2007年6月29日金曜日

うかつ、としか言いようがない・・・

【中国】日本人89人拘束か−上海警察が風紀取り締まり強化

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000018-scn-cn


「カラオケから女性を同伴する日本人出張者」
中国の日式カラオケで遊んだことのない人は、たぶんここが理解できないだろう
と思う。
日式カラオケ=キャバクラ、と補足説明が必要だろう。
つまりホステスと一緒にホテルに行ったところ捕まったというわけだ。


中国では未婚の男女はホテルの一緒の部屋に宿泊できない。
正式な夫婦で結婚証明書を持っていれば同じ部屋に宿泊できる。


今回の場合、女性同伴で店を出たところから尾行されていたそうだから言い逃れ
はできない。じゃ、先に自分だけホテルに戻って、後から女性に来てもらえばい
い、などと思ってもダメである。
見た目が水商売の女性はロビーで引き留められるのがオチだろう。公安警察はホ
テルでも目を光らせているのだ。


じゃ、その手の女性は絶対ホテルに来られないのか?
攻略方法はある。
例えばもう一部屋借りておき、カードキーを女性に渡しておけばいい。
宿泊客の証明であるカードキーさえ持っていれば何の問題もない。
ウィークリーマンションを借りるのも手だ。
マンションは普通の住居であり、公安もいちいちチェックはしない。


以上は出張者の場合。
駐在員は、強者になれば女性の部屋に連れていってもらえるし、役員クラスなら
ば女性に部屋を買ったり借りたりしてあげて、「囲って」しまう。
ここで重要なことは、女性を決して自分の部屋に連れてこないことだ。
自由恋愛を楽しみたいのであれば、自分の部屋でかち合ったり、浮気が発覚する
ようなリスクを避けるべきである。


奥様方に申し上げたいことがある。
もし旦那が単身赴任で中国に行くのであれば、浮気は覚悟しておくことだ。
外国の地で言葉もあまり通じず、仕事はそれなりに忙しく、家に帰ってもテレビ
は全部中国語、こんな毎日ではつまらなく寂しいのが当たり前。
そんな時、カラオケのかわいい女の子に日本語で話しかけられたらどうなるか?
言わずと知れているだろう。
彼女が傍にいるだけで、買い物もできるようになり、日常生活は便利になる。
もはや生活必需員である。


話が脱線した。


出張者の人に一言。
本格的に中国で遊びたいのであれば、もっと中国を知らないと危ないよ。
捕まってからじゃ手遅れだ。

2007年6月26日火曜日

偽装?そんなの中国じゃ日常茶飯事

日本では偽装牛肉とかで大きな話題になってますな。


中国じゃ偽装(ニセモノ)は日常茶飯事なので全く驚くに値しない。


カルフールで買ったワイン。
白酒をブドウジュースで割った代物だった。


友好広場近くのホテルの売店で買ったタバコ。
パンダの柄で一箱20元します。
見事にニセモノでした。


家の近所のスーパーで買った洋物タバコ。
まともに買うと15元以上するハズですが、10元と言われ、つい買ってしまう。
やっぱりニセモノ・・・。


高級タバコはニセモノが多すぎて本物を見つけるのは至難の業。
結局2元のメンソールタバコを1カートン買いました。


安物のタバコはニセモノ作っても採算が合わないので全部本物。安心!


でも、たまには好きなタバコの本物吸いたい・・・。

2007年6月24日日曜日

迷惑メール対処方法<最近の花花の場合>

(1)gmailを利用する
強力な迷惑メールフィルタ機能があるので、たいていの迷惑メールは見ないで済
むようになる。


(2)迷惑メールフィルタ機能付きメールソフトを利用する
Thunderbird(サンダーバード)などがオススメ。
私は秀丸メールを使ってます。


(3)特定キーワードが含まれるメールはすべてゴミ箱行きにする
これが一番確実。
要するにメッセージ本文にあらかじめ登録しておいたキーワードが含まれていた
場合、そのメールをゴミ箱行きにするというもの。


じゃ、具体的にどうするか?


