2008年9月8日月曜日

臨機応変とはこのこと?

市内に向かうため桃園市場から開発区行きのマイクロバスに乗る。


来月開通予定である軽軌の十里崗駅前交差点が大渋滞。
十里崗と言ってもピンとこないかも知れない。
TOSTEM正門の左側の交差点がそれなのだが、二十里寄りつまり山寄りの道路の舗
装をやり直していて、全面通行止めになっているのが原因だ。


ここは普段でも交通量の多い交差点であり、次々とやってくる車で交差点は大混
乱。
交通整理をする人は皆無。
4路の路線バスが交差点の中で立ち往生しているので、マイクロバスはキャノン
方向へ走ることができない。
そこで、突然運転手はハンドルを右に切った。
工業区へ向かう道だ。


マイクロバスは4路のバス停に停車した。
客室乗務員が、「4路のバスは渋滞に捕まっていて来ないよ。これに乗ったほう
がいい。」と声をかける。
次々と客が乗り込む。
一応マイクロバスと言えども路線が決まっているわけなのだが、渋滞はすぐには
解消されないと判断、どうせ工業区まで行くのだからショートカットしてしちま
おう・・・、さすがである。
しかも4路のバスが走れないと見るや、その乗客もいただいてしまうというした
たかさ。


私が感心するのは中国人のこの臨機応変さである。
日本のようにいろいろな縛りがあると物事に柔軟に対応できない。だから中国は
すごいなぁと思う。
だが、よくよく考えてみれば、交差点の舗装工事で全面通行止めにするほうが悪
い。
ちゃんと計画的にやれば、ここまでひどい渋滞にもなるまいに・・・。

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