まぁ、いわゆる楽天市場に出店するみたいなもんだけど、中国の場合は、店の責
任者が中国人でないとだめなので、こういう形にならざるを得ない。
実際の店の運営は、中国人共同経営者におまかせ。
私は、店で売る商品の写真や、説明の日本語文章を用意している。
特に大事なのは写真で、できるだけ大きな写真をネットから探してダウンロード。
実際の商品の写真も撮影するけど、これはいわゆるオークションサイトに出展す
る時のようなリアル写真。
プロが撮影するような芸術的な写真にはならない。
だから、メーカーサイトなどから「きれいな写真」を探してくるわけだ。
しかし、メーカーサイトの写真と言えども、「キレイ」とは限らない。
日焼けしてるような黄色っぽい写真や、商品が白っぽいのに背景が真っ白だった
り、商品をフレームぎりぎりまで拡大していたり・・・
ショッピングモールに掲載されていた写真とは思えないひどさ・・・
ホームページ制作を安く済ませたいとか、お取引先の息子さんが趣味でホーム
ページを作っていて、そこにお願いしたとか、まぁ、いろいろ「大人の事 情」
があるんだろうけど、本気で商品売るつもりならば、ちゃんとしたプロのホーム
ページ制作会社へ頼むべきだ。
アマとプロの違いは、「やるべき事をきちんとやっているかどうか」という点だけ。
例えば商品写真では
・センター(中心)を揃える
・傾きを修正する
・基準フレーム内に収まるよう、サイズを調整する
・サイズを調整したことによってできた隙間や余白はトリミングで埋める
・色補正
・ややコントラスト強めにする
・美肌処理
一枚の写真について、これぐらいのことはする。
商品カタログや、ショッピングモールで、写真がずらっと並べられたとき、上記
処理をしておけば、統一感が生まれてキレイに見える。
いわゆる音の世界で言うところの「マスタリング」みたいなもの(わかりにくい
例えだなぁ・・・)。
まぁ、デザインの世界での「整理整頓」です。
私がやってるのは工業デザインとか商業デザインに属するもの。
方法論を知っていれば、誰でもできること。
私は写真家でもないし、アーティストでもないので、芸術的な写真を撮ったり加
工したりするのは無理。
アーティストではないけれども、プロ。
アマじゃないけれども、プロ。
デザインの学校で勉強したことはないです。それでもなんとか仕事できます。
中国来てから必要に迫られて覚えたスキルです。
もっと若い頃に、このスキルを身につけていたら、人生変わったかもねぇ・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