2011年4月24日日曜日

VPN経由でのネットサーフィン

読者の方からVPNについてご質問がありましたが、コメントしようとしたものの
ネットが重くて書込みができなかったので、新規記事で対応します。


百度や淘宝網で「vpn」で検索するといろいろな業者が見つかります。
無料お試し機能がある業者は、ひと通り試してみました。
で、一応オススメと言えるのは下記の二つ。


http://www.517vpn.com/

http://www.173vpn.com/


517は大連のネット友達のご紹介。
しばらく無料で使い倒してましたw


で、現在お金を払って使っているのが173。
30日で30元です。
ただ、仕事でも使っているので、アクセスポイントを二つ、「日本」と「韓国」
で契約しています。
なので、毎月60元払ってます。


速度は、まぁ、ネットサーフィンする程度には問題なし。
Youtubeは再生中にしょっちゅう一時停止しますね。バッファリングの速度が追
いついてません。
でも、本当に観たい動画は、位置停止させて、完全にバッファリングさせるか、
あるいはダウン
ロードしてから観ます。


ライブドアブログの画像ファイルも表示されます。
痛いニュースとかニュー速クオリティとか、らばQとか、ちゃんと見られるよう
になります。
逆にvpn経由だとGIGAZINEがレイアウトくずれてしまいます。


中国国内のサイトを見るときも、vpnは切らないととんでもなく表示遅いです。
まぁ、日本や韓国を経由して、また中国に戻るわけですから当たり前なんですけ
どね。


vpnを入れると、日本のホームページの表示が若干早くなる感じです。

2011年4月23日土曜日

マイネットワークに知らないPCの名前が・・・

本日の出来事


マイネットワークに知らないPCの名前が表示されている。
16台ぐらい・・・


チャイナユニコムのトラブルですな。
ルーターのファイアウォールの設定でリモートデスクトップとNetBios関係の
ポートを使用禁止にする。


あれ?
LAN側のPC同士接続できなくなった。
これってLAN側までフィルタリングされるんだ・・・。
WAN側だけフィルタリングしたければ、もう一台ルータ必要ってことですか
ね・・・。
とりあえず、NATで使ってないプライベートIPに飛ばしました。
お外からリモートデスクトップとかやらんし。


いつの間にか、復旧してました。
もう、知らないPCの名前は表示されなくなりました。

2011年4月15日金曜日

私の周りの中国人の反応は・・・

今回の東北地震は、中央電視台でライブ中継されていたこともあり、ほとんど全
ての中国人が知っている。


で、バスの運転手や、露天商のおばちゃんなどなど、私の周りの人の反応はこうだ。

中国人:「あなた、韓国人?」

私:「いや、日本人だけど。」

中国人:「地震大変だったね。貴方の家族は大丈夫?家はどこ?」

私:「東京だけど、大丈夫。父母は無事だ。」


だいたい皆こんな感じだ。
私の家族のことを心配してくれている。
これが大連の普通の中国人の反応だ。
ネットやマスコミで報道されている、反日的な中国人には出会ったことはない。
日本にも極端なナショナリズムを持つ人達はいる。だが少数だ。
そういう方々や一部のマスコミは、すべての中国人が反日、のような報道をする
ので、中国人を誤解して
いる日本人は多いと思う。
中国人は、身内すなわち家族(血族)を非常に大切にする。だから、目の前にい
る日本人である私の家
族のことを心配してくれるのだ。


とは言っても、こういう優しい言葉をかけてくれるのは、私が中国語を話せる日
本人だからだろう。
コミュニケーションが成り立つからこそ、彼らはいろいろと話しかけてくれるのだ。

2011年4月14日木曜日

また停水、しかもダブルで

昨日(4月13日)、夕方5時過ぎから停水。
夕飯作れず・・・。
夕飯時に停水ってひどくないか?