<Outlook Expressの場合>
・ツール(T)--メッセージルール(R)--メール(M) をクリックする。
・「メッセージ本文に指定した言葉が含まれる場合」と「削除する」の二つにそ
れぞれチェックを入れる。
・青文字の「指定した言葉が含まれる」をクリックする。
・キーワードとして迷惑メール本文中のURL(貴方に見てもらいたいホームペー
ジのアドレス)を記入する。


例えば本文中に「http://hogehoge.com/mogemoge/korokoro.html」みたいなリン
クが書いてあったら、ドメイン名の部分「hogehoge.com」をキーワードとして登
録すればいい。


<ちょっと専門的な話>------------------------------------------------
最近の迷惑メールは差出人だけでなく発信人を特定するためのIP番号をProxy
サーバを経由することで偽装している。Port25対策と言っても、信頼できるドメ
インとして登録されていないというだけで、海外の友人からのメールが遮断され
てしまったりしては元も子もない。


迷惑メール業者は身元がバレないようメールに様々な偽装工作をするが、唯一偽
装できないのがメールを見た顧客を誘導するために用意されたホームページのア
ドレスだ。
誘導するためのホームページは複数あって、目的は利用者のメールアドレスを記
入させることにある。業者の住所や電話番号などは記載されていないのが普通。
「迷惑メールに書かれたいたURLがここですよ」とプロバイダなどに通報すると、
一ヶ月以内にそのURLはアクセスできないようドメインが抹消される。


実は通報しないほうが良かったりする。ドメインが抹消されない限り、業者はそ
のドメインをしばらく使い続けるからだ。先ほど説明した迷惑メールを見ないよ
うにする方法で、そのドメインをメールソフトに登録しておけば、迷惑メールは
自動的にゴミ箱行きである。
もし通報でドメインが抹消されてしまえば業者は別のドメインを取得して再び
メールを送ってくる。一つのドメインはできるだけ長いこと使ってもらったほう
がいい。対応が楽だ。
-----------------------------------------------------------------------


残念ながら迷惑メール対策に根本的な解決方法はない。
業者は次々と誘導したいホームページのアドレスを変更してくる。
だが業者とて1000や2000のドメインを次々と変更して送ってくるわけではない。
上記方法でドメインを迷惑メールフィルタとしてマメに追加していけば迷惑メー
ルを全く見ないで済む日がすぐにやってくる。
迷惑メールフィルタをかいくぐって届く迷惑メールは「珍しい出来事」になり、
そこに書かれているドメイン名を迷惑メールフィルタに追加する作業は「うつさ
い蚊を叩きつぶした」「いがらっぽかった喉の痰が取れた」に似た「ある種の爽
快感」を提供してくれる。


迷惑メール退治は余裕の気持ちで臨みたい。

2007年6月22日金曜日

食の問題、たぶん解決

妻が出産で実家に帰っているため、毎晩食事で困っている。


昼食は会社の事務所の近くの簡単な料理屋で済ませている。
米線とか拉面や炒飯などだ。
問題は晩ご飯だ。


仕事を終えてから自炊はしたくない。
以前の部屋と違って電子レンジは無いので、冷凍しておいたものを暖めて、とい
うわけにもいかない。
炊飯器も原始的なタイプなので、タイマーセットなんて機能はない。
インスタント麺は本当に最後の手段だ。


毎回外食とは言え、日本料理店のような値段の高い料理はNGだ。
日本にいる時と同じ給料をもらっている駐在員の人たちとは違うのだ。
一般の中国人と同じような食事でなければならない。


大家さんのお薦めは安盛の二階の美食広場だ。
いわゆるデパートの食堂である。
好きな料理を選んで食べるというスタイル。
料金は10元前後とお手頃。
本日も晩ご飯はそこへ行こうと、安盛の中へ入った。


