る。
途中、真っ白な新幹線が走ってきた。JRが技術協力した例の新幹線車両である。
ん?北京とか上海あたりだけしか走ってなかったハズだが・・・。
大連に向かって走っていったのだが、何かイベントでもあるのだろうか?
大連←→ハルビンの新幹線は長春で着工が始まったばかりだから、まだ関係なさ
そうなものだが・・・。
瓦房店の中心街を出て30分ぐらいで目的地の加工工場に着いた。
朝の8時半に出発してお昼前に到着。3時間強。
周りは山に囲まれた農村地帯であった。
市内から高速バスで高速道路に乗れば1時間ぐらいで瓦房店に到着するのだが、
一般道ではなかなかそうもいかない。
材料を降ろして、食事をして、出来上がった商品を積み込んで、出発。
2時間も滞在してない。
帰りはひたすら寝ようとしたのだが、なかなか寝付けない。
しかたなく外の景色を眺める。
大連市といっても、日本で言うなら「県」である。
都市部を一歩出ればまわりは農村地帯。
行き交う車はトラクターが多い。
そういえば、トラクターのエンジンを積んだ出来合いのトラックを多く目撃した。
なぜ出来合いかというと、エンジンルームが見える、というかエンジンが剥き出
しで積んであるだけなのだ。
ナンバープレートも付けておらず、本当に公道を走って良いのか?という疑問が
残る。
途中、何度も石造りの高架橋のような建造物を目撃した。
ローマ式の水道橋である。
たぶん畑のための灌漑設備なのだろう。
どうしてローマ式なのかは知らない。
なかなか幻想的な風景だ。
移動する車から写真を撮ったら、あまり良い感じに撮れなかった。
今度、機会があったらちゃんと撮影したいと思う。
3時間かけて開発区に戻ってきた。
さすがにトラックに6時間乗るのはきつかった。
肩こりで頭痛がする。
すぐマッサージ店に行ったのは言うまでもない。
金州のバス路線図
http://farm3.static.flickr.com/2110/2398961965_cf6f4fe3dc_b.jpg
バスの停留所に掲示されていた路線図に若干修正を加えている。
路線が重なるところはどうしても見づらいなぁ・・・。
今後は各路線を実際に乗りながら修正していく予定。
できれば、市内や開発区で売っている地図のように実際の地図とバス路線を重ね
られると良いのだが、金州の場合、ベースとなる詳細な地図が無いので困ってい
る。
150dpiの画像をアップロードしたのだが、勝手に72dpi程度の荒い画像に変換さ
れた。flickrの仕様なんだろうか?
交渉は妻でないと無理だし、息子はお母さんがいないとすぐ泣き出す。
妻がちょっとトイレに行くだけでも本気で泣き出す始末だ。
だから、家族三人揃ってお部屋見学である。
現在、息子の体重は10kgを超えている。
長時間のダッコはしんどい。
何を食べたらこんなに育つのだろう?というぐらい重い。
母乳だけでは当然足らず、粉ミルクも一日一回、一瓶飲ませている。
ただし、ミルクはあくまでも補助的なもので、主食は離乳食だ。
生後9ヶ月ともなると、何でも食べる。
さすがに刺激物は与えてないが、ご飯や麺やパンなどは、普通に食べている。
一時的下痢がひどかったことがあったが、今はどちらかというと便秘気味。
三日に一回ぐらい立派なウンチをする。
オシッコの量は半端でなく多い。
一日一リットルぐらい出してるんじゃないだろうか。
現在、使っているほ乳瓶は大小二つある。
小さいのは生まれたときから使っているもの。大きいのは最近購入したもので、
この瓶に半分ぐらいのミルクを一気に飲み干してしまう。
水分はマメにとるようにしていて、小さいほ乳瓶に白湯を入れて与えている。
自分でほ乳瓶を両手で抱えて「チューチュー」と水を飲んでいる。
この三連休は久しぶりに家族でゆっくり過ごした。
息子がめずらしくダッコして、とすり寄ってくる。
お父さんと認めてくれているのだろうか?
もっとダッコしてあげないといけないよな、と思った。
「誰にとって」の良いか悪いか?
そりゃ当事者ですけどね。
まずは良いニュースから。
次の引っ越し先が決定。
金州のマンション。17階建ての14階。南向き。2DK、60平米強。
家賃は現在と同じ1000元/月。
本日手付け金を払ってきたので「決定」ということである。
引越日は今月の20日前後。
荷物の移動も面倒だが、最寄りの派出所がどこなのか、気がかりだ。
事前にチェックしておかなくてはなるまい。
今度の部屋はダイニングに電話を設置することになる。つまりADSLモデムを居間
に置くことになるわけだが、パソコンは二つある部屋の一つに置く。そこが私の
仕事部屋になる。
仕事部屋までのLAN配線はやらない。無線LANにする。無線LANの親機を買わねば
ならない。
もし有線でやるならケーブルが部屋の中をはい回るし、壁に穴開けたりと、大変
な騒ぎになる。何よりも壁穴空けは大家の許可が下りるはずもない。
以前の三八広場の部屋では、電話線がはいまわった状態で配線された。
日本なら工事業者が壁にしっかりケーブルを固定する。中国ではそこまでやって
くれない。
子供が自走車に乗って動き回るので、ケーブルが床にあるのはNG。
以上の理由から無線LAN親機の購入は妻の許可が下りるハズである。
もう一つは悪いニュースだ。
ノートパソコンが壊れた。
昨年の11月に両親が来連した際、持ってきてくれた持ち出し用ノートパソコンで
ある。
Windowsの起動の途中でブルースクリーンになる。
ハードディスクがガリガリと異常な音をたてている。
逝ってしまったようです、ハードディスク・・・。
ノートパソコンはPanasonicのLet's Noteというやつで、低消費電力をウリにし
たコンパクトなタイプ。
メモリー増設の際、電子城に持ち込んでみたら、あらゆるお店で「分解できな
い」と言われた曰く付きの機種。実際にはメモリー増設は一箇所蓋を開けるだけ
で簡単だったのだけれど、特殊な規格のメモリーで高かったのを覚えている。
ハードディスクの交換は松下に持ち込むと6万円ぐらいかかるらしい。
なら自分で交換、となるが、電子城の専門家でもさじを投げたぐらいだからどう
するのだろう?