そして、今日。
会社事務所の建物全体が朝から停水。
予告なし。
トイレのたびに、外出しなきゃならないので、仕事にならない・・・。
退社時刻になっても復帰せず。


家に戻ると、また停水。
午後1時頃からだそうな。
もう4日間シャワー浴びてない。


インフラって大事だな、と痛感する。


そういや、5年前、市内に住んでた頃は、一週間停電したこともあったっけ・・・。


ウチは電磁調理器とガスレンジの二つあるので、停電でも料理ができる。
でも停水だと厳しい。
ウォーターサーバーの水で野菜洗ったりしてたこともあったけどね。
後で食器洗うのに、結構水が必要だから、停水時の自炊は一食が限界。


早く復帰して欲しいものだ・・・

2011年4月11日月曜日

東京都の知事選が終わったそうですね

石原都知事が再選、とのことですが、私は例の漫画アニメの規制問題と「天罰」発言とで、再選させるべきではない、という考えを持っていました。


漫画やアニメの中の登場人物たちにまで、青少年保護をしよう、とか、暴力的表現はダメだ、とか明らかに行き過ぎ。架空の人物でしょう?法律で守る べきは「実在の人物」でしょうに。
著名な漫画家が集まって、反対運動をするのを見て、事の深刻さに気付かされました。
結局、都条例は可決されてしまったわけですが、推進していたのが石原都知事ということで、私は非常に残念に感じていました。
石原都知事はかつて作家でハードカバーの本をたくさん出していたわけで、クリエイターであったわけです。クリエイターにとって表現の自由というの は何よりも大切なことなわけで、それを積極的に規制する側になったというのはショックでした。
ちなみに副知事の猪瀬直樹氏も元作家さんです。課長島耕作の弘兼憲史さんとタッグを組んだ「ラストニュース」は大好きでよく読んでいました。で も、都条例の件では規制する側でしたので、非常に複雑な思いです。


先月の東北大震災では石原都知事から「天罰」発言がありました。すぐに謝罪されたようですが、小説のフィクションの世界とは違うのです。ノンフィ クションの世界で犠牲となったご家族の方にとって、あまりにも配慮を欠いた発言でしょう。政治家の言葉は重いのです。影響力のある方達ですから。


今回、石原氏が四選されたということは、事実として重く受け止めるべきです。
いろいろ騒がれてはいるが、東京都の財政を立て直した実績もあり、他の候補者よりもまし、という意見もあります。私もその点は同感です。
計画停電についても、パチンコ店と自動販売機不要論は、まったく同感です。
言ったことは実現してきた方だけに、その点は大いに期待できます。
少なくとも民主党のような情けない状態にはならないと思われます。
実際、東京が元気になってもらわないと困ります。


そして日本を元気にするには、まずは解散総選挙。
これをやるだけで、相当元気になると思うんですけどね。
珍しく、ブログで政治の書込みをしました。

FirefoxとThunderbirdをバージョンダウンした

仕事とプライベートでFirefoxとThunderbirdを愛用している。


放っておいても勝手にバージョンアップしてくれるのは便利だが、先日アップさ
れた最新バージョンは、あまりにも不安定すぎる。
プライベートで使っている分には、まぁ許せる範囲だが、仕事ではかなわんの
で、本日バージョンダウンした。
それから、勝手にバージョンアップしないように設定変更。
「セキュリティ的によろしくないですよ」と警告されるが、「いや、しょっちゅ
うクラッシュするほうがマズイから」ということでスルー。


一つ前のバージョンでは、クラッシュした記憶が無いので、たぶん安定している
ものと思われる。
特に問題が発生しないのであれば、しばらくこのままにしようと決断。


ソフトウェアやOSは、なんでも最新バージョンが最高か、というとそうでもない。
特に仕事でPCを使う場合、何よりも大事なことは「安定していること」だ。
私の場合、自宅はWindows7だが、職場ではWindows XPを使っている。
使っているアプリケーションのいくつかはXPでないと動作しない、というのがそ
の理由である。


Officeにいたっては、未だに2003を使っている。
これは、お得意先がまだ2003を使い続けているから、というのが理由。
2007以降でも、2003のファイル形式を指定して保存できるので、互換性の点では
問題無いが、別に2003で業務上不便な無いのでそのまま だ。
スタッフからは、別の取引先から送られてきたファイルが開けないんですけ
ど・・・、と相談が持ち込まれるが、それは大抵2007以降のファイル形 式。
マイクロソフトはちゃんとファイル変換ソフトを用意してくれているので、それ
を使って2003形式に変換。
っていうか、そういうソフトあるなら、わざわざ新ファイル形式に統一せんでも
いいだろうに・・・。