安盛の中には屋内ステージがあって、何かのセールスイベントが開催されていた。
ステージのあるホールは最上階まで吹き抜けになっている。
ふと最上階を見上げると「美食広場」の文字がある。
いつもとは別の美食広場らしい。
ちょっと興味が湧いて行ってみることにした。


エスカレータに乗る。
中国のデパートによくありがちなのだが、見栄えを考慮してなのか、吹き抜けの
ホールに面してエスカレータが設置されている。眺めは良いのだが、柵というか
ガラスで仕切るといった安全策が成されていない。
このため、乗っていて、ひどく不安になる。
下に落ちたらどうするのだ?


日本のエスカレータのように各階が互い違いに設置されていないので、乗り継ぎ
が悪い。更に上の階へ行くには、今下りたエレベータの後ろ側へ歩いて回らなけ
ればならない。
しかし、これにもメリットはある。
歩いていく際回りの商品をついつい見てしまう。
エレベータの回りはアピール度の高いテナントスペースだと思った。


最上階に着いた。
美食広場がある。
二階の美食広場に比べて非常に広く、料理の種類も多い。料金も10元前後でリー
ズナブルである。
これで晩ご飯の問題が解決した(たぶん)。


若者のカップルが思い思いの料理を食べている。
しばらく日本のこういう場所見てないから不公平かも知れないが、やはり大連の
女の子はレベル高いな、と思ってしまう。
可愛い子が多いのだ。
あまりジロジロ見ていると「変なおじさん」と思われてしまうので、食事に専念
した。


今度、妻と一緒に来ようと思ったが、子供が外へ連れ出せるぐらい成長してから
でないと無理だな、と思った。

2007年6月21日木曜日

給水器

市内にいた頃はミネラルウォーターを買っていたのだが、開発区へ引っ越してか
らは念願の「給水器」を買った。


日本の水道水は安全なのでそのままでも飲めるが、海外ではそれはあり得ない。
中国でも水は「買う」か「沸騰させる」などして飲むのが普通だ。
500ミリリットルのペットボトルのミネラルウォーターは約1元。
1.5リットルや2リットルのボトルだと2〜3元である。


給水器で使われるタンク(樽)は18リットル入りで15元。
給水器自体は100元ぐらいからある。
家庭で利用すると一週間でタンク1本使うだろう。


妻にすれば、その15元も許せなかったらしく、浄水器タイプの給水器を買ってき
た。約400元だそうだ。
タンクの上部に水道水を入れると浄化されて飲料水になるというタイプ。
フィルターは五重。浄化された水はおいしかった。


風呂上がりの一杯の冷たい水は格別。
熱湯もすぐ出るので、お茶をいれたり、カップ麺を作ったりと重宝する。


良い買い物をした。

モノに見る日中文化の逆転現象

中国のカップ麺は日本と一つだけ大きな違いがある。
「味付け」ではない。
中国のカップ麺には必ずフォークが入っている。
日本ではレジで「箸お付けしますか?」と訊かれる。「はい」と答えれば割り箸
をもらえる。


携帯電話でも、中国ではバッテリーが最初から二つ付いて売られている機種が多
い。一つを使っている間、もう一つを充電できるようにとの実用性からである。


中国の家電商品では「全部込み」で売られるのが基本だ。
後から「オプション機器」を買う必要が無い「セット」で販売される。


日本では充電器が付属していないデジカメも販売されている。
コストを少しでも下げるための方策だろう。
中国ならば、オプション機器が無いと充電ができないのであれば、それは「欠陥
商品」扱いだろう。一式揃っていなければダメなのである。


一方で不動産はどうか?
中国では部屋の内装がされていないコンクリート打ちっぱなしの状態で売りに出
される。「内装は自分でしてください」というのが普通だ。
日本では、内装がされた状態で売りに出されるのが当たり前。
電気ガス水道も完備されて、すぐに住める。


カップ麺や家電商品には「全部込み」を求めるのに、なんで不動産だけ不完全な
状態で売るんだろうか?


