2008年11月30日日曜日

息子の成長

最近、息子の成長が顕著だ。


私が仕事をしているとき、部屋のドアを閉めていることに反抗して、今度は自分
でドアを閉めることを覚えたようだ。こちらがドアを開けようとすると、再びド
アを閉めてくる。


逆もある。


トイレに入っていると、ドアノブにぶら下がり、ドアを開けてトイレの部屋に
入ってくる。
落ち着いて用も足せない。
3ヶ月前までは歩くこともできなかったのに、まったくたいしたものである。

2008年11月28日金曜日

日本一時帰国顛末記

11月18日
早朝4:30起き。
軽く食事をして、5:00に白タクで出発。
6:00前には空港に到着。中国東方航空のカウンターを探す。
あった。だが人がいない。
隣の別の航空会社の人に尋ねると、たぶん7時ぐらいに来るとのこと。
7:55までにはチェックインしないといけないので、ちょっと時間がタイトだなぁ
と思いつつも推理小説本を読みながら時間をつぶす。


7時5分前に東方航空の人がやってきた。
「請開飛机票」と言って、航空チケットを発券してもらうよう頼む。
が、もう座席が無いとの答え。


そんなバカな。


それじゃ予約の意味無いじゃん。
3時間後の便なら席があるという。
仕方ないので、その便に変更してもらう。(これが失敗)
だが、更に問題があるという。
大連→上海の便は座席があったが、上海→成田の便については空席の確認ができな
いとのこと。
コンピュータの問題だそうだ。8:30になれば会社の職員が出社するのでそれまで
待って欲しいとのこと。
こいつはヤバイと思い、旅行会社の人へ電話。


すったもんだのあげく9時過ぎに連絡があって、要するに私が最初に行った航空
会社のカウンターが違うとのこと。旅行会社から受け取ったのはA4のプリントさ
れた白い用紙が一枚なのだが、これが航空チケットの代わりになるそうで、それ
を持って「搭乗カウンター」へ行けば「搭乗券」を発行して貰えたのだそうだ。
私は航空会社のカウンターでA4の用紙を見せれば、赤いカーボン印刷の航空チ
ケットを受け取るものだと思っていたから、普通に航空会社のカウンターへ行っ
てしまった。航空会社のカウンターの人は、乗る便の変更なんだなという先入観
を持って対応したから、発券はここじゃないよ、という指摘をしてくれなかった。
とまぁ、そういうことらしい。


結局、上海→成田も乗る便を変更してもらい、昼近くに大連を出発。
成田に着いたのは夜8時。
乗ろうと思っていたリムジンバスも最終便が出た後で、結局、電車へ埼玉の実家
へ向かい。到着したのは11時近く。本当なら夕方6時には実家へ到着して、夕食
を食べていたはずなのに・・・。


仕事の関係者の方はご存じなのだが、今回の一時帰国にあたり、いろいろ中国国
内でトラブルがあって、そのとどめというも言うべきトラブルがコレだった。
本当に呪われているんじゃないかと思ったぐらい。
帰国してからは極めて順調。
大きなトラブルもなく、諸手続や仕事も四日間で終了。
残りの三日間はお墓参りや親戚訪問などで過ごした。
なかなかのハードスケジュールで付き合ってくれた両親も疲れが出て、私が帰国
した翌日は遅くまで寝て過ごしたそうだ。


どうもご迷惑をおかけしました−>両親

2008年11月26日水曜日

帰ってきました

昨夜遅く大連に戻りました。


いろいろ書きたいことがあるのですが、疲れたので今日は失礼いたします。
息子がよくしゃべる(キャーキャー言う)ようになっていました。
ちょっと留守にしていただけなのに・・・

2008年11月17日月曜日

いよいよ明日、日本へ向けて出発

明日は5時半に起きて、6時前にはタクシーに乗る予定。


フライトはほぼ8時なのだが7時半までには搭乗ゲート前にいないといけない。
というわけで空港には6時半をメドに到着予定。


普通ならCAかCZでそのまま成田へ向かうところだが、節約のため国内線で上海へ
向かう。
上海は初めてだ。滞在は2時間なので、空港でぼーっと過ごすことになりそうだ。
一応デジカメは持っていくが、撮影可能かどうかは疑問。ダメな場合は本でも読
んで時間を潰そうと思う。


11時ぐらいの便で成田へ出発予定。
到着は日本時間の15時。実家に着くのは夕方6時前ぐらいと思われる。
スーツケースを持って電車に乗るのはおっくう。
自宅の近くまでリムジンバスがあれば、それに乗りたいのだが・・・。

寒い!いや、暑い!

