2008年10月30日木曜日

散々な一日

朝、例によって断水。


トイレが使えないので、いつも中国語を習っている開発区の学校へ行く。
すっきりしたところで仕事を開始。


一仕事終えたところで帰宅。チラシのデザインデータをCD-Rに焼き付ける。
お客様にCD-Rを渡して、別のお客様の会社へ向かう。
打ち合わせが終わった後、急な腹痛に襲われる。
トイレを借りて用を足す。
何か変なものでも食べたか・・・?


帰路を急ぎ、バスに乗る。
運転が荒い。また腹痛に襲われる。
ヤバイ・・・、トイレに行きたくなった。


バスは十里崗に到着。
だが、この辺りにはトイレは無い。
有るとすれば、料理屋ぐらいか。トイレだけ借りるのもなぁ・・・
超市がある・・・
ここでトイレを貸してもらおうか・・・


しばらくじっとしていたら、腹痛が治まった。
今のウチだ。タクシーに乗って家へ帰ろう。
だが、タクシーは捕まらない。


仕方ない。オートバイに乗ろう。
すぐそばに居たおにーちゃんに訊く。桃園までいくら?
3元だそうだ。同意。
後ろに乗ると、おにーちゃんは勢いよくペダルをキック。


だが、エンジンはかからない。
何度キックしてもかからない。
あ、またお腹痛くなってきた・・・


おにーちゃんは諦めて隣のバイクを紹介してくれた。


バイクにまたがり、すぐ出発。


風が冷たい。お腹も冷えてきた。


十里崗から桃園は近い。すぐ到着。
だが、桃園で私を待ち受けていたのは・・・


停電だった・・・


桃園地域全体が真っ暗である。
すぐにでもトイレへ駆け込みたい私にとっては最大の試練だった・・・


マンションの中へ入る。
当然エレベータは停まっている。
階段を上がる。
ひたすら上がる。
9階まで来た。
あと5階だ。
や、やばい。漏れそう・・・


最後の力を振り絞って、一気に階段を駆け上がる。
自宅ドアの前に到着。
非常灯は点いていない。
真っ暗な中で鍵穴を探す。
括約筋はもう限界である。
ヤバイ!マジでヤバイ!


ドアが開く。
鞄を放りだし、ジャンバーを脱ぎ捨て、トイレに駆け込む。
真っ暗で何も見えない中、上がったままの便座を下ろすのに苦労する。
括約筋は痙攣状態である。一刻の猶予もない。
ズボンのベルトが外れない!
ヤダッ!
ここまで来て負けてしまうのかっ!


私は無事、プライドを守り通すことができた。
時計を見ると夕方の5時半だった・・・


6時半に停電が解除。
妻が子供を連れて帰宅。近所の友達の家に居たらしい。
断水は7時に解除された。
夕食の水餃子を食べた後、妻がシャワーを浴びている。
その間は私は子供と遊ぶ。


一仕事を終え、私もシャワーを浴びようとしたら、また断水。
まったくなんて一日だ・・・

ウイルスにやられた

マイコンピュータでCドライブのアイコンをダブルクリックしたが、ドライブが
開かない。
代わりに「'resycled\boot.com'が見つかりません」などというエラーメッセー
ジが表示される。


そもそもドライブ名のアイコンをクリックしただけで、boot.comなんていう実行
ファイルが起動させられようとする時点でウイルスの挙動である。
セキュリティソフトのおかげでboot.comは既に削除されていて、怪しいプログラ
ムが実行されることはないのだが、レジストリが書き換えられているのは困る。


さっそくWinFDというプログラムでウイルスの痕跡を調べてみる。
痕跡発見!
Cドライブのルートにautorun.infとresycledというフォルダが作成されていた。
autorunは自動実行されるスクリプト。resycledはゴミ箱のフォルダに偽装した
のだろうが、スペルからして間違っている。
boot.comはもう削除されたし、autorun.infとresycledはいらないね、とWinFDで
削除。
このファイルとフォルダは隠し属性なのでエクスプローラーやコマンドラインか
らは見えない。だからWinFDを使う。


分割した他のドライブにもautorun.infとresycledがあったので、これも削除。
さぁ、これで安心。
と思いきや・・・
autorun.infとresycledが復活している!
それもすべてのドライブで・・・


まだウイルスプログラムが起動中だということだ。
タスクマネージャーを開く。
いったいどれがウイルスプログラムなのだろう?
それらしきプログラムを停止してみるが効果なし。
autorun.infとresycledをいくら削除しても復活してしまう。


ちなみにウイルスワクチンソフトのデータは最新、スパイウェア除去ソフトの
データも最新である。
つまり、それらでは完全駆除できないウイルスだということだ。
こうなるとやっかいである。


autorun.infとresycledでググってみた。


resycled/boot.com
http://www.precisesecurity.com/blogs/2008/09/20/resycledbootcom/


英語の書き込みだが、この掲示板に駆除方法が書いてあった。
すべてのboot.comファイルを削除。(これはセキュリティソフトが全部やってく
れた)
レジストリエディタを起動して「resycled」「boot.com」の記述をすべて削除。
すべてのautorun.infとresycledフォルダを削除。


「'resycled\boot.com'が見つかりません」という表示は出なくなったが、ドラ
イブの中身は開かない。
ファイルの関連づけがどうとかこうとか言っている。
再起動してみた。
直った。
関連づけのレジストリが再構築されたようだ。
ドライブアイコンをダブルクリックしたら、開くようになった。