仕事でPCを使っている人にとって、安定しているのならバージョンアップしな
い、のは常識。
ただし、セキュリティは別。
一番良いのはネットにつながない、USBメモリなどは、別のPCでウイルス検査を
してから、つなぐ。
まぁ、今時、ネットつながないPCで仕事なんて難しいだろうから、ウイルス対策
ソフトとファイアウォールをしっかりしておくのが現実的な方法だろ う。
今の事務所のPCは、もうなんだかんだで3年ぐらい使っているが、ウイルスにや
られたことは一度もない。
ハードディスクの容量が足りなくなったので、ドライブを一台増設、あとはメモ
リを4GBに増設したことぐらい。
あ、先日、電源ユニットを交換したな。ファンがヤバイ音してたので。
そろそろプライマリドライブのハードディスクがやばいかも。(ハードディスク
は3年が寿命)
来月あたり、交換するかな・・・。

2011年4月10日日曜日

ヘッドホンとレコーディングメディアとマスタリング

日本から持ってきたヘッドホン。
なんだかんだで、もう18年以上使っている。


SonyのMDR-Z900という機種。発売は1992年というからもう20年近い。
最近ではMDR-Z900HDという機種に更新された様子。
当時の定価で2万5千円。
当時務めていた会社(音響関係)で、音響リファレンス(基準)用にと、高級ヘッドホンを数種類購入して、全部試聴した。その中の一番のお気に入り がZ900だった。


オーディオ機器というのは、あるお値段を超えると後は聴く人の趣味好みの問題。
他には10万円超えのヘッドホンとかあったけれども、私の好きな音を鳴らしてくれたのはZ900だけだった。
Z900は、締まった低音とヌケの良い高音が特徴。
DJ用と称して、重低音がウリのヘッドホンもあるけれど、ブーミーで好きじゃない。
CDプレーヤーのヘッドホン端子に差して、気持よく聴けるヘッドホン、それがZ900。


Z900以降もいろいろなヘッドホンを使ってみる機会があったけれども、結局Z900に戻ってしまう。
私の中ではリファレンスという位置づけ。
だから微妙な音の違いなんかもZ900だと、すぐわかる。
マスタリングでは非常に重宝している。


ヘッドホンは古いものを使い続けているが、マスタリングについては日進月歩が激しい。
30年前のレコーディングエンジニアが現在のマスタリング・ソフトを見たら、相当なショックを受けるに違いない。
30年前と言えば、カセットテープに録音していた時代。
(CDの登場が1981年。)
カセットテープというのは録音すると音が変化するシロモノで、今にしてみれば、よくもあんな不安定なメディアを使っていたものだと思う。
BiasやEQを調整して、できるだけ原音と同じように録音できるようにするのだが、だんだん調整が面倒になってきて、結局、一度調整したら、使 うカセッテテープのブランドと種類をいつも同じモノに統一した。


それとテープヒスノイズというメディア特有のノイズがあって、これを少しでも改善するためにノイズリダクションを使用した。ドルビーというやつ。 今でこそドルビーと言えば映画館やDVDのサラウンド音響システムのことを指すが、当時はドルビーと言えばノイズリダクションの代名詞だった。
ドルビーはタイプA、タイプB、タイプCとあって、カセットデッキに搭載されていたのは、ほとんどがタイプB。
タイプBではせいぜい10dBぐらいしかノイズを低減できないので、タイプC(20dB改善)を利用した。(タイプCを搭載したカセットデッキは ちょっと高かった)
本当はdbxというやつが欲しかったのだけれど、Sonyのカセットデッキでは搭載してなくて、そのうちHiFiビデオを使って録音するように なったので、ノイズリダクションシステムはどうでもよくなった。


HiFiビデオを使った録音の音質は素晴らしかった。
10万円近くするカセットデッキより、2〜3万円のビデオデッキのほうが音質が良かった。
しかもノンストップで2時間録音できる。
しかし、HiFiビデオよりも、もっと手軽な録音メディアが登場。MDである。
HiFiビデオでFM音楽番組を録音して、それをMDにダビング。MD機器でCMとかナレーションをカット。
好きな音楽をコレクションして、編集できる楽しみをMDは実現した。