今日の最低気温は−4度。
いよいよ大連の冬が来た、という感じだ。


外を出歩くにはそれなりの装備が必要。
下着類は裏起毛。股引もはいて、首まであるセーターを着用。
その上にやはり裏起毛のジャンパーを着る。
本当は更にフードや毛糸の帽子を着用すべきなのだが、省略した。
だから冷たいビル風で耳がちぎれそうなぐらい痛い。


夕方、帰宅して明日の旅へ備えて荷物の準備をする。
15日から暖気が入ったので、部屋の中は暖かい。
シャツとパンツだけの夏の格好になる。
だが、それでも汗をかく。
あまりにも部屋の中が暑いので、窓を開ける。
とたんに零下の冷気が吹き込んできて冷える。


どうも調節が難しいな・・・


窓の開け具合を調整する。
ま、こんなもんだろ・・・


暑い分には窓を開けたりして調節できるので、まだ良い。
団地の他の部屋では、暖気が入ってもあまり暖かくないところがあるという。
暖かくないところを暖かくするのは容易ではない。気の毒である。


息子が裸足で走り回っている。
大連の冬はまだ始まったばかりだ。

2008年11月16日日曜日

開発区のバス路線に変更あり

仕事で開発区のマブチモーター工場の付近をウロウロしているのだが、いつの間
にか1路のバスが走るようになった。


マブチモーター工場の前は4路と6路が走っているのだが、それに1路が追加さ
れた格好である。
1路は金馬路駅から銀帆賓館の前の金馬路を走る路線だったが、ここは3路と重
なっていた。
終点は金馬路駅近くの西山小区で以前と変わらないようだ。要するに、金馬路
ルートから工業区ルートへと変わったわけである。


マブチモーター工場前では、もう一つ路線が追加された。4路の東ルートである。
この間、十里崗へ行こうと乗ったバスが東ルートで、いきなりトステムの工場方
面へ連れていかれたので驚いた。終点は杏林小区。高速道路の真下にバス停があ
るへんぴな場所。
ここで以前のルートの4路バスへ乗り換え、無事十里崗へ着いた。


今回、二つの路線変更(というか追加)があったわけだが、これによってどれぐ
らい便利になったのだか自分には判断できない。
4路の東ルートなどは、新たに追加された路線なのだから、9路とかにすればよ
いのにと思う。
そういえば7路も北環という妙な路線があったな。ルートが違うのなら路線名自
体を変更すればいいのに。
こうして、路線がややこしくなってくるわけなのだな、と理解した。

2008年11月15日土曜日

【電脳メモ書き】USBの電源容量

交換したノートPCのUSBが調子悪い。


DVD-RドライブやハードディスクがUSB1.1で接続される。
USB2.0なら480MBPSだが、USB1.1なら12MBPSである。
40倍も違うのだ。


これじゃ使い物にならないので、原因をネットで調べてみた。
どうやらUSBの電源容量不足らしい。
同じ型番のThinkpadでは以前は問題なかったのだから、USBの電源部分に問題が
あると思われる。
USBメモリとかは普通に2.0で接続されるので、消費電力の大きい機器だけの問題
だろう。


そういうわけで、電源付きのUSBハブを買ってきた。
さてつなぐぞ、と見たら、ACアダプターのコネクタが片方取れて無くなっていた。
唖然・・・


電源容量が足らないままなので、これでは単なるUSB1.1規格のハブである。
返品しようにもタクシーの往復代だけで、ハブが一個買えてしまう・・・。
というわけで、返品はあきらめ。もう一個買うとしよう・・・。

2008年11月13日木曜日

近々、日本へ一時帰国します

一応、運転免許証の更新というのが主な目的で、久しぶりの帰国でもあり、この
機会にその他もろもろいろいろやってくる(持ってくる)予定です。


とは言うものの、帰国前の準備でハマり、そこへ新規の仕事が入ってきて、仕事
をさばくだけでも大変なのに、輪をかけて大変なことになっています。
ブログでは他人事のように書いてますが、当事者にとってはシャレになってない
状況です。
結局はなるようにしかならないのでしょう。