とりあえず修復できたが、セキュリティソフトの方で早くちゃんと対応して欲し
いと思う。

2008年10月28日火曜日

連絡先がわからないので

私は四カ所にブログを投稿しているのだが、blogger.comのところにここ数日、
英語のコメントをいただいている。


最初はSPAMかな?と思っていたのだが、内容からして真面目な話らしい。
大連にお住まいの方なので、返事をしたいと思ったがメールアドレスの記載は無し。
確かにSPAMが怖いので、ブログのコメントに日常的に使っているメールアドレス
を記入する人はめったにいないだろう。


私の場合、確かseesaaではメールアドレスを公開していたはずだが、
blogger.comは設置するのにgoogleのアカウントが必要で、私が仕事やプライ
ベートで使っているアカウントで立ち上げたために、メールアドレスは公開して
なかった。
だが、今日、設定画面を見ていたらログイン用のメールアドレスとは別のメール
アドレスを記入して公開できるのを発見。とりあえず公開しても差し支えないア
ドレスをプロフィールに記入しておいた。
ちなみに私のブログは「花花牌子」という名前で投稿しているので、googleで私
の名前で検索すれば一番上にseesaaが見つかる。


真面目な話であれば、こちらも真面目にお答えするので、メールしてください、
というです。
うーむ、公開メールになってしまいましたね。

とりあえず今あるものを使ってみる

【メモ帳】
一時的にキープしておきたいURLとか、HTMLタグとか、置換したい文字列などを
コピペしておく。
もちろんメインのエディタとして秀丸を使っているのだが、複数のHTMLファイル
に対して連続置換をしたい場合、置換したい文字列を行単位でキープしておくの
に「メモ帳」を利用する。
もし全部秀丸だけでやろうとすると、キープしておくファイルをいったん保存し
て、必要な箇所をコピーしてクリップした後、そのファイルを閉じておく必要が
ある。でないと連続置換操作した時に、キープしておかなければならないファイ
ルまで置換されてしまう。


【ワードパッド】
ネット上の記事や文字列などをコピペするのに使う。
WordだとHTMLコードまでコピーされてしまい、文字の大きさがまちまちだった
り、文字色がついたままだったりするので面倒この上ない。ワードパッドならあ
くまでも文字情報しかコピーされない。
メモ帳との大きな違いは、多言語対応であること。日本語と中国語が同じファイ
ル上で取り扱えるので翻訳の仕事などで重宝する。


【ペイント】
「Print Screen」でキャプチャした画面を保存するのに使う。
Photoshopは起動に時間がかかるので、とりあえずキャプチャ画面を保存するだ
けならペイントで充分だ。


【電卓】
なんだかんだ言っても、一番使用頻度が高いのはこのプログラム。
お金の計算には欠かせない。


【カレンダー】
お客さんと締め切りの打ち合わせを電話でしている時に必ず開くプログラム。


なんだかんだ言っても、Windowsのアクセサリは結構使える。
フリーウェアや市販ソフトも便利だが、最近は肥大化したものが多く、起動に時
間がかかったり、使い勝手もちょっと特殊だったり、何よりもいらない機能盛り
だくさんで、結局使いこなせなかったりする。
仕事は効率よくやりたいもの。
だから、とりあえず今あるものを使ってみる。それで不満足なら改めてフリー
ウェアなんかを探せばいい。

2008年10月27日月曜日

今日は断水

ここのところ、毎日、停電か断水だ。


近所のおばちゃんが家に遊びに来たので訊いてみたが、やはり予告なし。
いくら新しいマンションでも、こう頻繁に停電や断水してたのでは暮らしづらい。


妻が買い物に行くので子供のお守りをして欲しいと言う。
取引先から仕事の修正依頼をどっさり貰ったので、本当はすぐにでも仕事にとり
かかりたかったのであるが、外は寒いので子供連れで買い物はまずいだろうとい
うことで、子守をする。


母親が外出するのを見てしまったので、息子が泣く。
半年ぐらい前ならパニックを起こしていたが、最近では半泣き程度だ。
ダッコをしながらあやす。なかなか泣き止まない。
抱きながら家の中をうろうろする。
10分ぐらいうろついていると、やっと落ち着いてきたようだ。
そのうち眠ってしまった。
これで仕事ができると安心し、子供をベッドに寝かす。


しばらくすると妻が帰ってきた。
声を出さずに子供が寝ているとジェスチャーする。
枕の位置が高いと、妻が息子をダッコしたら起きてしまった。
当然、息子は泣く。
キミのせいだ。せっかく寝かしつけたのに・・・。


ドアを締めて仕事をしていると、妻が植木を換えに入ってきた。
後から息子も入ってくる。
息子はいつものようにコンセントをいたずらして抜いてしまう。
ノートパソコンなので、いきなり電源が落ちることはないが、インターネットで
調べ物ができなくなってしまった。
息子を抱きかかえて、向こうの部屋へ連れて行く。
コンセントを元に戻す。
また息子が戻ってきた。
植木ばさみをいじっている。
危ないっと、はさみを取り上げる。
息子が泣き出す。
妻がベッドのうしろにコンセントあるから交換しよう、と言い出す。
息子はまだ泣いている。


うるさいっ!
仕事ができないだろっ!
植木なんて後にしろっ!
コンセントもそのままにしてっ!
頼むから出ていってくれっ!


