朝マックをしようと早めに家を出る。
が、エレベータがなかなか来ない。
1Fにいたエレベータは案の定15Fの最上階までのたのたと上がっていく。
途中の階で長い時間停まっている。おそらく人がたくさん降りているのだろう。
15Fまで行った後、13Fでやたら長い時間待たされる。まさか引越か?
おっ・・・。やっと降りてきた。
ドアが開く。満員だ。ちょっと強引に乗り込む。ブザーは鳴らない。大丈夫だ。
1Fに到着。さっさとマンションの外へ出る。
一昨日の晩、火事で焼失した小屋はもう復活していた。
こういうのは仕事が早いなぁ。
マックに到着。
エレベータで時間をロスしたので、店内で食べている時間は無い。
朝の混み合う時間帯に接客服務員はたったの二人。
ここでも時間をロス。
朝マックのセットを持って事務所へ到着。
あっ!事務所の前でお客さんが待っている。
ヤバッ。
「不好意思」と謝り、ドアを開ける。
お客さんはさっそく出荷準備に入る。
私は、失礼して朝マックさせていただく。
食べ終わった後、上楼のトイレへ。
トイレの後、詰め所(寮とも言う)を覗く。
ん?部下が寝ている。
あーっ!てめー今日は8時半から工場の検品立ち会いじゃなかったのかっ!
部下を起こす。
「すぐ工場へ行け!もう9時過ぎてるぞ!」
下に降りて、出荷準備作業開始。
前日加工した製品を一セットずつ透明のビニール袋で梱包する。
12セット(1ダース)を一つの段ボール箱に詰める。
合計10箱。
午後1時から中国語の授業と3時からは日本語の授業(これは私が教える)が連チ
ャンである。
だから午前中にすべての作業を終えなければならない。焦る、焦る。
11時に作業完了。お客さんは帰った。
開発区の佐川急便を呼ぶ。
運転手に連絡が取れないので、いつ荷物を取りに来られるかわからない、と言わ
れる。
冗談ではない。
「午後は外出で事務所に人は居ない。12時半までに必ず来てくれ。」
と言い放ち、同意させた。
いくらなんでも一時間以上連絡取れないないなんてこと無いだろう。
時間が空いてしまった。
しかたがない。授業の予習でもしておこう。
12時半が過ぎた。
佐川は来ない。
仕方がない。昼飯食って学校へ行くとしよう。
と、思ったら、佐川が到着。
彼は10箱の段ボール箱を見て、あわてて同僚を呼び出す。
私も事務所を閉めて、一緒に段ボールを運び出す。
残り20分。
急いで昼飯を食べなければ・・・。
さすがにまたマックというわけにはいかない。
隣の吉野家へ行く。
うーむ、レジに結構人が並んでいるな・・・。
ま、速攻で食えばいいか。
おとなしくレジの前に並ぶ。
・・・・・
なかなか人が減らない。
マクドナルドにしろKFCにしろ、大連のファーストフード店のレジはなんでこう
もトロいのだろうか。
もう一回社員教育徹底した方がいい。
あきらめて店を出る。
5分ロスした。
仕方がないのでマイカル地下で台湾風の餅を買う。(2個10元)
餅を焼いている時、店員から「服が破れてますよ」と指摘される。
あっ、ダウンコートの端から羽毛が飛び出している。
事務所での作業中にコートを椅子にかけておいて、寒いから電熱ストーブを付け
ていて、コートがストーブの近くにあって、そんで溶けた・・・。
餅を持って地上へ出る。
バス停へ向かう。
バスを待つ。
5分経った。
バスは来ない。
もうすぐ1時になってしまう。
仕方がないのでタクシーに乗った。
バスの一区間。あっと言う間に到着。
タクシーを降りる際、羽毛が舞う。運転手さん、ゴメンね。
学校に到着。
先生にお願いして授業をちょっとだけ待ってもらう。
その間に餅を食う。セロハンテープでコートを応急修理する。
二つの授業が終わった。
時計を見ると5時になっていた。