今度、友人に訊いてみたいと思う。

2007年6月19日火曜日

もうすぐ子供が生まれます

妻は実家(吉林省)に帰省中。
たぶんあと一週間ぐらいで生まれるそう。


名前は一応決めた。
成人するまでは中国と日本の二重国籍にしておきます。
最終的には本人に選ばせよう。


中国籍を持って生まれるからビザの心配無いんだよね。うらやましい。
私も永住権もらえるようにがんばろう。

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2007年6月18日月曜日

食事で困ってます

オフィスは開発区の繁華街にあります。
この立地条件で「食事に困る」とはどういうこと?と思われることでしょう。


例えばマクドナルドやKFC。
平日でも混んでます。
昼食時をずらしても関係ないです。


安盛の美食広場。
昼食時は激しく混んでいます。
よって夕食時しか利用してません。


金馬商場の裏側の商店街。
ここも激混みです。
しかもバス停1個分遠いので、あまり行く気になれません。


日本語雑誌で紹介されているお店は離れたところばかりなので、一人でわざわざ
タクシー乗って行こうなんて思いません。


結果的にいつも安盛地下の屋台か、マイカル地下の美食街になります。


お昼ご飯は10元以内に収めたいです。
中国人の同僚が側にいれば、お弁当の出前とか頼んでもらえるのですが・・・。
せめてメニューが手元にあれば一人で注文できます。
電話で問い合わせて、メニューを口頭で言われてもちんぷんかんぷんです。
しまいには「昼飯時で忙しいのに外人が電話かけてくるなっ!」って言われそう
です。


市内だったらこんなに混んでいるのは勝利広場周辺ぐらいだけでしょう。
繁華街は遊びに来る場所。仕事するにはちと不便かも。

2007年6月14日木曜日

大連のバス路線とICカード

出張で大連に来ていた頃は当たり前のようにタクシーを使っていたが、今は大連
の現地採用で仕事をし、生活をする身の上である。当然庶民の公共交通機関を利
用する。


移動の基本はバスだ。
大連の場合、市内には135路線、開発区には8路線のバスがある。
残念ながらバス会社の紙ベースの路線図表というものは見たことがない。
観光客向けの地図(2〜3元で売っている)には一応路線表が載っているが、字
ばかりで市内の地理によほど詳しくない限り、見ても役に立たない。


どこで売ってるかわからない地図では情報として役に立たないわけで、確実に見
られる路線表としては、次のホームページがオススメだ。


大連交通網
http://www.dalianbus.com/


ここにすべてのバス路線の情報が掲載されている。
市内と開発区を結ぶバス路線や、瀋陽、北京、吉林などへの長距離バス路線の出
発時間や料金などの情報も載っているので参考になる。


バスをよく利用するのであれば、ぜひICカードを持っておきたい。
SUICAのような、いわゆるプリペイドチャージ型カードで、バスの運転席脇の
カードリーダーにかざすだけで精算が完了するという便利アイテムだ。


ではカードはどこで入手できるのだろう?


公交ICカード
http://www.dalianbus.com/ic.htm


カードは勝利広場横の「大連市商業銀行」で購入できる。
勝利広場に立って大連駅を見て、ちょうど左側にある銀行だ。
身分証明書は不要。
保証金(押金)として30元が必要。
チャージは20元か50元の単位で行える。
初めてカードを購入するのであれば、30元(保証金)+20元分+50元分=100元支
払うのがいいだろう。
これで70元分利用できる。


カードの使い方は簡単だ。
バスに乗ったら運転手横のカード読み取り機にカードをかざすだけだ。
大連市内のバスはたいてい1元で乗車できるが、カードを使えば0.95元または0.
90元と少しだけ安くなる。
ちなみに学生用のカードだと0.4元で乗車できるらしい。(特別な学生なら0.3元
だそうだ)