久しぶりにキレた・・・


今月は非常に忙しいことは前もって言ってある。
私だって家で仕事なんかしたくない。
でも、お客様との約束を果たさないといけない。
家族の生活を守るために仕事をしているのだ。
頼むから理解して欲しい・・・

セキュリティソフトを交換した

最近、Kingsoft Internet Securityの広告が頻繁に表示されるようになった。


広告表示の代わりに無料で使えるのだから仕方がないが、デザインの仕事をして
いる時、突然マウスやキーボードが反応しなくなり、画面右下にもわもわっと広
告が表示される。
こういう現象が1時間に1回ぐらい繰り返される。


インストールした当初は、一日3回のアップデート時のみ広告が表示されていた。
一日3回なら、まぁいいか、と思っていたのだが、1時間に1回となれば、正直
煩わしいと言わざるを得ない。
ここのところ、仕事が立て込んでいて、夜中までPCに向かってデザインをしてい
た。何度となく広告に邪魔されて、ついに決意した次第である。


日本へ行ったら、Kasperskyか何かを買おうと思っているので、とりあえず無料
のセキュリティソフトでなんとかしようと思った。Kingsoft以外の無料セキュリ
ティソフトというと、真っ先に思い浮かぶのが「AVAST」である。だが、これは
ウイルスの検出率はなかなかだが動作が重い。「AVG」は動作は重くないが検出
率が良くない。


で、結局決まったのが、「Avira AntiVir」というソフト。
2007年度にウイルス検出率でKasperskyを抜いて第一位になったソフトらしい。
これの無料バージョンがあるので、とりあえず持ち歩き用のノートPCにインス
トールしてみた。
無料というからには、おそらく広告表示とかされるのだろうが、Kingsoftほど頻
繁でなければ問題無い。
最新データファイルにアップデートして、ハードディスクの全スキャンを実行。
Kingsoftでがっちりスキャンされているはずなのだが、なぜだかウイルスが見つ
かる。それも12個。
どうやら昔受信したスパムメールの添付ファイルにウイルスが仕込んであったよ
うだ。
Kingsoftは添付状態のファイルからはウイルスを検出できないようだ。きっと添
付を解除してファイルを解凍すれば検出できるのであろう。


持ち歩き用のPCでは問題無く動作したので、さっそくメインのPCにインストール
してみた。
現在、全ファイルをスキャン中であるが、ウイルスやスパイウェアがゾロゾロ見
つかっている。
現時点で38個。すべて迷惑メールに添付されているファイルである。
全部のスキャンが終わるには一晩かかりそうだ。
今夜はスピーカーのボリュームを0にして寝るとしよう。
(ウイルスが見つかるたびにピッと鳴るので)

2008年10月26日日曜日

今度は停電

もういいかげんにして!という感じ。


夜8時に停電。
ちょうどパソコンでセキュリティソフトのアップデートをしている最中だった。
もし、仕事してたら怒りまくっていたかも知れない。


マンションの他の棟は停電してなかったから、おそらく内装工事関係が原因だろう。


ノートPCだからいいようなものの、デスクトップで何か作業をやっていたら、と
想像するとゾッとする。デスクトップを導入する際は、一緒にUPS(無停電電源装
置)も導入しないといけないな。


2〜3分で復旧したが、またすぐ停電。
たぶんどこか配線を失敗してショートさせたんだろう。


妻は友人の家へ出かけて留守だった。
停電中はエレベータも停まっていたので、閉じ込められていないか心配だった
が、大丈夫だったようだ。


市内に住んでいたときは、こんなに停電とか多くは無かった。(自分の部屋だけ
が一週間停電したことはあったが)
開発区や金州ではやたら多いような気がする。


こればっかりは本当にどうしようもないから困る。

2008年10月25日土曜日

またまた断水+アルファ

朝から断水である。


私が住んでいる棟だけらしい。
日本なら、断水は年に一回ぐらい。水道管の工事が主な理由で、それもちゃんと
予告されるのが普通である。
だが、大連の私の身の回りでは予告されることはほとんど無いに等しい。
掲示物に気がついてないだけじゃないか?という指摘もあろうが、そこは家族や
近所の超市の人にちゃんと確認している。


今回も例によって予告無しだったのだが、こう頻繁だと日常生活にも支障をきた
してくる。
私なりに原因を想像してみたのだが、部屋の内装工事のせいではなかろうか。
水道管の取付工事をする際、主水道管に何かアダプターを取り付けなきゃいけな
いとか理由があって、棟ごと全部水を止める必要があるとか。
本来、主水道管を止めなくとも、世帯毎に元栓があるはずであり、分管に配管す
ればいいはずである。だが、そこは中国の特殊事情というやつで、主水道管に特
殊な規格の部品を取り付け、その部品を介してでないと分管してはならない、と
かそういう事情ではなかろうか。


結局、断水は午前中だけで済んだ。
だが、予告無しだったため、トイレ用に水を確保できなかったのが辛かった。
大きいやつのためにタンクの中の水は使わないでとっておく。
食器類も洗えない。料理を作るにはミネラルウォーターを使う。
水のありがたみを改めて実感させられる。


トイレと言えば、三日前からトイレの灯りが点かない。
単純に蛍光灯が切れたのだろうと、蛍光灯を交換してみたが、点かない。
おそらく原因は安定器が湿気で壊れたためと思われる。
以前の開発区の部屋も二回安定器が壊れた。
なんとも耐久性が無いことこの上無い。


そんなわけで、明日の日曜日はDIYである。

2008年10月22日水曜日

また断水

この時間(夜10時)に断水とは・・・


シャワー浴びようと思ったのに・・・。


トイレの水も流せないじゃないか。


ご存じのように中国では断水だけでなく、停電も多い。
事前に連絡がある場合はいいが、たいていは連絡無しである。


最近ふと気がついたのだが、中国国内の有名サイトが突然接続できなくなる原因
は停電ではないだろうか。
政治的にまずいことを書いたとか、公序良俗に反するコンテンツがあったとか、
そういう原因の可能性もあるが、中国の有名サイトの責任者だってバカじゃない
から、当局に取り締まられるようなコンテンツは日頃から注意しているはずだ。
となれば、ある日突然サイトが見られなくなって、翌日には復活してる、という
ケースはやはり停電していた可能性が高い。