最近、妻の元同僚の娘さんの結婚式に出席したのですが、結婚式で会った妻の元
同僚たちに「花花さん、痩せたでしょ?」と言われます。たしかに最盛期から
10kgは痩せました。それ以上に髪の毛が少なくなりました。
こればっかりは親父の遺伝なので仕方有りません。


日本へ帰ったら、あれもしなきゃ、これもしなきゃ、なので、一応リストを書い
てます。
とりあえず一番なんとかしたいのはパソコン関係ですね。
最低限、持って帰りたいものの一つにキーボードがあります。


キーボードは物書きの私にとっては大切な道具です。
昔ながらのカチカチと音のするメカニカルタッチのキーボードがお気に入りなの
ですが、実家に置いてきたままです。それを持っていくつもり。文字の打ちやす
さが全く違うので。


後は文庫本のたぐいをブックオフで仕入れたいと思いますが、10冊が限度かな。
10冊じゃ2週間ぐらいしか保たないかも・・・。
中国のテレビはほとんど見ないので、活字ばかり見ています。インターネットの
ニュースやブログ関係がメインですが、たまに青空文庫の小説を読んだりしてい
ます。古い作品ばかりですが、無料で読めるのだから贅沢は言えませんね。


今回帰国したら、次に日本へ行くのはいつになるかわからないので、限られた時
間を有効に過ごしたいと思っています。

2008年11月11日火曜日

お義父さん、一足先に帰る

仕事の関係でお義父さんが本日帰りました。


金州駅夜8時ぐらいの列車。
金州駅は現在改装中で、入り口がとんでもないところにあります。
以前の駅舎はもう取り壊されていて、そこから大連市内寄りに500mぐらい行っ
たところ、ここへ行くには、かなり道を迂回しなきゃならんのですが、まぁ、と
にかく遠い。


入場券を買いに行ったら、一人分しか売ってくれなかった。
見送りは一枚の乗車券につき一人までだそうで・・・
当然、妻に見送らせ、私は改札口でお別れしました。


駅舎を出てから、急に便意をもよおし(最近、お腹の調子が悪い)、トイレを探
してさまよいます。
絶対、旅行者用のトイレがあるはず・・・、有料で0.5元取られても仕方ないと
覚悟し、探したところ、離れの駅舎に厠を発見。
中に入ると、気持ちばかりの低い仕切りと、溝タイプのトイレがありました。
この溝タイプのトイレを許容できるかどうかが、中国生活になじめるかどうかの
バロメータになると思います。
私に言わせれば、中国へ来て洋式和式の水洗トイレだけの生活では、本当の中国
を知ったことにはならないわけで、地方の農村のトイレを極めてこそ真の中国
通・・・、ん?別に中国通にならなくてもいい?
私は汲み取り式トイレで育ったので、こういうのに抵抗無いだけかも・・・。


金州駅の臨時出口は、以前の駅舎の近く。現在の臨時入り口からは左へ500mぐ
らい行ったところ。
仕方がないので、てくてくと歩いて臨時出口まで行きました。
到着した頃に、ちょうど列車がやってきた様子。
しばらく待っていると妻が出てきました。
無事お義父さんは出発したようです。


お義父さん、お疲れ様でした。

2008年11月10日月曜日

なかなか学習せんなぁ・・・

息子がダッコを要求するとき、なぜか「マーマー」と言う。


本来は「バオバオ」と言うべきなのだが、彼の中では「マーマー」になってし
まっているらしい。
妻や私が「バオバオでしょ?」と訂正するのだが、いっこうに直らない。


またパソコンを壊されてはたまらないので、昼間は入ってこられないようにドア
を閉めている。
私が家に帰ってくると、すぐ部屋に入ってきて、パソコンの前の椅子に登ってくる。
「ダメでしょー」
と言いながら、ダッコして居間へ連れ出す。
そしてドアを閉める。
ドアの外で嘘泣きする息子。
仕事が終わるまでは入室禁止。