パソコンを使って音楽を制作するDTMというのが一時期ブームになった。
いろいろなDTM制作用ソフトが開発されて、パソコンの性能もどんどん上がってきた。
Windows95が登場して、Windows98の頃にCD-Rが普及し始めたように思う。
このCD-Rによって、音楽CDをカンタンにコピーできるようになった。
CD-Rのおかげで、パソコンの性能がさらに向上し、数十MBという大きなデジタルオーディオデータをパソコンで取り扱えるようになった。
その時に、はじめてマスタリングソフトというオーディオ編集ソフトに出会って、市販の音楽CDの音を自分の好きなように変えられる(リマスタリン グ)楽しみを覚えた。
自分の車のカーステレオで聴くために、たくさんのオリジナルCDを作った。


リマスタリングの基本は、まず曲ごとの音圧を揃えること。
1枚のCDを作る場合、曲毎に音量が違っていては聴きづらい。
だからリマスタリングでは、まず音量(音圧)を揃える。
1枚のCDに収録する曲を全部聴いて、一番音の大きい曲に合わせて音量を揃える。
だが、この方法だと、CD毎に音圧が揃わないことが判明。CDチェンジャーでCD切り替わると音の大きいCDと小さいCDで差がでかい。
そこで、リファレンスとなるCDを決めて、その音圧に揃えることにした。


デジタルオーディオの世界では、単純に音量を上げただけだと、すぐ音が割れてしまう。
音が割れないように音量を上げる、という矛盾したことをしなければならない。
そこでリミッターとコンプレッサーのエフェクトを利用する。
当時の私が利用していたのはSteinbergのWavelabというソフト。
このソフトはVSTプラグインでソフトウェアのエフェクターを利用出来る。
いまでこそVSTプラグインは当たり前だが、当時はソフトウェアのエフェクターという概念は初めてだった。


音圧を上げるための基本は、リミッター。
音楽のピーク成分をこれで抑えこむ。
不自然にならない程度にリミッターのINPUT音量を上げていく。
ちょっと詰まった感じに聴こえたら、それはリミッターかけ過ぎ。
適当なところで妥協する。(この適当なところで、というさじ加減が難しい)


リミッターでがんばっても音圧があまり上がらなかった場合、コンプレッサーを使う。
コンプレッサーでは音のレベルが低いところを全体的に上へ持ち上げる。
そうすると聴感上の音圧が上がる。
ただし、コンプレッサーもかけ過ぎは音が詰まった感じになるので、適当なところで妥協することが大切。
圧縮率は、通常1:2ぐらいで。最大でも1:4ぐらい。1:8とかは無理無理w。それリマスタリングじゃないから。


音圧が揃ったCDはだいぶ聴きやすくなる。
これだけも素人聴き的には充分満足だが、そのうち曲毎の音質の違いが気になり始める。
やたら音がこもっていたり、なんか安物のラジオみたいに音が軽くない?なんて場合がそれ。
要するに低音や高音のバランスが悪いのだけれど、これを調節するにはEQを利用する。
EQといってもLowとHighだけのタイプではダメ。もっと細かい調整をする。
EQには大きくわけて二つある。
グラフィック・イコライザーとパラメトリック・イコライザー。


慣れないうちはグラフィック・イコライザーのほうが楽。
プラグインソフトを選ぶ時は、最低でも15バンドぐらいは欲しい。
グラフィック・イコライザーで重要なことは、どの周波数をいじれば、どの楽器の音に変化が現れるか、ということ。
例えば、63Hz=バスドラム、125Hz&250Hz=ベース、340Hz&400Hz=シンセサイザー、 1KHz〜4KHz=ボーカル、8KHz〜12KHz=ハイハット・シンバル
音がこもっていると感じる時、4KHz〜12KHzを持ち上げると音がはっきりしてくる。また、340Hz〜400Hzを下げると、音がすっきり と聴きやすくなる。
安物のラジオみたいに音が軽い時は、63Hz〜250Hz、それと、4KHz〜12KHzを持ち上げると、かなり改善される。


