2008年2月6日水曜日

封印

一昨日は深夜の1時まで印刷工場で立ち会いだった。
で、同じ工場で翌日朝8時から模切(型抜き切断)の立ち会いである。
一昨日もそうだったが、大半の従業員はすでに帰省していて、最低限生産ライン
を維持するだけの従業員が残って仕事をしている。
彼らは通常、会社に寝泊まりしている。
中国では会社に従業員を寝泊まりさせることが多い。これは防犯も兼ねている。


この日は大晦日の前日ということで仕事は午前中で終わり。
老板(社長)から昼食に誘われた。もちろん二つ返事で快諾。


管理職らしき方が窓やドアに封印をしている。「2008年2月5日(封)」と
書かれた紙をセロテープで貼り付けているのだ。
この日は午後から春節休みに入る。以後は11日の出勤日まで誰も会社には来ない。
だから防犯の意味で出入り口や窓を封印するのだ。
こんなことをしても窓ガラスを割られればそれまでと思うのだが、彼らによれば、
そこまでして侵入しようとするどろぼうは少ないらしい。封印を見れば押し入る
のをとどまる、その程度の効果はあるようだ。
ただし、彼らの封印はセロテープで貼り付けているだけだった。これならちょっ
とうまくセロテープをはがせば侵入の痕跡は残らないような気がする。本来は糊
でしっかりと封印の札を貼り付けなければならない。


もちろんSECOM等の防犯設備は入っているのだが、昔ながらの封印のほうが効果
的というのはなんとも中国らしい。

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