2007年6月21日木曜日

モノに見る日中文化の逆転現象

中国のカップ麺は日本と一つだけ大きな違いがある。
「味付け」ではない。
中国のカップ麺には必ずフォークが入っている。
日本ではレジで「箸お付けしますか?」と訊かれる。「はい」と答えれば割り箸
をもらえる。


携帯電話でも、中国ではバッテリーが最初から二つ付いて売られている機種が多
い。一つを使っている間、もう一つを充電できるようにとの実用性からである。


中国の家電商品では「全部込み」で売られるのが基本だ。
後から「オプション機器」を買う必要が無い「セット」で販売される。


日本では充電器が付属していないデジカメも販売されている。
コストを少しでも下げるための方策だろう。
中国ならば、オプション機器が無いと充電ができないのであれば、それは「欠陥
商品」扱いだろう。一式揃っていなければダメなのである。


一方で不動産はどうか?
中国では部屋の内装がされていないコンクリート打ちっぱなしの状態で売りに出
される。「内装は自分でしてください」というのが普通だ。
日本では、内装がされた状態で売りに出されるのが当たり前。
電気ガス水道も完備されて、すぐに住める。


カップ麺や家電商品には「全部込み」を求めるのに、なんで不動産だけ不完全な
状態で売るんだろうか?


今度、友人に訊いてみたいと思う。

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