サーバーコンピュータには、普通「無停電電源装置(UPS)」というものを取り
付ける。
その名の通り停電時に電源を供給する装置なのだが、何時間も電源を供給できる
わけではない。非常用発電機とは違うのだ。
多くの場合、3分〜10分ぐらいの時間だけ電源を供給できる。そんな短い時間
じゃ、保たないじゃないか、と思うだろうが、接続サービスを維持するのが目的
ではなく、サーバコンピュータ内部のデータを守るのが目的なのだ。無停電電源
装置が電源を供給してくれる3分〜10分の間に、サーバーコンピュータを
シャットダウンするのである。シャットダウンさえすれば、ハードディスク内部
のデータは安全に守られる、という理屈である。


停電が回復したら、サーバコンピュータを起動する。
有名サイトともなればサーバコンピュータの台数も半端な数じゃないだろうか
ら、再起動はおおごとだろう。
そもそもサーバコンピュータというのは動かし続けるのが前提である。停止する
ことはサービスを提供できない、すなわち死を意味する。


利用者から見れば、一つのサービスがたまたま利用できないだけに過ぎないかも
知れないが、サーバ管理者から見れば、停電は悪夢のようなものだ。
本当に、お疲れ様である。

ポメラ、何気に欲しかったりする・・・

ポメラ
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0810/21/news069.html


テキスト入力しかできないのだが、ブログの文章打つのに便利そう。
パナソニックのLet's Noteが手元にあるが、毎日持ち歩くにはちょっと重い。
そのため、プレゼンなど、事前に使うことがわかっている日しか持ち歩いていない。
持ち歩いていない時に限り、出先の待ち時間に、ちょっと思いついたことをメモ
できれば便利だなぁと思ったりする。


しかし、よくよく考えてみればテキスト入力だけではちょっと厳しい。
メールのやりとりや、ちょっとしたデザイン修正のためにイラストレータも使い
たい。
結局、ある程度のスペックのノートPCでないと仕事では使えない。


日本で一人暮らししていた頃ならば、買おうとも思わなかった商品だろう。
なぜならば、日本にいる時は、出先で待ち時間の多い仕事などはやっていなかっ
たわけで、自宅の使い慣れたデスクトップPCの環境で充分だったからだ。


結局、「手帳に手書きメモ」が一番なのかも知れない。
文章打つのは充分早いので、手書き文字見ながら打つのは苦にならないし・・・。

2008年10月21日火曜日

【メモみたいなもの】IEのロールオーバー表示バグには困った

仕事である企業のホームページを作成した。


あまり凝ったデザインは好きじゃないという、ありがたいお客様のご意見のおか
げで、私のような本職ではないにわかWebデザイナーにも仕事をいただけた次第
だが、それでもプロとしてのエッセンス(小技)をホームページに適用しようと思
い立った。


専門用語では「ロールオーバー」と言う。
マウスカーソルをメニューボタンの上に乗せると、ボタンの色が明るく変化す
る、という技。
昔は単純に色を変えていただけだが、最近は画像ファイルを入れ替えることがで
きる。
つまりマウスカーソルが乗っていない時の画像Aとマウスカーソルが乗った時の
画像Bを入れ替えるというのがカラクリだ。


マウスカーソルが乗ってから画像ファイルをダウンロードしていたのでは遅いの
で、Prelaodという技を使う。あらかじめ画像Aと画像Bをダウンロードさせてお
けば、メニューボタンの画像が一瞬にして切り替わるという理屈である。
ところがこのPreload、FirefoxやChromeなどGekko系のブラウザでは機能する
が、IEではなぜか動かない。
ホームページをDreamweaverなどのソフトで制作している場合、特に設定をしな
い限り、プレビュー画面ではIEが起動する。だが、このプレビューはくせ者で、
ローカル(つまりパソコンのハードディスク上)に一時ファイルを作成して、そ
れをIEで開くだけなので、Prelaodが働いていなくとも、画像Aと画像Bの切り替
えは一瞬にして行われる。問題は、実際にサーバーにコンテンツをアップロード
してからである。


ボタンの上をマウスカーソルがなぞると、画像Bに切り替わるのがえらく遅い。
ワンテンポ遅れて画像Bに切り替わり、しばらくしてから画像Aに戻る。
プレビュー時のきびきびとした動きとはえらい違いだ。


「まぁ、中国だし、インターネット回線が遅いから仕方ないでしょ。日本なら
ちゃんと表示されますから大丈夫ですよ。」
一つあたりわずか数百バイトのボタン用画像を読み込むのに、中国の回線が遅い
とか、理由にならない(笑)。
昨夜は、この件でさんざん悩んで、結局ボタン部分のロールオーバー処理に問題
があるのだろうと結論づけた。以前別のサイトを作った際は、画像を切り替え表
示する技は使っておらず、色のみを切り替えていた。だから画面のもたもたした
症状は無かったのである。


