2008年10月6日月曜日

ポニョを観た

「崖の上のポニョ」を観た。


もちろん中国で上映しているハズもなく、怪しいDVDであるが・・・。


話題の作品ということで、一応観ておかないと、と思った次第である。
映画を観て初めて「所ジョージ」や「山口智子」が声で参加しているというのを
知ったが、「山口智子」はまぁいいとして、「所ジョージ」は、やっぱ気になっ
た。感情的な演技を要求される場面で、やはり本職の声優ならピタッとハマるは
ずなのに、という印象を持ってしまう。演技がキャラクターと遊離してしまって
いるのだ。
ちなみに「所ジョージ」が嫌いというわけではない。あの人のキャラクターは好
きだし、趣味のアメ車についても、良いなぁと思っている。「所ジョージ」とい
うキャラの印象が強すぎるから、アニメのキャラとのギャップを強く感じるのも
ある。


全体のストーリーはなんということもない。
あらすじは至って単純。宮崎監督も言ってたが、いわゆる小ヤマ、大ヤマを作っ
てジエンドというパターンではない。だからいわゆる大きなカタルシスが得られ
る、かというとそうでもない。
だが、映像は圧倒的である。本当にスゴイの一言に尽きる。
久石譲の音楽も国宝級の完成度である。
映像も音楽も素晴らしいのに、ストーリーがねぇ、という評価は当然あるだろう
が、所詮は娯楽作品なのだ。観る人が楽しめればそれでいい。


私は、ポニョが人間の女の子になって宗介に抱きつくシーンで何故か涙が出た。
映画を観て感動できた。それで満足である。

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