慣れてきたらパラメトリック・イコライザーを積極的に利用したい。
パラメトリック・イコライザーは自分で調節したい周波数とQと呼ばれる周波数の幅を決められるので、グラフィック・イコライザーよりも、かなり大 胆かつ細かい調整ができる。
例えば、「こんなぬるい音じゃなくて、もっとガツンとくるような音にしたいんだよね!」って時には、パライコで大胆にいじると、劇的な音の変化を 楽しめる。


Wavelabというマスタリングソフトを使ってみて、一番気に入ったのは、エフェクトをかける前と後の音をリアルタイムで切り替えられること。 いわゆる「ビフォア&アフター」というやつ。
友人にこれを聴かせると、あまりの音の変化に、必ず驚いてもらえる。
このビフォア&アフターを常に確認することは大事で、長時間音を聴いていると耳が疲れてくるから、結構エフェクトやりすぎだったりしたことに気付 かされたりする。
で、反省しながら微調整。まぁ、こんなもんだろう、と納得したところでレンダリング。
レンダリングというのはCPUでエフェクト処理をして、それをWAVファイルとして出力すること。
それに名前を付けて保存すれば、とりあえずリマスタリングは完成。


ここ10年以上、こんなことを趣味でやっています。
自分が学生だった頃からすれば、夢のような環境。確実に、当時よりも良い音質で音楽を楽しめている。
当時の自分に見せてあげたい。たぶん彼の人生は大きく変わっただろうに・・・妄想モード



2011年4月8日金曜日

androidやるじゃん、って感じ

暇があれば、「ePad」をいろいろいじくっている。


息子に遊ばせていたら、内蔵のゲームが消えた(笑)。


仕方ないので、androidマーケットでゲームを探す。


いや、あるわあるわ・・・
とりあえず、面白そうなものを片っ端からダウンロード&インストール。
アンドロイドの良いところは、初めっからマルチ言語対応なので、どこの国のア
プリでもとりあえず動くこと。
Windowsでは言葉の壁は大きかった。
日本語Windowsでは中華ソフトは文字化けしまくりで、訳わかんない状態。
アンドロイドはそういうの関係なし。
本当の意味でのグローバル・スタンダードなOSだな、と実感。


夜になって、遊ぼうと思ったら、息子にePad取られた・・・

2011年4月3日日曜日

タブレットPC買いました

タブレットPC買いました。
妻には内緒です。


ePadというiPadモドキ。android2.2搭載。
android2.2になって、タブレットPCはだいぶマシになったとのレビューをいくつ
か見ているので、1000元前後のものを淘宝で探してみ ました。


ネットブック、電子ブックリーダー2台と購入してきて、分かったことですが、
画面の縦横比率16:9はダメだということです。
横で使う、映画などを見るにはOKですが、縦にした時、バランスが悪すぎる。
文庫などの書籍として見たときも、ページが細長いのは嫌。(新書が縦細長でし
たっけ?)
やっぱ4:3のほうが縦にしたとき落ち着くんですよ。用紙サイズの規格は
1.6:1でしたっけ?黄金率。
それに近い。
iPadがiPhoneと違い、4:3なのは、たぶん紙を意識してるからでは?
iPadをマネするなら、やっぱり画面比率も4:3でないと。


で、4:3の画面サイズに限定すると、とたんにタブレットPCの選択肢は少なく
なります。
一番安いのはePadの900元でした。
ただし画面解像度は800x600。iPadは1024x768ですので、それより粗いです。
解像度が1024x768のモデルもありますが、お値段もiPadとほぼ同じになってし
まいます(2000元以上)。
なので、そこは妥協します。


画面解像度が多少粗い分、大きさはほぼA5サイズ。B5だとちょっとかさばります
が、A5だとシステム手帳という感じで持ち歩くには許容できるサ イズ。
バッテリーは4時間もつそうですが、それは実際に使ってみないとわかりません。


さて、さっそく使ってみます。
電源スイッチは側面にあります。ボタン式ではなく、スライド式です。確実に電
源をON/OFFできます。押ボタン式やタッチ式だと誤って電源を 切ってしまった
りして使いづらいので、スライド式を採用したのは、実用性をよく考慮している
なぁ、と感心しました。
ONにすると「android2.2」の文字が浮かび上がり、その後ドロイドくんが表示さ
れて起動処理が続きます。
思ったよりも起動に時間がかかる感じです。もっとスパッと起動しないもので
しょうか。
ストップウォッチで計測したわけではないですが、30秒から1分の間ぐらい。
メインメモリがわずか256MBで、Windowsのようにクソ重いOSではないのですか
ら、もっと早いかなと期待したのですがね・・・。