今朝方になって、ネットでIEのロールオーバー処理には問題がある記事を発見。
その対処方法も書かれていた。要するにIEではPreloadコマンドを送っても機能
しないということだ。
じゃあ、どうするかというと、あらかじめ先読みさせておきたい画像Bを、ホー
ムページの画面上の目立たないところで画像サイズ1ドット×1ドットで配置し
ておく、というのが対処方法だそうだ。
まさしく点みたいな画像だ。
だが、まぎれもなく画像Bである。こうすることで、IEのメモリ上には画像Aと画
像Bが読み込まれているため、ロールオーバーによる画像切り替えは一瞬ででき
るようになる。


技術者的視点やデザイナー的視点から見ても、全くスマートじゃない(イケてな
い)方法だが、こうしないとIEではロールオーバーが正常に動かないのだから仕
方ない。
とは言え、実際の運用ではレイヤー機能を使って、Barなどのレイヤーの裏に1
ドット×1ドットのダミー画像のレイヤーを配置しているので、見た目上は全く
わからない。
家の壁のベニヤ板にマジックで落書きをしておいても、その上から壁紙を貼って
しまえば見えないのと同じ理屈だ。


ちゃんと動かないIEのために、こういう面倒な処理をしなければならないのは理
不尽だが、一番利用者が多いブラウザがIEなのだから仕方がない。
頼むからIE8ではちゃんと動作するようにして欲しいものだ。
それでも、IE6〜7を無視できるようになるのは3年以上先だろうけど・・・。

投稿用メールソフトをThunderbirdにした

現在、4つのサイトでブログを公開している都合上、メールで投稿している。


メール投稿の利点は同じ文章を複数のサイトに投稿できること。
欠点は、写真などを添付できないことである。
写真は、まぁどうしても必要な時はFlickerを利用するからいいとして、そうな
ると文章だけで勝負することになるので、毎回、何を書こうか悩んでいる。


今までは、メインで使っているメールソフト「秀丸メール」で投稿をしていた
が、投稿する時間が寝る前、というパターンが多く、投稿時に自動巡回で仕事用
のメールが届いているを知り、中身を読んでしまい、それが面倒な仕事の依頼
だったりすると、一晩中悶々とした気持ちで寝られずに朝を迎えるという、思わ
ぬ副作用があるため、投稿用のメールアドレスを仕事用とは別にし、更に、投稿
用のメールソフトも別に用意した。
その投稿用のメールソフトだが、しばらくはEdmaxのフリー版を使っていた。
しかし、そのシンプルすぎるデザイン故に、投稿意欲がわかず、なんとかしなけ
れば・・・という危機感を持っていた。


検討の結果、Thunderbirdを採用することにした。
理由はテーマの変更が可能だという点。
自分好みの外観にすれば、ブログの文章を書くのも楽しくなる。
送信専用と割り切っているため、秀丸メールからの引っ越しを考えなくてもよい。
ブラウザソフトとは違い、なかなかメインのメールソフトは変えにくい。
ブラウザをChromeに乗り換えたのは、表示が圧倒的に速い、というメリットが
あったからだ。
メールソフトに関しては秀丸メールで特に不満は無い。だが、いつまでも使い続
けるかといえば、なんとも言えない。アドオンを適用した Thunderbirdの見た目
の良さは圧巻だ。


仕事では秀丸メールを使い、プライベートではThunderbirdを使うのもいいかも
知れないな。

2008年10月19日日曜日

やっと一息

先ほど、仕事が一段落ついたところ。


これでやっと一息つける。
明日の朝、翻訳が上がってくるまでの間だけだが。


技術的な課題や問題点はすべてクリアした。実はこれが一番重要なことで、昨日までは「やってみなければ分からない」状態だったのが、全部解決した、ということだ。
残りの仕事はいわゆる「作業をするだけ」になったということ。
こうなると、気持ちの上ではだいぶ楽である。


昨日も書いたことだが、印刷以外のやり慣れていない仕事は非常に神経を使う。
理屈の上ではできると思うが、やってみないことにはわからない、ということが多いからだ。「やったことがないので、できません」では仕事にならない。「大丈夫、なんとかしますよ」と言わなければ仕事は前に進まないのだ。


実際にやってみると次から次へと問題が起こる。そりゃそうだ。簡単なことだったら他の誰かがやってる。


今は本当に良い時代だ。
インターネットという便利なツールがある。
私が悩んでいる問題は、すでに別の人が解決していることがほとんどだ。
ここで第一のスキルが登場する。
つまり、インターネットの情報の中から「目的の情報を見つけ出す」という能力だ。


なんのことは無い、Googleで適当なキーワードを入れ、検索をしているだけなのだが、最適なキーワードを複数組み合わせる、という点がスキルである。
Googleは一瞬で結果が出るし、他の検索サイトのように「大ハズレ」が上位に出てくることもない。


第二のスキルは「情報で得た知識を組み合わせる」という応用力だ。
結果が同じならばやり方は問わない、ぐらいの柔軟な思考が必要で、一つの方法がダメなら別の方法を組み合わせたら、どうなるだろう?という姿勢で仕事に臨むのである。


「なんだよ、そんなの当たり前のことじゃん」と言われればそれまでだが、そういう人には私は言いたい。「じゃあ、やってごらん。」
ここは中国。まわりには助けてくれる人は誰もいない。
問題を解決できるのは自分だけなのだ。このプレッシャーはものすごく大きい。
「できませんでした」では済まない。


もちろん中国人技術者の能力は極めて高い。
私の技術などを遙かに凌駕している。
だが、それはきちんとした資料を与えられ、こちらの要求を正しく理解した場合のみ発揮される。残念ながら外国人には、日本人同士のあいまいな約束事は理解できないし、日本語の文章を取り扱う仕事では、文章の改行位置をどうするかや、資料が無い箇所についてはライターとしての能力(作文能力)も要求される。