カードのチャージ(充填)は最寄りの「大連市商業銀行」で可能だ。
上のカードの説明のページに一覧表が載っている。
ちなみに私の住んでいる開発区ではマイカルの右隣に「大連市商業銀行」がある。
電子城の建物の一階だ。
一般の窓口で現金を支払ってチャージする。
カードには最大で500元までチャージできるそうだ。


小銭をジャラジャラと持ち歩きたくない方にはオススメ。
軽軌道3号線(電車)や開発区と市内とを結ぶ中距離バスなどでも使用できる。


ぜひ一度利用してみてはいかがだろうか。
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2007年6月12日火曜日

不便だ・・・

母親が新しいデジカメを買ったので、古いやつをもらった。
古いと言っても、一眼レフである。
仕事の撮影に使えるなぁ、と大喜び。母よ、多謝!


仕事となれば機材が必要だ。
まずは三脚である。
さっそく電子城へ。


QQ用のデジカメとオモチャのような三脚はあった・・・。
しかし、普通の三脚が無い。


マイカルの中を探す。
デジカメ売り場をくまなく見た。
無い。


新馬特の中を探す。
無い。


安盛を探す。
無い。


SUNNINGを探す。
無い。


結局、開発区にはカメラの三脚は無かった・・・。


いつものように安盛でお買い物である。

急にホットドッグが食べたくなった。
どうせそういう代物は売ってないだろうから自分で作ろう。


パンの売り場へ行く。
ホットドッグに使える例のパンが無い。


仕方がない。サンドイッチでもいいや。


食パンをGET。


マーガリンをGET。


ハムをGET。
スライスされてない固まりだ。


おっと、バターナイフが必要だな。


バターナイフ、ナイフ・・・と・・・


バターナイフが・・・無い・・・


仕方がないのでスプーンを買った。


今日ほど「カルフール」が開発区にあればなぁ、と思った日はなかった・・・。
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2007年6月7日木曜日

素朴な疑問だった

日式カラオケで常々疑問に思うことがあった。


男子トイレの小便器に氷が山盛りにされているのは何故か・・・。


知り合いの経営者に質問してみた。


配管を通じてニオイが立ち上るのを防ぐためだそうだ。


なるほど!そういうことだったのか。


最初は客の飲み残しの氷を捨ててたのかと思ったが、あれだけ大量の飲み残しが
出るとも思えないし・・・、などとお気楽なことを考えていた。


トイレはカラオケ店にとって危険な要素を持つ空間だ。
お客は自分が選んだ可愛い女の子とおしゃべりをしながらお酒を呑んで楽しいひ
とときを過ごしている。
お酒を呑めば、いずれはトイレに行きたくなる。
トイレに入ったとき、嫌なニオイがしたらどうだろうか?
さっきまで楽しかった夢心地から、一気に不快な現実に引き戻されてしまう。
「魔法」が解けてしまうのだ。


氷は見た目もキレイだし、ニオイも防げる。一石二鳥とはまさにこのことだ。


いつまでも素敵な夢を見続けさせて欲しい。
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成功者として得るもの、失うもの

人生40年も生きていると、いろいろな方に出会う。いろいろな話も聞く。


中国における成功者とはお金持ちだ。


身近な例では日式カラオケの某ママさん。
ただし雇われママさんではない。店のオーナーである。


彼女は農村の出身で、大連にいわゆる出稼ぎに来ていた小姐の一人に過ぎなかっ
た。それが強力な中国人パトロンの援助を得て自分の店を構えることになり、気
がつけば10年が過ぎ、昨年もう一つの店を開くまでになった。
自らは200平米はあろうかという豪華なマンションに住み、高級車に乗り、お母
さんや兄弟姉妹などを故郷から呼び寄せ、市内に買った複数のマンションに住ま
わせ、一族総出で店を手伝っている。


