タブレットPCにするか、電子ブックリーダーにするか。
思案の末、購入したのは電子ブックリーダー。
http://www.teclast.com/zhuanti/k5/
こんなやつです。
決め手となったのは、バッテリー持続時間。
価格はどちらも700元前後。日本円で1万円ぐらい。
EKEN M003というタブレットPCと最後までどちらにするか悩んだのだが・・・
EKENのiPadモドキはバッテリーが2〜3時間ぐらいしかもたない。
本を読んでいたら2〜3時間なんて、あっという間。
タブレットPCにACアダプターの線を接続して使うようならば、意味が無い。
ホンモノのiPadなら10時間いけるらしい。
やはりそのぐらいの時間がないと実用的とは言えない。
タブレットPCでやりたいことを考えてみた。
・読書
・ブログ文章作成
・ネットサーフィン
こんなもんだろう。
文章作成は考えながら高速に打つので、やはりマルチタッチの画面での入力は厳
しいかもしれない。
ネットサーフィンも、中国はWi-Fiあるお店が少ないので、あまり活躍の場が無い。
結局、下二つをまともにやろうとするのなら、ノートPCやネットブックになる。
ネットブックは値段もこなれてきていて、2000元ぐらいからある。
でも、当初の検討価格帯は700元だから、完全に予算オーバー。
ネットブックは来年買うことにしよう。
では、残るのは「読書」だけ。
読書で大事なのは、やはりバッテリーの持続時間。
アマゾンのキンドルとか検討してみたけど、中国では結構高かったりする。
要は日本語が表示できればよいので、キンドルでなくとも良い。
以前、読書用にMP4プレイヤーを購入したことがあった。
その機械は、文字コードをGB2312で保存すれば、日本語の文章も表示できた。
しかし、漢字は黒体(ゴシック)、ひらがなカタカナは宗体(明朝体)で表示さ
れるので、とてつもなく読みにくい。だから、日本語の文章を1ページずつ JPG
画像化して、写真閲覧機能で読書をしていた。
ところが、写真閲覧機能では、「どこまで観たか」というページ情報を記憶する
ことができないため、読書の最中はMP4プレイヤーの電源を入れっぱなしにして
おくしかなかった。当然、バッテリーの消費も早く4〜5時間しかもたなかった。
うっかりボタンを押してしまったり、電源を切ってしまったりすると、見ていた
ページがわからなくなってしまう。
しかも、100ページ目あたりを読んでいたから、そこまでページをめくりた
い、という機能が無かった。
だから、ページ送りボタンを100回押す必要があった。
「しおり」もはさめないようなMP4プレイヤーでは、読書なんてしたくない。
結局、本来の機能通りの「動画鑑賞機」としてのみ使っていた。
中国でも電子ブックでの読書は盛んで、それはMP4プレイヤーやスマートフォン
が普及しているからだ。
当然、中国語の電子ブックであれば「しおり機能」も使えるので、読書は快適で
ある。
しかし、日本語はどうなのよ?という疑問があった。
今回、開発区の電子城で電子ブックリーダーを見つけたので、青空文庫からダウ
ンロードしてきた小説を試しに読み込ませてみた。
結論を言ってしまうと、テキストファイルの文字コードをunicode形式で保存し
たものは、問題なく日本語が表示された。UTF-8はなぜかNGだった。
またMicrosoft Word形式の文書ファイルもOKだった。ただし縦書きの文章は横書
きに直されて表示されていた。また文字フォントは内蔵のゴシック系フォントの
みで、たとえWord上で明朝を指定しても無視された。
PDFでも日本語は表示された。
青空文庫のテキストファイルをPDFに変換するプログラムがあるので、それで作
成したPDFはちゃんとルビもふられて、カラーの挿絵も表示された。ここでも
フォント指定をして、かつフォント情報をPDFに埋め込んでもフォントは反映さ
れなかった。ゴシックフォントで日本語は表示されていた。
この電子ブックリーダーは文字の大きさを変えられるので非常に助かる。
標準よりも若干大きく表示させると実に見やすい。
最近、また視力が落ちてきたような気がする。メガネを変えないとまずいかな。
電子ブックリーダーではMP3の音楽も聴けるし、動画も見られる。
動画は動きが若干ぎこちない。まぁ、別に動画は見ないので関係ないが。
SDカードスロットがあって、デジカメで撮影したSDカードを直に読める。
撮影した写真をその場で確認できるので、これは何気に便利。
気になるバッテリー持続時間は12時間(公称)。
本当に12時間もつかどうかは、これからテストしてみよう。
Wi-Fiなんてシャレた機能は初めから無いので、いつでもどこでも本を読むこと
ができる。
まさに読書をするためのガジェット。
また何か気がついたらレポートします。
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