2011年5月31日火曜日

中国のお父さんはDIY

トイレ関係でトラブル2件。


いや、詰まったとかならば、すぐ解決できる。
部品の交換が必要なトラブルだから困っている。


一つは、便座が割れてしまった。
中国のプラスチック製品は耐久性があまりにも無さ過ぎる。
割れてしまったので座り心地がよろしくない。
息子は割れた前の方へ座るので危険だ。


もう一つは、水を流すボタンが壊れた。
凹んだまま戻ってこない。
蓋を取ってみると、ボタンを押し戻すバネを支えていたプラスチック部品が割れ
ていた。
やはりプラスチック部品の耐久性の問題だ。
ボタンが戻ってこないと水が流れたままになってしまう。
息子やお義母さんでは、蓋を開けて復旧させることができないので、元栓を止め
ていた。


さすがに我慢できなくなって、修理を決意。
こういう場合、業者に修理を頼むのだが、ご存知のように、中国のマンションは
オーナーがそれぞれ適当な内装業者を手配して、好き勝手な内装用品を 取り付
ける。
当然、トイレの便器もそれぞれの家庭で違う規格品を取り付けてある。
だから、その辺の業者に依頼しても、「ウチではこの部品扱ってないから」と断
られてしまうか、便器ごと交換するハメになる。実際、二ヶ月に1回ぐ らいの
割合で、マンションのゴミ捨て場に便器が捨てられている。
別に便器の陶器が割れているとか、そういう目立った故障は見当たらない。たぶ
ん一部が故障したら便器まるごと交換したケースだ。


ウチの場合、とある事情で大家に連絡が取れないので、自分で直すしかない。
会社のスタッフに話を聞くと、家庭内の故障はお父さんが修理するものらし
い・・・。
中国のお父さんはDIYでないと務まらないということか?


便器をさまざまな角度からデジカメで撮影した。
まずメーカー名がわからない。
「TOTO」とか「inax」みたいに有名なロゴがあればよいのだが、そういうのは見
当たらない。
大きな青いシールが貼ってあって、中心に「OPTIMAL」と書いてある。
あっ、その下に「OPTIMAL CO.,LTD」と書いてあるな。
どうやらOPTIMALという会社名らしい。


淘宝網で「OPTIMAL」で検索。
衣服とかは見つかるのだが、便器は出てこない。
中国語で便器は「便池」というらしい。
それで検索すると、和式タイプの便器ばかり出てくる。
洋式便器は何と言うのだろう?
いろいろ調べたところ、どうやら「馬桶」とか「坐便」という単語が出てきた。
それらの単語で検索すると、確かに洋式便器が見つかる。
だが、「OPTIMAL」というブランド名と組み合わせると、全く見つからない。
百度で検索してもOPTIMAL便器は見つからない。
うわぁ、作ってすぐ消えたマイナーブランドなのかなぁ・・・


シールをよく見ると、小さな文字で「OUPU」と書いてある。
「OUPU」「馬桶」で検索してみた。
たくさん出てきた。
写真を見ると、うちの便器とよく似たタイプが見つかる。
正式な会社名は「欧普衛浴」というらしい。
ここまでわかれば、後は百度で会社名を検索。メーカーのホームページを見つけた。
産品一覧で便器を探す。
20数種類の便器の写真が表示された。
その中からウチのやつとソックリなのを2つ見つけた。
正式な型番は「203」というらしい。


あとは、また淘宝に戻って、メーカー名と型番で検索。
目的の便器を見つけた。
価格はだいたい300〜400元。
なんだ、安いじゃん。
便器まるごとのお値段。
欲しいのは、便座とボタンの部品だけなので、あとはお店と交渉するだけ。
もう夜も遅いので、お店の人は留守。
明日、連絡してみることにする。


部品だけで売ってくれなかったらどうしよう?
便器まるごと買ってもいいけど、置く場所ないしなぁ・・・
さすがに自分一人で便器まるごと交換することはできないし・・・
つーか、たかが便座とボタン部品が壊れただけで、便器まるごと交換ってのもダ
メでしょ!
まぁ、お店と交渉してみるとしよう。なんとかなるでしょ。


これで、便器完全修理できたら、お父さんの株上がっちゃうなぁ(妄想モード)。

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