2008年5月9日金曜日

Fetion「飛信」と3G

最近、中国移動通信のFetion「飛信」をよく利用している。


いわゆる「メッセンジャー系」のソフトなのだが、私が利用しているのは携帯電
話へのメールの送信機能だ。


例えば仕事で急いで「見積もり」を送らなければならない時がある。
「見積もり」では漢字・英語・数字が入り交じり、SMS(短信)の入力が非常に面
倒だ。
そこでFetionの登場である。


PCのキーボードならば見積もりの入力も早い。
出来上がった見積もりは一度、日本語漢字→中国語漢字の変換ソフトを通す。
文字化けを防止するため。
その後、見積もりの文章全部をコピーしてFetion(メッセンジャーソフト)に
ペースト。
自分の手機にメールする。


届いたメールの中身を確認して、間違えがなければ、そのまま相手に転送する。


Fetionを使えば、入力の面倒な短信でも送ってみようという気になるので、仕事
では非常に重宝している。


ご存じのように中国の携帯電話はMP3が聴けたり、カメラが付いていたり、ゲー
ムで遊べたりしても、基本は通話と短信だけである。
だから日本のiモードのようなコンテンツビジネスは成功しなかった。
GPRS機能を使えば確かにコンテンツのダウンロード等は可能なのだが、別途
契約が必要なサービスであり、はっきり言って普及率は散々たるものがある。


だが、一方で高機能なケータイは若者を中心に売れている。
彼らは最新の着うたを鳴らしているし、待ち受け画面もオシャレでカワイイ。
そういうものはどうやって入手するか?
街のケータイショップや電子城でインストールしてもらうのだ。


一応、「Monternet」というiモードもどきのサービスはあるのだが、
表示は遅いし、コンテンツはつまらないしで利用者は少ない。
中国移動は通話料と短信料で充分儲けているので、本気でコンテンツビジネスを
普及させようとしてるようにも思えない。
3Gのサービスが今年、本格的に導入されるようだが、結局は現行の「通話」と
「短信」を3Gインフラに置き換えただけで終わるようなそんな気がする。
まぁ、日本の3Gの状況見てると、便利になっても使いこなせない人多いわけで、
それならシンプルに「通話」と「短信」に割り切った方が良いのかも知れない。

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