http://japan.cnet.com/news/service/35008344/
新しく発表されたアマゾンのタブレットPC「Kindle Fire」ですが、199ドルとい
う販売価格に対して、アナリストは、原価は250ドルのはず、という分析をして
います。
そのアナリストに言ってやりたい。
「一度中国来てみたら」
淘宝ではA8積んだ800x480ドット7インチディスプレイのアンドロイドタブレッ
トが400元で売られています。
A9になっても700元です。ハードウェアとしてのKindle FireはA9搭載の横長7イ
ンチアンドロイドタブレットですから、中国では700~800元ぐらいですよ。ハー
ドウェア的に同程度のモノでも100ドル ぐらいで市販されているのが中国なんで
す。アマゾン独自のクラウドとか豊富なコンテンツとか、そういうものは端末の
コストに乗せるべきではない し、仮に乗せたとしてもそれほど大きなコストで
もないです。
だから、どこをどう計算したら1台あたり250ドルなんてコスト試算になるの
か?ってことです。
アマゾンだって、端末一台売る毎に赤字になるようなモノ作りませんよ。
今なら1000ドル以上お買い上げの方にKindle Fireを無料プレゼントしたってい
いぐらいだ。
つまり原価は100ドルぐらいでしょう。
この間タブレットPC分解してみたんですけどね、部品点数少ないですよ。可動部
分が少ないから徹底的にコストを抑えられる。PCとして見たときも 決して高性
能ではないし。
iPadなんか、原価は相当安いハズ。アップルは相当儲けてると思います。
部品点数の少ない低スペックのPCが全世界で飛ぶように売れているのですから、
アップルはすごいですよ。商売の天才だ。他のタブレットPCのメー カーもリ
バースエンジニアリング(iPadの分解調査)でわかったと思います。タブレット
PCは儲かる、と。
アマゾンがすごいのは7インチ800x480ドットの低スペックなタブレットPCのに
特化したクラウドサービスやコンテンツを大量に用意してきた ことなんです。
例えば、普通のホームページを7インチアンドロイド端末でサーフィンしていた
のでは、はっきり言って重たいのです。結構表示に待たされます。で も、アマ
ゾンはクラウンド側でKindle Fire用にホームページの情報を最適化してから送
信してくれます。だから表示が早い。端末でできること限界をよく理解している
からこそ、こういう発想が 出てきて、具体的な解決方法を実現できた、と。
Kindle Fireは大ヒットとなる予感がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