段取り(準備)が完璧であれば中国人を使うことができる。だが、段取りをするのは日本人だ。また、きちんとした段取りをできるだけの能力があれば、実際の制作作業もその日本人ができてしまう。そして、段取りができる日本人が作業をしたほうが、外注で中国人にまかすより早い。特に納期の厳しい仕事の場合、中国人にアウトソーシング(外注)するための資料を用意する時間があれば、自分でやったほうが早い、というのが現実である。


こういう性格の仕事はそれほど多くはないが、現地にいる日本人の強みで、日系企業からは重宝される。「日本人の細かい要求に応えられるのは日本人だけ」ということである。


印刷の仕事だけやってられたらもっと楽なのだが、そうも言ってられないのが現実。
ここのところ毎日家で朝から深夜まで部屋にこもって仕事としていたので、妻からの風当たりが強い。
今月いっぱいは、たぶんこの忙しい状態が続く。スマン、妻よ。

ホームページ制作の仕事

例によって、非常に忙しく、ブログの更新が滞っていた。


絵心の無い私は、いわゆる「デザイン」というものが苦手である。
だが、印刷関係の仕事をしている以上、デザインは避けて通れない。
もちろん凝ったデザインは無理だが、工業デザインぐらいならなんとかなる、と
いうか、なんとかしないと仕事にならない。
PhotoshopやIllustratorを駆使して、まぁ、なんとかさまになる程度には仕上げ
ている。
印刷の仕事は「見たまま」であるから、ぶっちゃけた話、面倒ではあるが技術的
に難しいことは、それほど無い。
問題はホームページ制作である。


ホームページ制作は、普段それほどやっていない仕事であるためにノウハウの蓄
積が極めて少ない。知らないことばかりなので、毎回毎回、苦労が絶えない。
インターネットを利用し始めた10年ほど前は、Windows付属の「メモ帳」と「ペ
イント」だけで簡単なホームページを作っていた。HTMLのタグはもちろん手打ち
で、当時作った自分のホームページは今では恥ずかしくて正視できない。


現在、ホームページ制作ではDreamweaverとPhotoshopを使っている。
プレゼン用のトップページのデザインはPhotoshopで作成し、後でそこから個々
のパーツを切り出して、Dreamweaverに貼り付けてホームページを完成させる。
他にFlashなども作っている。凝ったアニメーションは作れないが、企業のロゴ
を動かしたり写真をトランジション(じわじわっと入れ替えたりすること)する
程度なら私でもできる。


ホームページ制作で大嫌いなのは、編集用ソフトと実際のブラウザでの表示が大
きく異なる点だ。編集ソフトで苦労してレイアウトを作っても、実際のブラウザ
ではずれまくりで、見るに堪えない。これはHTMLという言語の特性上仕方ないと
諦めていたが、昨今は事情が違う。今回、思い切ってやってみたのがレイヤーの
多用。
古いブラウザでは対応していないのは承知しているが、とにかく編集ソフトの画
面と実際のブラウザの画面の表示の仕方が一致しているのが助かる。
IE6以降のブラウザに対応していれば問題ないだろう、というのが私の判断であ
る。


次に問題となったのが、メールフォーム送信部分のプログラムだ。
CGIなら以前、組んだことがあるが、今回はWindowsサーバーで運用ということで、
sendmailが使えない・・・。どうすりゃいいんだ?
中国ではCGIよりもASPがよく利用されているようだ。
ASPについては全く知らなかったため、とりあえずネットで情報を調べながら、
Windowsサーバーと同じような環境を自宅で構築することにした。
私がもっとも苦手とするプログラム作成だ。


印刷の仕事であれば、誤植があっても印刷は可能であり、見た時も意味がわから
ないほど致命的なものはない。ミスをしたことでお客様からお叱りを受ける程度
である。
だが、プログラムではちょっとでもミスがあると全く動かない。
どんどん日が過ぎて行くのに、簡単なメールフォーム一つですら満足に動かせな
い(ネット上にはいくらでもサンプルプログラムがあるのに)のにはマジギレし
そうになった。原因は「送信」ボタンの名前が抜けてた、ということだったのだ
が、動いた時にはホッとした。プログラムの仕事は精神的に追い込まれ、本当に
命をすり減らす感じだ。私には向いてないと思う。


メールフォームなんて簡単でしょ?
そう、確かに簡単である。利用者が正直にフォーム内容を入力してくれるのであ
れば・・・。
メールフォームで最低限必要なのは、「名前」「メールアドレス」「問い合わせ
の本文」の三つである。これらの項目が正しく入力されているかどうかチェック
するプログラムを付けなければ実用的ではない。前の業者が作ったプログラムで
は、1文字でも何か入力されていればメールフォームを受け付ける、という単純
なものだった。
だが、そんな代物じゃダメなのは皆さんもおわかりだろう。
実用的なプログラムを作る、というのは地道な努力やノウハウが必要なのだ。


この他にもさまざまな問題が発生したのだが、その都度悩みながら解決してきた。
ネットが無ければ絶対に無理だったろう。
明日は日曜日だが仕事である。火曜日には納品しなければならない。


これ以上、問題は起きないで欲しい。
いいかげん疲れたよ。

2008年10月11日土曜日

思い出のドライバー

日本から持ってきた物の一つにドライバーがある。


2005年10月3日の記事で紹介されているドライバーなのだが、3年越しの付き合いだ。大連に戻ってくることだけを夢見てアルバイトをしていた頃買った、思い出のある品である。