中国では成功者になるためには、皆経営者を目指す。
服務員として真面目に働き、経営のノウハウを実地で身につけていく。
服務員はあくまでも「搾取される」立場に過ぎない。
彼らはいずれは「搾取する」立場になろうと努力する。
それが実現すれば成功者となれることを知っているからだ。


成功者として得るものの第一はお金だ。
うまくすれば名声も手に入る。
中国では大抵のことはお金で片が付く。
お金持ちになる頃には、自分にとって便宜をはかってくれる貴重な人脈も形成さ
れている。


一方で失うものもある。
その筆頭が「時間」だ。
中途半端なお金持ち(経営者)は自らの生活レベルを維持していくために働き続
けなければならない。常に儲けを生み出すように会社の面倒を見なければならな
い。それこそ「24時間、闘えますか?」状態である。


真のお金持ちになると、働く必要はない。
寝ていても、お金がお金を生み出してくれる。
投資家などがそうだ。


私もお金持ちになりたいとは思う。
何の心配も無い安定した生活を送りたい。
かつて安定した職場から自らの意志で去ったことがある。
それが現在に至るまでの紆余曲折を生み出すきっかけとなった。
何度も転職し、気がついたら大連に住んでいる。
薄給で食べるのが精一杯の時もあった。
それでもやってこれたのは、毎日が発見と創造だったからだ。


何もない状態から、モノを生み出す。
大胆な発想と繊細な技術でモノを作る。
出来上がったものが人に評価される。
モノ作りの楽しさを覚えてからは、常にモノ作りの現場に居たいと思うようにな
った。


成功者になりたいとは思う。
しかし、モノ作りの楽しさを実感できないのであれば、たとえ成功者になったと
しても不幸だと思う。
この場合のモノ作りとは、実際に自分が作ることを意味する。
そのモノの決定的価値を左右する要素を理解し、それを自分で設計できる、ある
いは創造できること。これがモノ作りの楽しさであり、それ無しではつまらない。


一生懸命働いてお金持ちになったら、さっさと引退して、趣味で何かモノ作るの
が一番幸せかも知れないな、と思う今日この頃。
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2007年6月4日月曜日

ダブル・スタンダード

「IWC脱退か新機関」日本政府が意地みせた
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/54862/


食文化というものはデリケートな問題がつきまとう。


民間レベルではいろいろ思うところがあるかも知れないが、政府レベルでは他国
の食文化を非難するのはいかがなものかと思う。というか大きなお世話というや
つだ。


「ダブル・スタンダード」とは対象により異なる判断基準を使い分けること。


米国は自国のエスキモーに対しては捕鯨を認めている。
しかしIWCでは日本の捕鯨に反対の立場をとっている。
まさしくダブル・スタンダードだ。


オーストラリアではカンガルーやワニが食べられている。
これはオーストラリアの食文化であり、国際的に非難されるべきことではない。
少なくとも日本政府は公式に「カンガルーを殺すな、食べるな」と言ったことは
ないだろう。


韓国では犬を食べる。
これについても日本政府が公式に韓国を非難したことはないはずだ。


大連の焼肉屋で犬の肉を食べたことがあったが、犬の肉と聞かされていたので、
ほんの少ししか食べられなかった。硬かった印象だけが残っている。
おそらく本場韓国では「うまい」犬肉が食べられるのだろう。
他国の食文化に先入観は持ちたくない。


われわれ日本人も注意したい。
「鯨肉を食べる自由を!」と言いつつ、韓国に対して「犬を食べるな!」と言う
ようではIWCの反捕鯨の連中と同じことになってしまう。


ダブル・スタンダードは持つべきではない。
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妻には内緒にしておこう・・・