起動後は画面にロックがかかっているので、ロックのアイコンを指でなぞって横
に引っ張り出して、ロックを解除します。
これで、各種アプリケーションを使えるようになります。
中国国内で買ったので、表示はすべて中国語です。ですがandroidはマルチ言語
対応なので、システム設定でカンタンに日本語表示に変更できま す。この点は
Windowsにはマネできません。
いつでも日本語化できるので、とりあえずは中国語のままで、インストールされ
ているアプリケーションをチェックします。


まず目に付くのがOffice系のアプリケーション。3つほどインストールされてい
ます。
しかし、無料版ということで、Office文書の閲覧機能だけ。編集機能を利用する
には有料版をインストールしなければなりません。
もっとも、普段からWordとかExcelはあまり使いませんので、メールで受信した
添付ファイルを確認できれば十分実用的かと思われます。


インストールされているアプリの多くはオンラインでないと使えないソフトばか
りでした。
QQとか、GmailとかFacebook、、twitter、skypeなどなど。
中国では利用できないサービスもあります。
今回購入したePadはLAN端子が無いモデルで、無線LANしか使えません。
その時点では無線LANのルーターがまだ届いていなかったので、ネット接続なし
で使えるアプリのみチェックしました。


ゲームは3つほどインストールされていました。
落ちゲー、飛ばしゲー、なんかよくわかんない系。


落ちゲーは、タブレットだとこんなにも面白くなるのかぁ、という感じ。
指で直接操作するのがとっても楽。マウスでは得られない快感。
子供がハマりそう。いや絶対ハマるだろ。


飛ばしゲーは、スズメだかカラスだかよくわからない鳥をパチンコで飛ばしてブ
ロックを崩すゲーム。
パチンコのゴムの引っ張り具合や撃ち出す時の角度とかうまく調整しないとダメ。
指で操作するのが結構アナログな感じで良い。


なんかよくわかんない系は、メッセージが全部英語のRPGだからまじめに遊んで
ないのでパス。


あと面白かったのは、手書きのメモ帳。
iPadで人気のアプリケーションに手書きのメモ帳がありますが、まぁ、あの系統
です。
小さい画面をうまく利用して手書き入力できます。慣れると結構すばやく文字を
書けます。
でもやっぱり、ノートとペンのほうが圧倒的に早いですねw。
電車やバスなど、ノートを出せない、多少揺れる環境では重宝しそうです。
でも、そんな環境でメモ取ったり、仕事しようとは思いませんし・・・


無線LANルーター届いたので、オンライン系のアプリをチェックしてみました。


まずはQQ。
携帯電話版のQQと一緒でした。
友達にメッセージを送ったりする程度には実用的。
でも、QQ農場・QQ牧場(mixiのサンシャイン牧場みたいな育てゲーム)は無理。
Flashバリバリのコンテンツなので、ブラウザで表示するとクソ重い。
ちゃぶ台ひっくり返すレベル。


Gmailは、アカウントを設定するとandroidが起動している間は常にオンラインで
勝手にメールを受信してくれます。便利なんでしょうけど も、私に取ってはう
ざいです。


android標準のブラウザはサイトの携帯版を表示します。
携帯版サイトは軽くて読みやすいです。
メインのデスクトップパソコンでちょっと重たい処理をしていて、待ち時間に
ePadでニュース系サイトの記事を読む、これが結構楽しくて、私のお 気に入り
のスタイルです。


どうしてもWebページを表示させたい場合は、Firefoxのandroid版を使います。
画面を適当に縮小して表示してくれます。
ですが、やはり800x600の画面解像度の粗さを実感します。
iPadとの差はこの点でしょうか。