そのうち飽きて、どこかへ行ったようだ・・・。

2008年11月8日土曜日

さすがにキレた

先ほどのブログ文章最初の二行を打っていた時の話。


おしっこさせるから、ちょっと手伝って。


と妻が言ったので、オシッコの瓶(ペットボトル)をつかんだその瞬間、息子が
オシッコしていた。
それも机の上に。
机の上にはノートパソコンと外付けのハードディスクがある。
オシッコはパソコンやハードディスクにはかからなかったが、私は顔面蒼白に
なった。
先日、Thinkpadが一台お亡くなりになったばかりなのだ。
もう一台壊れたらシャレにならない。仕事ができなくなる。
いや、パソコンが壊れても、また買えばいい。問題は中のデータなのだ。


大事な仕事のデータである。
既に終わったものはDVD-Rなどに保存しているが、仕掛け中のものはオリジナル
データ以外はバックアップを取っていない。最終仕様が確定していないため、
データは常に変動するから、いちいちバックアップを取っていられない。ちょっ
と修正があるたびにバックアップをとっていたら、ハードディスクはすぐ満杯に
なるし、DVD-Rだって何枚も必要だ。まして、DVDを焼いているときは他の作業が
できない。だから、マメにバックアップを取るということは非現実的なのだ。


私の準備ができていないのに、オシッコのポーズをさせた妻が悪いと私は怒った。
また、本来オシッコは仕事部屋でさせるべきではない、とも言った。
何のための2室1庁なのだ?
大きい声を出したので子供も泣き出す。


ちなみに本日は9時半に消灯させられた。お義父さん、お義母さんが一部屋使っ
ているので、仕事部屋で妻と息子三人で寝ることになる。
9時半などに寝られるわけがないだろう!
昼間は子供の邪魔が入って仕事に集中できないから、夜子供が寝てから、いろい
ろやりたいのに、それすらできない。
9時から5時で終わる仕事ではないのだ。
いろいろ考え試してみて、実際の仕事にそれを生かす。
40歳を過ぎて、お客様の要求や新しい技術について行くためには、日頃の情報収
集や勉強が欠かせない。海外にいるから、各種参考書の入手もできないし、教え
てくれる人も側にいない。ネットで情報収集をして勉強するしかないのである。
夜のひとときは、次の仕事や仕掛かり中の仕事をこなすための技術を身につける
ための大事な時間なのだ。


私の居場所は完全に無くなった。
何のために今の場所へ引っ越したのか分からなくなった。
一つ教訓として分かったことは、次に新居を買う際は、三室一庁でなければなら
ないということだ。

ファイアウォールと広告フィルタを導入

インターネットラジオを聴いていると、メディアプレーヤーの窓にそのラジオ局
のホームページが表示される。


既に再生した、あるいはこの後再生される曲名が表示されるので何かと便利なの
だが、最近ちょっと気になる現象があった。それは広告である。
やたらと強壮剤のCMが表示されるのだ。


男性自身を大きくしたり、持久力を持たせるとか、そういう怪しい薬を宣伝して
いるのだが、はっきり言ってうっとうしい。どのラジオチャンネルに換えても、
同じ系統の広告が表示されることから、どうもスパイウェアっぽいが、セキュリ
ティソフト各種で駆除を試みるも、相変わらず居座っている。
それならば広告自体を受け取らないようにしよう、というわけでファイアウォー
ルソフトを再導入することにした。


ファイアウォールは実に様々なものがあるが、無料タイプの有名どころは広告が
表示されたり、やたらと有料ソフトへのアップグレードを勧誘されたり、目障り
な広告をなんとかしたいためにファイアウォールを導入しようとしているのに、
本末転倒である。
そこで、多少古いが、軽くて定評のあるKerio Personal Firewall 2.1.5をイン
ストール。
これは以前使っていたことがあるソフトだ。


ファイアウォールでメールやブラウザ以外の勝手にネットへアクセスしようとす
る動きを全部止める。GoogleやAppleのアップグレード関係の通信は一切遮断。
必要な時に自分で接続するから勝手にアクセスしないでくれ、というわけだ。こ
れで怪しい挙動は無くなったはずだが、相変わらずマッチョな広告は表示されて
いる。そこで最後の手段、広告フィルタの導入である。