市内での仕事を終え、もう一仕事。
日曜なのに我ながら働き者である。

仕事を終えた後、呑みに誘われた。
妻も留守だし断る手はない。
日式カラオケで散々歌いまくった後、気がつけば1時。
デュエットした女の子と店を後にして一緒にタクシーへ。


ここまでは大連でよく見かけるシチュエーションである。
大抵はこの後「大人だけの楽しいおつきあい」が展開される。


しかし・・・


私の場合、そういう遊びはとうの昔に卒業している。
明日も仕事があり、会社も自宅も開発区にある。
そう、タクシーに乗って開発区に帰る、ただそれだけの事だ。

あまり日本人には知られていないが、相乗りを前提とした長距離タクシーという
ものがある。
定員めいっぱいまで乗客を乗せ、途中下車あるいは途中乗車しながら最終目的地
まで向かうというものだ。

今夜の場合の最終目的地は金州。
開発区の隣だ。
同乗した女の子の家があるらしい。
相場は市内から開発区/金州までは一人15元。
途中下車や途中乗車は一人10元。

別に白タクというわけではなく普通のタクシーだ。
市内のとある日式カラオケから乗ったのは私と女の子の二人だけ。
女の子や運転手が電話をかけまくるが他に乗車希望者は無し。
仕方がないので大連駅裏へ向かう。

時間は深夜1時10分。
人影は無し。乗客は無し。
今度は香炉磯へ向かう。
二人乗り込んできた。
これで定員である。

高速へ乗り開発区方向へ向かう。
開発区までの道のりの3分の1ぐらい走ったところで高速を下りる。
なにやら工業地帯を走っている。
しばらく行って停車。乗客二人が下りる。

再び三人だけになった。
二〜三分走ったところで一人乗客ゲット。
今度は沈大高速の料金所へ向かう。

目的地に着いた。
乗客が降りた。
これから高速バスにでも乗るのだろうか?

さすがにもう乗客はいない。
そのまま開発区へ向かう。

夜の高速道路は危険だ。
いろいろなモノが落ちている。
そこを運転手は時速120km以上で突っ走る。
変なモノ踏んだら終わりだな・・・。

飛ばしてくれたおかげで2時に開発区へ着いた。
女の子の分のタクシー代も一緒に払った。全部で30元。
これでも一人で夜中、普通にタクシーに乗った場合の3分の1の価格である。

タクシーは女の子を乗せて金州へ向かって去って行った。

安くて便利な乗り合いタクシー。また夜遅くなったときは利用するとしよう。
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2007年6月2日土曜日

とりあえず入れとくと便利なソフト

大連とは何も関係ないのだが、ご紹介する。

◆Folder Marker Free◆
http://www.foldermarker.com/folder-marker-free.php

フォルダの色を変えられる。
Macを使っているデザイナーがフォルダの色を変えてデータ管理をしているのを
見ていて「便利そうだなぁ」と思ってた。
Windowsではアイコンを変更することはできるが、フォルダの色だけの変更とか
はできない。いやXP Plusとか導入すればできるのかも。

とにかくさっそく使ってみた。
フォルダの視認性が良くなった。
ジャンル別に色分けしている。
危険で恥ずかしい代物は「赤」。
仕事関係であんまし見たくないやつは「黒」とか。

これ絶対Windowsの標準機能にしたほうがいいって・・・。


◆WinRoll 2.0◆
http://www.palma.com.au/winroll/

とりあえず邪魔なWindowをタイトルバー一本だけにしてくれるソフト。
これもMacでは標準の機能。

今、ホームページ制作の仕事をやっているのだけれど、同時に三つ程のソフトを
起動して、なおかつ素材が入っているフォルダを二つぐらい開いて編集作業をす
るとき重宝する。
これもwindowsの標準機能にして欲しいものだ。

いずれも動作の軽いソフトなので、是非一度お試しあれ。
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2007年6月1日金曜日