ドライバーとしてはちょっと高い800円。その理由は強力磁石のリングが付属しているから。普通のドライバーでもドライバーの先端は磁気化されていて、ネジなどがくっつくが、このドライバーは磁石リングがネジの頭をホールド(固定)してくれるので、ネジのしめつけや取り外しに便利なのだ。


なぜ、このドライバーをわざわざ大連まで持って行ったのか。
それは初心を忘れないためである。
ゲームセンターのメンテナンスの仕事をしていたとき、共に苦労したのがこのドライバー。泣きたくなるほどきつい仕事ではなかったが、それまでの定職を無くし実家へ出戻り、大連に行きたくても行けない状態でつらかった毎日。メンテナンスの仕事では最も使用頻度の高かった道具はドライバー。4ヶ月は借り物の道具でやってきたけれど、残り1ヶ月半というところで、自分へのご褒美というわけではないが、「自分の道具」として一本のドライバーを購入した。


そのドライバーを毎日使って仕事をし、使いやすさを実感しながら、最後の勤務日を終えるまで、それこそ私にとっては「心の友」と言ってもいいくらいの付き合いをした。
だから、大連に行くとき、そっとスーツケースに忍ばせて持って行くことを決めた。「大連へ行く」という希望を叶えるために自分がどんな思いで仕事をしたか、ということを忘れないためである。


今、そのドライバーは私の机の上の筆立てに刺さっている。
たまに妻が修理で持ち出すこともあるが、その辺に使いっぱなしにしておいたのを見て、使ったら必ず筆立てに戻しておくように言っている。これは何の変哲もないドライバーだが、私にとっては大連に来るために一緒に苦労した大事な仲間だから無くさないで欲しい、と言い聞かせた。もちろん道具である以上、使ってもらうことはかまわない。ただ、使ったら必ずここへ戻して欲しい。それだけである。

2008年10月8日水曜日

能率を引き上げる9つの「してはいけない」こと

「The 4-Hour Workweek」(週4時間しか働かない仕事術)という本の作者Tim Ferris氏が提唱する『能率を引き上げる9つの「してはいけない」こと』。


【参照URL】
http://lifehacking.jp/2007/08/9-not-todo-items/


1.発信者の不明の電話に応じてはいけない


2.朝一番、あるいは夜最後にメールをチェックしてはいけない


3.議題が決まっていない、あるいは終了時間が決まっていない会議に出席してはいけない


4.人に無駄話をさせてはいけない。「調子はどう?」よりも「何か面白いことある?」と切り出す。


5.メールを頻繁にチェックしてはいけない。むしろ定時にバッチで処理するべき。


6.利益は少ないのに手間のかかる客とのコミュニケーションに時間をとられてはいけない


7.多忙だからといってさらに長時間働いてはいけない。優先順位をつけてあとは切り捨てるべき。


8.携帯電話を常に持ち歩いてはいけない。夜や週末にはこのデジタルの首輪から抜けだそう。


9.仕事が仕事以外の人間関係や活動の代わりになると期待してはいけない

「1」は実践してます。
暇な時は出たりすることもありますが。


「2」は目からウロコです。
そうなんです。寝る前に仕事関係の面倒な内容のメールを見てしまうと、寝付けない、あるいは嫌な夢を見るハメになります。朝一番でも、そういうメールを見てしまうと、心が乱されますし、その日計画していた仕事の段取りがメチャメチャになります。


「3」は激しく同感。
本当に無駄なので、何かしら理由をつけて断るべきです。


「4」はぜひ実践してみます。どうでも良い世間話は苦手なので。


「5」も実践します。朝、昼、夕方の3回だけにします。メールにふりまわされる仕事振りはダメだと思いますから。


「6」はまさしくその通り。完全にお断りするわけにもいかないですが、距離をできるだけ置くようにします。


「7」は実践してます。というか、切り捨てないと自滅してしまいますので。


「8」は昨日から開始しました。仕事をしていない時間は、電話は留守電にしておくか、寝ている時間は電源を切っておくようにします。


「9」はうすうす感じていたことです。転職するたびにその仕事に関する人間関係は基本的に断ち切れちゃうんですよね。


この他にも、このTimさんの為になる話があるのですが、続きはまた今度。

2008年10月6日月曜日

ポニョを観た

「崖の上のポニョ」を観た。


もちろん中国で上映しているハズもなく、怪しいDVDであるが・・・。


話題の作品ということで、一応観ておかないと、と思った次第である。
映画を観て初めて「所ジョージ」や「山口智子」が声で参加しているというのを
知ったが、「山口智子」はまぁいいとして、「所ジョージ」は、やっぱ気になっ
た。感情的な演技を要求される場面で、やはり本職の声優ならピタッとハマるは
ずなのに、という印象を持ってしまう。演技がキャラクターと遊離してしまって
いるのだ。
ちなみに「所ジョージ」が嫌いというわけではない。あの人のキャラクターは好
きだし、趣味のアメ車についても、良いなぁと思っている。「所ジョージ」とい
うキャラの印象が強すぎるから、アニメのキャラとのギャップを強く感じるのも
ある。


全体のストーリーはなんということもない。
あらすじは至って単純。宮崎監督も言ってたが、いわゆる小ヤマ、大ヤマを作っ
てジエンドというパターンではない。だからいわゆる大きなカタルシスが得られ
る、かというとそうでもない。
だが、映像は圧倒的である。本当にスゴイの一言に尽きる。
久石譲の音楽も国宝級の完成度である。
映像も音楽も素晴らしいのに、ストーリーがねぇ、という評価は当然あるだろう
が、所詮は娯楽作品なのだ。観る人が楽しめればそれでいい。