広告フィルタとは文字通り広告を表示させなくするプログラムなのだが、ファイ
アウォールソフトの中には「Outpost」のように広告フィルタの機能を内蔵した
ものもある。ただし、Outpostは以前導入していた時、PCの動作が不安定になっ
た経験があり、また無料版は当時と相変わらずのVer.1.0 のままなので、不安定
さは解消されていないと判断。今回は導入を見送った。


で、結局、Proxomitron(プロクソミトロン)というプログラムをインストール。
これはかなり強力な広告フィルタ機能を持つプログラムであり、一時期おもしろ
半分で使っていたことがある。初期設定のままでも主立ったバナー広告は表示さ
れなくなる。広告が表示されなくなると、ブラウザの表示は驚くほど速くなる。


さて、肝心のメディアプレーヤーのインターネットラジオはどうなったかという
と、チューニングの画面の表示がおかしい。ラジオ局一覧が表示されない。これ
じゃダメじゃん。
ということで、ググってみた。インターネットラジオの選局ページだけ広告フィ
ルタを通さない設定にすればいい、ということがわかった。さっそくやってみ
た。おぉ、元に戻った。ちゃんと表示されている。


選局をしてラジオ局のページに表示が切り替わると、あのうっとうしいマッチョ
広告は消えていた。
狙い通りの効果である。


まぁ、いわゆる対処療法ではあるが、しばらく様子を見てみようと思う。

2008年11月7日金曜日

当然、予想されたことなので驚かない

某WL氏と同じネタで申し訳ない。


妻が白菜の漬け物を仕込んだのだが、余った白菜10個を廊下横の階段に置いてい
たら、2〜3個無くなったそうだ。
家の中に置いておけばいいのに、と言ったら、家の中は暖かいからダメだそう
で・・・。


果たして漬け物を食べられる日が無事訪れるのだろうか?

2008年11月6日木曜日

フォント

仕事の関係でフォントの事を調べていた。


仕事柄、いろいろなフォントをインストールしてあるが、適当にフィーリングで
選んで使っているのが現状。
基本的に印刷の仕事はデータ提供。DTP用のデータは大抵がイラストレータ形式。
こちらでデザインする場合でも、キーとなる部分(ロゴマークとか商品写真・イ
ラストなど)はデータがあるのが普通。


たまにロゴをトレースする仕事もある。
トレースとはいわゆる形をなぞる作業。
これが結構楽しかったりする。
上手になぞれた時はある種の感動がある。


版下データが無いのに全く同じような版下を作らなきゃならない場合、ロゴなど
はトレースするが、文章の文字までは一文字ずつトレースしてたら日が暮れるの
で、似たようなフォントを探すことになる。
今日やったのがまさしくその作業。
夕食をはさんで2時間ぐらい格闘した結果、モリサワの新ゴPro BoldとHelvetica
Boldが使われていることが判明。Macintoshなら普通ヒラギノだが、決め手は
「ダ」の字の濁音記号(てんてん)が「タ」の上に重なっていたこと。
Helvetica Boldは「0」と「1」の形が決め手となった。


やっていることはジグソーパズルみたいな感じ。
パクるのにも技術が必要なんだよ、というお話。

2008年11月5日水曜日

欧米人と食事

印刷工場の見学の後で、工場の老板から食事のお誘いがあった。


着いた先は、天井の低い、いわゆる田舎料理の店。昼時とあって満員。
前の客が食べ終わるまで、外で待つこと10分ぐらい。
やっと部屋が空いて、皆で席に座る。
一人の金髪の外人が同席。その工場は新しい印刷機を導入したのだが、その印刷
機のメーカーから三名の技術者が派遣されてきたらしい。


印刷機というのは、大型で極めて精密な機械である。
いわゆる定番はドイツ製。確実に「億」は超える代物。何十年もかけて減価償却
するのだそうだ。
それだけに本国の本社から技術者が派遣されて来たのだろう。


中学校で習った英語を思い出しながら、あいさつ。
オランダから来たらしい。
「あなたも仕事で?」と訊かれ、思わず「対!」と応えてから「あ、違う。
Yes!」と言い直す。
結局は側にいた通訳の人に中国語で話しかけ、通訳してもらった。
中学・高校・大学と都合8年も英語を勉強してきても、基本的な会話すらできない。
日本の英語教育は本当に実績的じゃないよね・・・と打ちのめされる。


