昼食は会社の事務所の近くの簡単な料理屋で済ませている。
米線とか拉面や炒飯などだ。
問題は晩ご飯だ。
仕事を終えてから自炊はしたくない。
以前の部屋と違って電子レンジは無いので、冷凍しておいたものを暖めて、とい
うわけにもいかない。
炊飯器も原始的なタイプなので、タイマーセットなんて機能はない。
インスタント麺は本当に最後の手段だ。
毎回外食とは言え、日本料理店のような値段の高い料理はNGだ。
日本にいる時と同じ給料をもらっている駐在員の人たちとは違うのだ。
一般の中国人と同じような食事でなければならない。
大家さんのお薦めは安盛の二階の美食広場だ。
いわゆるデパートの食堂である。
好きな料理を選んで食べるというスタイル。
料金は10元前後とお手頃。
本日も晩ご飯はそこへ行こうと、安盛の中へ入った。
安盛の中には屋内ステージがあって、何かのセールスイベントが開催されていた。
ステージのあるホールは最上階まで吹き抜けになっている。
ふと最上階を見上げると「美食広場」の文字がある。
いつもとは別の美食広場らしい。
ちょっと興味が湧いて行ってみることにした。
エスカレータに乗る。
中国のデパートによくありがちなのだが、見栄えを考慮してなのか、吹き抜けの
ホールに面してエスカレータが設置されている。眺めは良いのだが、柵というか
ガラスで仕切るといった安全策が成されていない。
このため、乗っていて、ひどく不安になる。
下に落ちたらどうするのだ?
日本のエスカレータのように各階が互い違いに設置されていないので、乗り継ぎ
が悪い。更に上の階へ行くには、今下りたエレベータの後ろ側へ歩いて回らなけ
ればならない。
しかし、これにもメリットはある。
歩いていく際回りの商品をついつい見てしまう。
エレベータの回りはアピール度の高いテナントスペースだと思った。
最上階に着いた。
美食広場がある。
二階の美食広場に比べて非常に広く、料理の種類も多い。料金も10元前後でリー
ズナブルである。
これで晩ご飯の問題が解決した(たぶん)。
若者のカップルが思い思いの料理を食べている。
しばらく日本のこういう場所見てないから不公平かも知れないが、やはり大連の
女の子はレベル高いな、と思ってしまう。
可愛い子が多いのだ。
あまりジロジロ見ていると「変なおじさん」と思われてしまうので、食事に専念
した。
今度、妻と一緒に来ようと思ったが、子供が外へ連れ出せるぐらい成長してから
でないと無理だな、と思った。
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