私は、ポニョが人間の女の子になって宗介に抱きつくシーンで何故か涙が出た。
映画を観て感動できた。それで満足である。

2008年10月3日金曜日

タイムトラベルと現在

グーグルが創立10周年を記念して2001年当時のGoogleを再現したサイトを期間限
定で開設している。


http://www.google.com/search2001.html


10年前は何してたっけ?と当時の自分のホームページ名を入力してみたら出てき
た。
検索結果をクリックしてみると、もうそのサーバは無くなっているので、ホーム
ページは表示されないのだが、

Internet Archive WayBack Machine
http://www.archive.org

というサイトがあって、そこに当時のホームページがしっかり保存されていた。
グーグル2001からは、そのページへのリンクを検索できたということである。
自己満足まるだしで第三者から見たらどーでもよい内容なので、URLは載せない
が、当時は確かWindows3.0だか3.1。ダイヤルアップモデムでモデムメーカーの
無料アクセスポイントに接続してネットサーフィンしていたのを思い出した。
ホームページは、とにかく何か世界に情報を発信しなきゃ!みたいな勢いだけで
作ったので、今見るととっても恥ずかしい。
当時は今のようなホームページ作成ソフトなんて無かったから、「ペイント」と
「メモ帳」だけで作っていた。


当時、就職していた会社のホームページも検索してみた。
懐かしい当時の画面が表示された。そういや、結構マメに更新してたっけ。
私がいた当時では給料の支払いが滞るぐらい不安定な経営だったから、いいかげ
んもう潰れただろうと思いきや、現在でもその会社のドメインは残っていた。し
かもホームページは現代風にしっかりリニューアルされていた。
社長を含め、当時の社員は全員いなくなっているのだが、親会社がなんとか存続
させたようだ。


調子にのって、Internet Archive WayBack Machineで更に2001年当時の自分のサ
イトを探してみた。ダイナミックDNSを使った独自ドメイン(実際にはサブドメ
インだが)で自宅にあったパソコンの一台をホームページサーバーにしていた頃
のサイトである。
自宅サーバーだから広告とか表示されないし、商売でも使えるというので、ちま
ちまとした副業をやっていた。一年に3万円ぐらいの売り上げにしかならなかっ
たけど。
メルマガなんかも発行していて、当時の私は元気だったとしみじみ思う。
商売サイトだったので、プロフィールには本名を表示していた。今思えば無謀だ
ったなぁ・・・。


本名でふと気がつき、現在のGoogleで検索してみた。
最初に出てきたのは、昔作ったシェアウェア。今でもVectorに登録されている。
技術者として在籍していた会社での特許の文章も検索された。
ん?こいつは誰だ?
同姓同名がいた。
1980年大阪出身。ふーん、今は28歳か。
職業が音楽家。海外の大学に在籍しつつも日本の音楽学校で非常勤講師をしてる
らしい。Wikipediaに自分の記事を書き込んで、ほとんど無名なのを理由に削除
されている(笑)。自分の別の人生を見ているようで面白かった。


一回会って話しをしてみたいと思った。

2008年10月2日木曜日

世間は国慶節で休みらしいが・・・

世間は国慶節で休みらしいが、私は相変わらず仕事をしている。


別に仕事が好きなわけではない。国慶節前は忙しかったから、他の仕事が確実に
入ってこない国慶節に溜まった仕事を片付けているだけだ。


そんな仕事の一つが自社のホームページ製作。
ホームページの仕事は会社案内の仕事とセットでよく頼まれる。
私がちまちまと作るので、シンプルなものしかできないが、世の中の企業ホーム
ページを見ると、インターネット関係の企業あるいはだれでも知っている著名な
企業でもない限り、たいていツッコミどころがたくさんあるページばかりである。
だから私のような素人にちょっと毛が生えたような「にわかWebデザイナー」で
も仕事を受けられるのだ。


ただし、「にわかWebデザイナー」なので、要領が悪い。
ちょっとした技を繰り出すのにも時間がかかる。
本職のWebデザイナーであれば、ちょちょちょいっとやっつけてしまうのだろう。
正直、Webデザインは苦手である。
一般の印刷物のデザインが得意というわけでもないが、印刷物のデザインという
のは直感的というか見た目の通りにデザインのアイテムを配置していけばよいの
で、わかりやすい。
だが、Webデザインとなるとそうはいかない。最終的な完成図をPhotoshopであら
かじめ作っておくか、ラフな手書きでもいいからレイアウト図を書いておかない
と、イメージ通りのページはできない。


更に最近のホームページでは「css」という技を使うのが普通。Cascading Style
Sheetの略称で、ホームページのデザインを一括して管理するための書式なのだ
が、これを作り込むのが非常に面倒くさい。
ホームページ制作ソフトの助けを借りて、なんとかcssを作るのだが、基本的な
ものを入力して調整するだけで何時間もかかる。途中で投げ出したくなるほど嫌
な作業だ。


例えるなら、印刷の仕事は「目的地へ自家用車を自分で運転して到着する」とい
う感じであり、ホームページ制作の仕事は「公共交通機関の時刻表を調べ、もっ
とも効率よい乗り継ぎ方法を見つけ出し行動計画を立て、あとはその通りに行動
して到着する」という感じ。ホームページ制作(cssを作ること)は非常に回りく
どいのである。
直感的にデザインできないから、ストレスが溜まる溜まる・・・。


ホームページの制作は面倒な割に安い仕事なので、嫌なのだ。
同業他社の方々はよくこんな仕事やってるよなぁ・・・。