タダ飯を食わしてもらいながら文句を言えた義理ではないが、田舎海鮮料理、そ
れも個性的なやつ中心、欧米人にとっては嫌がらせ以外の何物でもないライン
ナップ・・・。
タコとか海腸とか貝の刺身、牡蠣フライ・・・。
オランダ人の技術者は上手に箸を使って食べていた。
昼間だからビールは無し。ジャスミン茶で乾杯。
仕事とは言え、こんな中国の片田舎で納品した機械の調整をしているなんて、そ
のオランダ人も大変だなぁ・・と思った次第である。

もうこんな時間か

気がついたらもうすぐ日付が変わる時間です。


やっと本日の仕事が終わりました。
とある会社のパンフレットのデザインをしていたのですが、要求がダイナミック
に変化するので、第三校にして全部のページのデザインを大幅修正しました。
こういう、なかなか収束していかない仕事はしんどいです。


今から寝て三時間後には、お義母さんとお義父さんを金州の駅まで迎えに行かな
ければなりません。
戻ってきて一眠りしたいところですが、たぶん無理。
朝一番に会議があって、その後は大事なお客様の納品があるので、工場に立ち会
いに行かなければなりません。


デザインや企画などのクリエイティブな仕事は「本気を出す」必要に迫られるこ
とが多くきついです。
お客様から渡される資料は、ほとんどの場合、不完全で、それをデザインとして
仕上げるためには、数多くのつじつま合わせをしなければなりません。この工程
が最も知力・体力・時間を使う仕事であり、本気を出さなければならない時でも
あります。


このクリエイティブなモードになっている時、電話がかかってきたり、家族の邪
魔が入ると、普段温厚な私でもマジにキレそうになります。(キレるときもあり
ます)
つじつま合わせをうまくやれるかどうかは、その商品の品質を決めることと同義
です。
何も考えずに、ただ与えられた資料だけで、わからないところを適当にデザイン
したのでは、中国人のデザイナーにそのまま丸投げしたのと同じです。その商品
の意味するところ、目的をよく汲み取り、効果的と思われる構成や仕掛けを考
え、デザインに反映させ、また指示されていない箇所については矛盾が無いよう
に、なんらかの埋め合わせをする、これを「日本人同士なら事細かに説明しなく
ても分かるよね?」的な感じで、うまくまとめることを私は期待されているわけ
です。


このモードに入っているときは、頭はフル回転状態。
ネットで次から次へと検索して、素材や情報を集め、デザイン全体の見通しを立
てます。
本日は朝からそんなことをしていたわけですが、結局、見通しが立って、実際の
制作作業が始められたのは夕方5時過ぎ。デザインの完成が午前0時。
制作時間は7時間ですが、9時から夕方4時までの準備の時間は同じく7時間。
見通しが立つまでの準備の7時間は非常にきつかった。
今日は幸いにして停電がなかったのでよかったですが、もし停電でもあろうもの
なら、マジギレでしょうねぇ。


先ほど、妻がトイレの際、私のこと心配して仕事部屋にやってきました。
さて、少し仮眠します。

2008年11月3日月曜日

ママとパパがやってきます

妻のママとパパがやってきます


もちろん孫に会いに・・・


明後日の朝には4時起きして金州の駅まで迎えにいかなくてはなりません。
お義父さんは一週間ぐらい滞在予定。
お義母さんは冬の間滞在予定。
妻はお義母さんに子供を預けて仕事する、といきまいておりますが、私としては
ダメ出ししています。
同じマンションの知り合いの夫婦が共働きで、お義母さんに孫の面倒を押しつけ
て、お義母さん体の調子悪くしたのを見ていたので、そういうのは良くないよ、と。


共働きをすれば、早く自分たちの家が買える、というのが妻の主張ですが、共働
きの結果、誰か(この場合はお義母さん)が犠牲になったり、子供が寂しい思いを
したり、私たち夫婦の仲がぎくしゃくしたのでは、家を買ったとしても意味がない。
これは私が何度も妻に言い聞かせていること。


卑怯かも知れませんが、こう言ったこともあります。
働きに行ってもかまわないが、それなら私が主夫となって子供の面倒をみる。
私の代わりに同じぐらい稼いでくれるか?


