2007年6月7日木曜日

成功者として得るもの、失うもの

人生40年も生きていると、いろいろな方に出会う。いろいろな話も聞く。


中国における成功者とはお金持ちだ。


身近な例では日式カラオケの某ママさん。
ただし雇われママさんではない。店のオーナーである。


彼女は農村の出身で、大連にいわゆる出稼ぎに来ていた小姐の一人に過ぎなかっ
た。それが強力な中国人パトロンの援助を得て自分の店を構えることになり、気
がつけば10年が過ぎ、昨年もう一つの店を開くまでになった。
自らは200平米はあろうかという豪華なマンションに住み、高級車に乗り、お母
さんや兄弟姉妹などを故郷から呼び寄せ、市内に買った複数のマンションに住ま
わせ、一族総出で店を手伝っている。


中国では成功者になるためには、皆経営者を目指す。
服務員として真面目に働き、経営のノウハウを実地で身につけていく。
服務員はあくまでも「搾取される」立場に過ぎない。
彼らはいずれは「搾取する」立場になろうと努力する。
それが実現すれば成功者となれることを知っているからだ。


成功者として得るものの第一はお金だ。
うまくすれば名声も手に入る。
中国では大抵のことはお金で片が付く。
お金持ちになる頃には、自分にとって便宜をはかってくれる貴重な人脈も形成さ
れている。


一方で失うものもある。
その筆頭が「時間」だ。
中途半端なお金持ち(経営者)は自らの生活レベルを維持していくために働き続
けなければならない。常に儲けを生み出すように会社の面倒を見なければならな
い。それこそ「24時間、闘えますか?」状態である。


真のお金持ちになると、働く必要はない。
寝ていても、お金がお金を生み出してくれる。
投資家などがそうだ。


私もお金持ちになりたいとは思う。
何の心配も無い安定した生活を送りたい。
かつて安定した職場から自らの意志で去ったことがある。
それが現在に至るまでの紆余曲折を生み出すきっかけとなった。
何度も転職し、気がついたら大連に住んでいる。
薄給で食べるのが精一杯の時もあった。
それでもやってこれたのは、毎日が発見と創造だったからだ。


何もない状態から、モノを生み出す。
大胆な発想と繊細な技術でモノを作る。
出来上がったものが人に評価される。
モノ作りの楽しさを覚えてからは、常にモノ作りの現場に居たいと思うようにな
った。


成功者になりたいとは思う。
しかし、モノ作りの楽しさを実感できないのであれば、たとえ成功者になったと
しても不幸だと思う。
この場合のモノ作りとは、実際に自分が作ることを意味する。
そのモノの決定的価値を左右する要素を理解し、それを自分で設計できる、ある
いは創造できること。これがモノ作りの楽しさであり、それ無しではつまらない。


一生懸命働いてお金持ちになったら、さっさと引退して、趣味で何かモノ作るの
が一番幸せかも知れないな、と思う今日この頃。
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