2009年3月8日日曜日

最近、資料作成の仕事が多い

基本的にはPowerPointで資料を作ることが多いのだが、最近増えてきたのはPDF
(アクロバットリーダーファイル)での修正関係。


どうしてPDFなんてものを使うのが、いまいち理解できなかった。
普通に考えれば「一番普及しているWordやExcelでファイル作って配布すればい
いじゃない」と思うが、逆に普及しすぎているから、中身を改変されたり、解析
されたりして都合が悪いのだそうだ。
PDFは配布用に設計されているから、基本的には中身の改変や解析ができない構
造になっている。
厳密にはPDFを作るためのアプリケーション「アクロバット」を使えば、中身の
修正は可能。
だが、使ったことがある人ならおわかりいただけるとおもうが、「アクロバッ
ト」はたたき壊したくなるほど、操作の面倒なソフトである。
たった一箇所の文字の修正ですら、容易ではない。


私は「アクロバット」ではPDFの細かい修正作業はやらない、というか、やりた
くない。
PDFはIllustratorで修正の必要なページを読み込み、Illustrator上で修正し、
PDFとして出力させる。
Illustratorだと1ページごとしか出力できないから、最後のページ割り付け作
業だけ「アクロバット」あるいはPDFのページ割り付けソフトを使う。これでPDF
の修正が完了だ。


こういう「ちょい修正」の仕事は性に合っている。
修正内容は簡単だが、持ち込まれる素材の問題で「修正そのものが自分たちで出
来ない」。
やり方さえ知っていれば短時間で解決する問題だ。
結果も白黒はっきりしている(「出来る」か「出来ない」かだ)ので、問題が解
決したときにはお客様に喜ばれる。


アドビからすれば、PDFは「配布専用」、「改変ができない(しにくい)」のが
売りで、どうしても必要なら「アクロバット」を使ってください、という希望な
のに、一部のエンドユーザーからは「どうして修正ができないんだ?」「どうし
てPowerPointにファイル変換できないんだ?」「めちゃくちゃ不便じゃない
か!」となじられる。


アドビのおかげで私はちょっとした仕事にありつける、と。

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