私は現地採用なので、日本の感覚からすれば少ない給料です。ですが、中国の感
覚からすれば、一般的な中国人以上の給料を貰っています。
ウチは中国式の生活様式ですから、妻が働きに出なくとも充分に生活していける
はずです。
妻が働きたいという理由は、おそらく子育てから解放されたいということなので
しょう。
本人の意志は固いようなので、もう私は諦めています。
お義母さんには申し訳ないが、しばらく息子の面倒を見ていただき、妻の好きな
ようにやらせるつもりです。


私も正直なところ最近仕事が忙しく家族サービスができていません。
でも仕事をしなければ家族が路頭に迷います。だからがんばるしかありません。
いつも疲れた顔で帰宅し、夜遅くまで部屋で仕事をしている私を見て、妻も危機
感を感じたのだろうと思います。


おそらく今月から私の仕事のスタイルが変わります。
これからは家でなく会社で仕事を片付けるようにします。そうすると夜、自宅で
食事は取れません。
帰りも遅くなります。
仕事でもプライベートでも今以上にきつくなりますが、そうせざるを得ない状況
なので、やるしかありません。だからこのタイミングでお義母さんが来るという
のは、私にとってはありがたいことです。
まぁ、私も妻もやれるところまでやってみようと思います。
結果ダメなら、またやり直せばいいし。

いろいろと壊れてます

外付けのハードディスクが壊れました。


日本から持ってきたやつです。
とりあえず読み込みはできますが、書き込んだファイルにエラー続出状態。たぶ
んどこかのセクタが死んでます。5年以上使っていたので寿命ですね。
来週あたり新しいのを買おうと思います。


Thinkpad2号機のUSBも調子悪いです。
USB2.0が認識されないことが多く、めっちゃ遅いUSB1.1になってしまいます。
同じ時期に持ち込んだPCですし、以前、会社の事務所で酷使しましたから、こち
らも風前の灯火なのかも知れません。
マジにデスクトップPC買わないといけないですね。
妻には言ってるんですが、深刻な状況だというのはちゃんと理解できてるのだろ
うか?


そりゃ、半分は仕事で使ってますから、基本的には会社でPCを用意してもらうの
が筋です。
いつでも買える状態なのですが、買ってもセットアップに時間がかかる。
現在、12ページのパンフレットのデザインの仕事を一つ抱えていて、これが終わ
るまでは無理。
で、終わる前に次の仕事が入って、いつまで経っても会社用のPCを買ってセット
アップすることができない。この半年間、ずっとこのパターンが続いています。


以前、お世話になった上司が言っていたことですが、パソコンというものはお金
を稼いでくれない。異論はあるでしょうが、道具として便利ではあっても、パソ
コン自体がお金を稼いでくれるわけではありません。結局はそれを利用して、な
んらかの商品なりサービスなりを作って、お客様に提供して初めて対価を受け取
ることができる。パソコンを利用する「人」が積極的に関わって初めてお金にな
るわけです。
ただ、これはパソコンを主観的にとらえた場合。


私から見れば、パソコンは無くてはならない道具。
いや、パソコンだけあってもダメで、ソフトや素材データなど環境が整って初め
て「道具」としての価値がある。道具は手入れが欠かせないわけで、パソコンを
常にベストなコンディションで使えるよう維持していくのは簡単ではありません。
だから、いろいろと壊れてくると、困ってくるわけです。
ノートPCはとにかく部品が高いので、修理の楽なデスクトップPCが欲しい。
それにつけても金の欲しさよ・・・

2008年11月2日日曜日

ガス

昨日の土曜日の出来事。


私が住んでいるマンションでガスの工事をやるという。
いままでは中国のマンションは内装せずに分譲されるのが一般的で、おそらくそ
ういった関係からだろうが、入居率が7割だか8割だかを超えないとガスが使え
ないという不便さがあった。
ウチのマンションはその入居率を満たしたため、ガスが使えるようになるという
ことらしい。


私たち夫婦が入居した当時は電磁調理器を使っていた。
その電磁調理器を私が壊してしまって、その後、プロパンボンベ+コンロにした。
10月31日に妻がうまいことボンベのガスを使い切って、その日の夜は炊飯器で麺
をゆでた。
うどんとナスの漬け物という質素な食事。
せっかくの週末だから外で食事すればよかったと後悔した。