意外と発展していた

妻の出産まであと一ヶ月ちょっとなので、本日里帰りの途についた。

夜8時の列車に乗るためにタクシーへ金州まで移動。
約30分で30元。
マイクロバスもあるんだけど、列車の時間に間に合わないとマズイのでタクシー
を使う。
軽軌道が開通すれば安くて快適になるんだろうなぁ。

金州駅前はとにかく広かった。
文字通りの広場。
人がたくさん集まっていて、周りを散歩してた。

荷物を持って駅舎の中へ。
中は古くて薄暗かった。
X線の機械に荷物を通す。中国の人たちはとにかくたくさんの荷物を持ち込んで
くる。衣服とか農産物とかいろいろあるんだろうけど、危険物は困るわけで(ダ
イナマイトを大量に持ち込もうとするとか)、ちゃんとチェックしなきゃいけな
い。

アナウンスがあってまもなく列車が到着するとのこと。
改札口が開く。続々と乗客がホームへ移動する。
妻はもちろん乗車券を持っているが、私は入場券を買っている暇はないので、駅
員に言ってそのまま中へ入れてもらう。駅員に後で出てくるときに1元払うよう
に言われる。

列車は16両編成。妻が乗るのは後ろの方。
子供の衣服やらタオルやらたくさん詰め込んだ巨大な荷物を抱えながらホームを
ひたすら歩く。

列車がやって来た。
目の前でピタリと停車。
なかなか停車位置は正確だ。
4号車の車掌が下りてきた。乗客の切符を確認する。
ここでも車掌に「付き添いです」と言って中に入れてもらう。
出発まで20分間あるので大丈夫だ。

妻の寝台席まで荷物を運ぶ。
乗客で通路はごった返していたので、長居は無用。
適当に妻に挨拶をしてその場を離れる。

ホームをひたすら歩いて戻る。
途中で尿意を覚えたのでトイレを探す。
うーむ、見あたらない。
改札口まできてしまった。
駅員に1元を渡して改札口を出る。
駅舎の中をうろうろしてトイレを探す。
待合室は次の列車の乗客でいっぱいだった。
トイレが見あたらない。

仕方がないので外へ出る。
あった。
公衆便所だ。

中国の公衆便所は基本的に有料である。
窓口があって、服務員のおばさんに「いくら?」と訊ねる。
「5毛(0.5元)」
5角(0.5元)を払って中に入る。
予想はしていたが、かなり汚い。
大便器は囲い無しである。いわゆるニーハオトイレだ。
小用をたして、さっさとその場を後にする。

タクシーがなかなか捕まらない。
やっと着たタクシーも別の人に先乗りされた。
しかし運転手は商売熱心で
「どこまでだ?」「開発区。」
「相乗りするか?」「OK」
地方では相乗りは日常茶飯事である。
先客の目的地に到着。前のお客が下りてから運転手と値段交渉をする。普通に
メーターを動かしていたのでは不利になるからだ。
30元で合意。一路開発区へ。

途中信号で前の車が全く動かない。
よく見ると交差点のところでパトカーが止まっている。
事故だろうか?
それにしても三車線止めるというのは解せない。
事故なら一車線ぐらいは通行出来るはずだからだ。

答えはすぐに判明。
白いフルサイズコンテナを積んだトレーラーが何台もやってきた。
彼らを先に行かせるために交通規制しているらしい。
真っ白なコンテナ。真っ赤な赤十字のマーク。
なんだろう?
仮設診療所だろうか?

それにしてもすごい台数だ。
40台ぐらい通過したんじゃないだろうか。
これから港へ行くのかな。

最後のトレーラーが通過した後、交通規制は解除された。
でも、トレーラーはゆっくりと走っていて大渋滞。
右脇を別のタクシーが走り抜ける。
なんと歩道を走行していた。
負けずと私の乗ってるタクシーも歩道を走行。
皆で走れば怖くない状態である。

まぁ、事故もなく家に帰れたから没問題だ。
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