ネットで調べてみた。
なるほど、ハードディスクの交換に成功した人のブログを見つけた。
写真付きで詳しい説明がある。
なかなか面倒だ。二時間ぐらいかかるらしい。
ハードディスクも日立製のやつらしい。大連の電子城で日立のハードディスク入
手できただろうか?
しかもハードディスクに対して改造が必要みたいだ。
こりゃ素人には無理だな。
今度、時間とお金がある時に修理してみるとしよう。
日本なら1万円しないハードディスクだけど、所帯持ちなのでおいそれと買えま
せん。
それまでは、壊れたノートパソコンが必要となる仕事が来ないことを祈るばかり。
現在、メインで使っているノートパソコンもファンの音がやかましくなってきた
ので、先日分解して清掃した。すごいホコリだった。
ノートパソコンは故障すると大変である。部品が高いから。
パソコンは仕事や生活の核となる道具なので、壊れると影響がでかい。また精神
的にも落ち込む。
もういいかげん自宅のパソコンはデスクトップタイプにしたいと思う。
消費電力は大きくなるだろうが、処理は速いし、メンテナンスも圧倒的に楽だ。
妻は今のノートパソコン売るならデスクトップパソコンを買ってもいいと言う。
だが、これは同意できない。
DTPに適した1400×1050ドットの高解像度のノートパソコンなんて、そう簡単に
入手できない。
出先で仕事をすることだってある。職人にとって道具を手放す、ということはあ
り得ないのだ。
実家にある大量のデスクトップPCを大連に持ってこられたらなぁ・・・。
佐川で送ったらいくらかかるんだろう?調べてみるとしよう。
というわけで、今日も部屋探しに行ってきました。
狙い目はやはり金州。
この間見学したマンションの他の部屋を探します。
と言っても、今日は場所と大家さんの電話番号を控えるだけ。
ここぞとばかりに母のお古の一眼レフデジカメが登場。
最大200mmの望遠レンズが付いているので、窓の小さな張り紙でもクッキリ・ハ
ッキリしっかり捉えて写せます。
妻が金州にこだわるのは、やはり物価。
現在の我が家は開発区の中心街、安盛デパートの裏。
近所のスーパーでのお買い物は少々高くつきます。
先日金州のマンションを見学に行った時、ついでに近所のスーパーの物価も調査
してきました。
やはり思った通り安めです。
たくさん写真を撮って家に帰ると、さっそく妻が電話。
日曜日に4件の見学の予約を入れました。
今回は私は見学に同行しません。
妻にじっくり吟味してもらいます。
良い部屋が見つかるといいなぁ。
んー、急いでいるのにどうしたんだろう?
渋滞の先頭は?と目を凝らして見ると、前の方は流れている。
どうやらすぐ抜けられそうだ。
大方、故障車か事故が原因だろう。
中央分離帯近くの車線で、車が車線変更して移動している。
運転手が「おぉ〜」となにやら声を上げる。
窓の外を見ると・・・
人が倒れていた・・・。
男性一人、女性一人。
女性は頭から出血している。
おいおいおい、大変じゃないか!
運転手が、オートバイと乗用車の事故だと言っている。
我々の車は現場を通り過ぎた。
他の車も次々と現場を通過する。
助けたりしなくていいのか?
まだ救急車は到着していない。
倒れている二人の回りには人がいない。
この日はトラブル収拾をしなければならず、家に戻ったのは深夜2時。
テレビでニュースを見る暇もなかった。
あの二人は助かったのだろうか・・・。
タクシーを乗るほどの距離でもない近場の場合、よくオートバイを利用する。
一見大型のバイクだが、エンジン音はカブと一緒、せいぜい150ccぐらいだろう。
街中ではお客を乗せてる場合、40km/h以上出さない。急発進や急ブレーキもない。
運転手に掴まることすらしない若い女性客が多いからだ。
もちろん運転手も客もノーヘルである。
「そんな危険な乗り物によく乗るねぇ・・・」という意見もあるだろうが、じゃ
あタクシーが安全かというと、決してそうとは言い切れないだろう。急発進、急
ブレーキ、猛スピード、お客を乗せてるという自覚あるのか?と小一時間ほど問
い詰めたくなるタクシー運転手がたくさんいることは、大連に住んでいる方々な
らご存じの通りである。
事故に出会うかどうか、これはもう運次第である。
大連で生活していく上で交通機関を利用しないわけにはいかない。
どれに乗ろうとそれなりのリスクはあるのだ。
仕事では出来る限り、電車やバスを利用するようにしている。
しかし、急ぎの場合や、終電・終バスの後はタクシーを利用せざるを得ない。
なんだかんだ言っても、交通事故を見かけるのは一ヶ月に一回あるかないか。
交通事故の頻度は日本にいるときとそれほど変わらないような気がするのは気の
せいか?