自宅に帰って、妻にコートを見せる。
案の定怒られる。
明日は市内で仕事があるから、新しいコートを買って欲しいと頼む。
「ジャンパーを着たら?」と言われる。
裏起毛のジャンパーは確かに暖かいのだが、フードが無い。
零下の気温で風の強い大連ではフード無しではきつい。
たとえタクシーを使うにしてもタクシーを待つ間、寒風にさらされることになる。
「風邪ひいたらどうすんの?2回点滴したら同じコート一着買えるよ」
と言い、妻を説得。
お手伝いさんに子供を預け、二人で安盛デパートへコートを買いに出かけた。
花花家では、この手の買い物の決定権は妻にある。
私の条件は二つ。
フード付きで、仕事用の手帳とケータイを内ポケットに収納できること。
なかなか妻のお眼鏡にかなうようなコートが見つからない。
デザインが良くても、私に合うサイズが無いとか(店に置いてあるのは皆大きす
ぎ)。
5〜6着試してみて、3つに絞った。
一つは紺色でポケットも多く価格も安め(300元ちょい)。
私はコレでいい、と言ったのだが、妻は「不好看」と言って同意しない。
色こそ紺色だが正面から見ると上下に4つのポケットがあって人民服みたいなの
がお気に召さないのだろう。
ポケットが多いといろいろ収納できて便利なんだけどなぁ・・・。
妻のお薦めは黒の前とほぼ同じデザインのやつ。
名牌(有名ブランド)(花花公子)だし、値段も400元ぐらいなのでいいじゃな
い、とのこと。
しかし、ぶら下がっている札は中国語で『花花公子』(プレイボーイの意)と書
いてあるが、コートに縫いつけてあるラベルは『PearBoy』になってる。
思いっきしパチモンやんっ!
いくら私でも明らかにパチモンは着用したくない。
小学生の頃、「adodis」と書かれたジャンパーを着ていたら友達に馬鹿にされて
トラウマになった経験がある。
(正式には「adidas」)
実は前のコートだって中国の有名ブランドだったのだが、私としてはひっかかる
ものがあった。
その有名ブランド名は
BSD
狂牛病の略称と同じってどうよ・・・。
結局、当初の予算を大幅にオーバーして(508元)、ピエール・カルダンのコート
を購入。
しっかりした素材で作られているので、たぶん本物だろう。広州の方には有名ブ
ランドの本物を製造している工場たくさんあるから。
コートを買った後、今度は地下で食料品の買い物。
すごい人混み。
必要最低限のモノだけカゴに入れて、レジに並ぶ。
子供がそろそろ泣き出す頃なので、妻を先に帰らせた。
レジの前には5人ぐらい並んでいる。
他のレジも同様だ。
待つこと10分ぐらい。
私の前の人がもうすぐ終わりそうだ。
ん?レジが反応しないみたいだ。
キーをいくら押してもレジが反応しない。
レジ服務員が係員を呼ぶ。
キーボードをつなぎ替えたりして試してみるも反応しない。
仕方がないのでレジを再起動する。
起動画面を眺めている。
OSは何だろう?Linuxかな?
再起動後もキー入力ができない。
レジは無情にも閉鎖された・・・
結局他の混んでいるレジに並び直す。
帰宅したのはそれから更に15分後。時計は7時を回っていた。
妻から「遅いじゃない。何してたの?」と言われる。
レジが壊れたことを説明。
お手伝いさんは既に帰っていた。
夜7時にバスが無くなってしまうためだ。
妻が料理する間、子供の相手をする。
妻のグチを聞きながら、子供をあやす。
いろいろあって疲れた。
ウトウトしていたら、お腹に生暖かい感触が・・・
息子にオシッコをかけられた・・・
お父さんはいろいろと大変なのである。
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