さて、システム設定で日本語化します。
メニュー等の表示は一瞬で日本語化できますが、このままではメールで日本語入
力できません。
そこで日本語入力用のプログラムをインストールします。
androidで日本語入力と言えば「simeji」です。
androidマーケットで「simeji」と入力して検索。すぐ見つかります。
ダウンロードボタンをクリックすると、あとは勝手にダウンロードしてインス
トールしてくれます。


simejiの設定ですが、携帯電話であればフリック入力を迷わず選ぶところです
が、タブレットPCの場合、画面サイズが充分大きければフルキー ボード入力を
選ぶに限ります。
ePadは残念ながらシングルタッチスクリーンなので、ブラインドタッチは無理です。
人差し指で一文字一文字入力します。
それでも、画面が充分に大きいおかげで、結構実用的な速度で文字入力できます。
タッチ認識も正確です。


こうなると手書き入力よりも早くね?と考えがちですが、手書きの場合、いろい
ろ図とかイラストとか描けるので、文字入力だけとはまた違った価値が あります。
いずれにしても同じePadでいろいろな入力方法が利用できるのは良いことです。


日本語入力ができるようになってから、evernoteをインストールしました。
これでメモ帳との同期は完璧です。


他にPDF閲覧や電子ブックリーダーなどのアプリがあるのですが、肝心のファイ
ルをePadへ持ってくるのが非常に面倒です。
どういうことかといいますと、miniSDカードに保存したPDFファイルがePadでは
認識されません。
どうやらLinux形式で初期化されているようで、WindowsのFAT形式で保存したも
のが、ちゃんと認識されない様子。こうなるとネット経 由でファイルをダウン
ロードするしかありません。
androidマーケットの中に、FTPサーバー関係のアプリがあったのはそのせいか、
と納得。
まぁ、メールの添付ファイルとして送信すればよいのでしょうけどね。


全体的な感じとして、android2.2は、やはり携帯電話ベースなんだな、と納得。
つまりオンライン前提の設計だということです。
実際、このePadは、オフライン環境だと紙とペン、電子ブックリーダー、MP4プ
レイヤーにも劣ります。
動画とか重い処理には向いてません。動きがカクカクです。
(オンラインならスムーズというわけではないです。オンラインでメールとか
Web閲覧とかevernoteとか利用できてはじめて真価を発揮でき る、という意味で
す。)


バッテリーの持続時間ですが、ニュース系サイトの閲覧だけなら4時間ぐらいも
ちそうです。
でも動画系のコンテンツやゲームなんかで遊んでいたらダメ。2時間ぐらいでや
ばくなります。
コネクタの形状がiPadやiPhoneと同じなので、専用のACアダプターを常に携帯し
てないとダメ。
なんでminiUSBにしなかったんだろう。あっちのほうが便利なのに・・・。


で、結局気付かされたのは、常にオンラインでないと意味がないこと。
これならば画面が広いandroid携帯のほうが良くね?
バッテリーも一日もつだろうし。持ち歩ける大きさだし。カメラも付いてるし。
ただ、中国の通信キャリアの場合、ネット定額制が無いので、パケ代で苦しみそう。
結局Wi-Fi使えるトコでないと思い切った使い方は無理。
じゃ、やっぱりタブレットandroidか。
まぁ、外出してもネットでお仕事すんな、ってことか。


最新のandroid3.0でしたっけ?ハニーコンブ?対応ハードと一緒だと無茶苦茶快
適らしいですけど、まだお高いですね。高性能でiPad2 と同じお値段なら、多く
の人がiPad2選びますよ。意味ないです。


結局、タブレットPCって、あまり実用的ではないけれど、ガジェットとしては非
常に魅力的なんですよ、てのが私の意見。
お絵かきソフトでアイデアを下手くそな絵で色付けて描いているとクリエイティ
ブな気分になれるし、大きな画面で電卓アプリで計算するのは、なんか 面白い
し、暇なときにニュース系サイトの記事を「シュッ、シュッ」とスクロールしな
がら読むのはオシャレだし・・・。

でも、実用性を求め始めると、結局、画面が広くて、キーボードが大きめのノー
トPCに落ちつくし、そうなると持ち運びの問題が出てきて、なんだ、 結局、自
宅や事務所のデスクトップでないとダメじゃん、ってことになる。
アイデア考えたり、メモ取るだけならノートとペンで充分。
日本語メールぐらいはできたほうがイイねぇ。
なら、android携帯かぁ。
ExperiaかGalaxy-Sか・・・。
2000元以上。携帯この間買ったばかりだし。
こりゃ、来年だなぁ。
もっと稼がないと。