2010年9月13日月曜日

妻の親友が離婚した

同じ団地の主婦友達である妻の親友が離婚した。


家族ぐるみのお付き合いをしていたので、とてもショックだ。
旦那が仕事を辞め、家を勝手に売却、お金を持って情人のところへとんずら。
一歳半の息子がいるのに専業主婦の奥さんは住む家も無くなって明日からいった
いどうやって生活していけばいいのか・・・。
まるで質の悪いテレビドラマのような出来事である。


その後、旦那や旦那の両親と連絡を取りあって、離婚することに決めたようだ。
奥さんとウチの妻はいろいろと話をしている様子だが、まず小さな息子はどうす
るのか、それが気がかりだった。日本であれば、父親が毎月養育費と生活費を送
金して、母親が育てる、という話をよく聞く。
妻の話では、中国では、子供が男の子の場合、父親側が引き取るのが通例らし
い。逆に女の子ならば、母親側が引き取ることが多いそうだ。
子連れの女性は再婚が難しいことから、多くの場合、元夫側に子供を渡してしまう。
今回の場合も、旦那側に子供を渡した。正確には旦那の母親に孫を預けた。
旦那からは慰謝料支払われていないようだし、彼女はこれから仕事を探して働か
なければならない。
子供を抱えていたのでは何もできない。


一番かわいそうなのは子供だ。
一歳半といえば、歩き出してまだ間もない。普通ならば両親に守られて、何の心
配もなく、すくすくと育っていくはずである。私も何度かあやしたことがある
が、無邪気な笑顔が印象的なかわいい男の子だ。
その彼の家庭が突然崩壊した。おばあちゃんの家に引き取られ、もうママとは会
えなくなった。
ウチの息子だって、妻が仕事で3日間、家を留守にした時は、毎日泣いて大変
だったのだ。
彼は両親の愛情を受けて、これから幸せに成長していくはずだっただろうに。そ
れが永遠に絶たれたという事実に私は愕然とした。一人の幸せな人生が壊される
瞬間に立ち会ったのだ。
恐らく彼は将来、母親のことを恨むだろう。何でボクを捨ててしまったの?と。
そして、その原因が父親にあることを知ることはないと思われる。
あの無邪気だった男の子の心がそうやって汚されていくのが容易に想像されて、
ものすごくやる瀬ない気分になる。


今回の事は、親としての責任を痛感する出来事だった。
親は子供の人生を全力でサポートする責任がある。
自分たちの勝手で子供の人生を壊していいわけがない。


家が売却されてしまったので、妻の友達の荷物を預ることになった。
また、しばらくの間、友達がウチに同居する。友達は遠慮していたが、妻は朋友
なんだから気にしないでと言っている。
良い仕事が見つかるといいのだが・・・。妻は仕事を世話するつもりでいるようだ。

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