翌日の11月1日。
朝から工事のおっちゃんがどやどやと家に入ってきて妻となにやら話している。
ウチの家は工事ができないという。


やっぱり・・・
なんかそういう予感がしていた。だって最近何一つとしてうまくいってないから。


原因はガス管が台所まで取り付けられていないため。
工事ではガスの使用量を表示する計数機を取り付けるのだが、計数機の先のガス
管が無ければガスコンロを取り付けられない。さっそく大家に電話するが、とに
かくすぐどうなるものでもない。いわゆる「後回し」ということになった。


そんなわけで、せっかく使い切ったガスボンベだが、また充填することになった。
いつもなら業者に頼んでボンベを交換してもらうのだが、妻いわくガスの量をご
まかされているみたいで、すぐガスが無くなるから、今回は直接ガス屋さんにボ
ンベを持っていくそうだ。
といっても、ボンベは重いしかさばる。いったいどうやって運ぶのかと思いき
や、妻が台車を借りてきた。台車といっても、スーツケースをゴロゴロと運ぶよ
うなきゃしゃなやつである。しかも朽ち果てる寸前のボロ台車


私はガス屋がどこにあるか知らないので、とにかく妻の後に付いていった。
桃園市場を抜け、桃園団地の外へ出た。
なにやらプラスチックの成形工場の前を通過する。
やっと到着。3ブロック以上歩いた。


充填完了。90元なり。
液化ガスは重い。
ボンベ全体で20kg以上はある。また3ブロック歩くのはきついと考え、送っても
らうようガス屋に頼んでみたが、できないとの返事。でもさっきからバイクがボ
ンベ積んで行ったり来たりしてるぞ・・・。
仕方なくそれをまたきゃしゃな台車で運ぶ。
手を痛くしながら、やっと家に到着。
次からはバイクかリアカーをチャーターするよう妻に言った。
もっとも、さすがにその頃にはガス管の取り付け工事は終わっているだろう
が・・・。


そんなわけで、再びガスボンベ+コンロで料理を作っている。
今朝は大量にあるじゃがいもをなんとかしなきゃと思い、ポテトフライを作った。
妻のウケはいまいちだったが、息子は普通に食べている。もっとくれとねだられ
たので、気を良くしてお皿2枚分揚げた。


現状のガスボンベで充分だよなぁ、と思うのだが、妻は二つの鍋をかけられる大
型コンロが欲しいらしい。
ま、好きなようにしてください。

2008年11月1日土曜日

Thinkpadがお亡くなりになりました

メインで使っていたThinkpadが先ほどお亡くなりになりました・・・


突然画面に縞模様が出たので、電源を切って再起動。
同じく縞模様の画面になり、Windowsは起動せず。
再起動し、F1やDelを押してもBIOS画面が表示されない。


分解して、メモリやハーネス類を外して取り付けて再チャレンジ。
でもダメ。
最後の手段、C-MOSリセット。バッテリーを外し、メイン基板のリチウム電池を
取り外して30分放置。完全に電気を断てばC-MOS内の記憶もキレイさっぱり忘れ
るはず。
30分後、期待して電源投入。


結果は変わらず・・・。


完全にお亡くなりになったようです。


そういうわけで、以前仕事場に持ち込んでいたThinkpad2号機を取り出し、ハー
ドディスクを交換。
とりあえず仕事やブログができる環境を回復させました。


亡くなった1号機は、おそらくメイン基板が壊れたと思われ、修理にはデスク
トップパソコン一台買えるぐらいの費用がかかるでしょう。
1号機が壊れた原因は、息子がバンバン叩いたからだと思われます。
私が留守の時、部屋に入って椅子の上に登り、パソコンを叩いて遊ぶのを何度も
目撃しております。


来月、日本の実家に一時帰国する予定ですが、その時に予備パーツを探してみる
つもりです。
ですが、ノートパソコンでは故障した時の修理が容易ではない(金銭的に)の
で、この機会にデスクトップパソコンを購入する方向で妻に頼んでみようと思い
ます。
この機会に、日本からはなんとかデスクトップパソコンを一台持って帰ろうと
思っています。


パソコンは仕事やブログに欠かせない道具なので、常にコンディションを維持し
ておかなくてはなりません。
まぁ、考えてみれば4年ぐらい使っていたので、よく保ったほうです。