2010年9月22日水曜日

宇宙戦艦ヤマト 復活篇 を観た

行きつけのDVD屋でヤマトの映画を見つけた。
子供の頃はどっぷりハマったなぁ。
懐かしさで買ってみた。


ダメだこりゃ・・・


脚本がまるっきしなってない。
物語として幼稚園以下のレベル。
ブラックホールが冥王星や土星を飲み込むシーンにいたっては、もうアホかと。
太陽系の惑星が、そうそう都合よく、たかだか木星の直径程度のブラックホール
に飲み込まれるかっつーの。
太陽系公転軌道の大きさと惑星の散らばり具合考えたら、二つの惑星が飲み込ま
れる確率なんて、ほぼ有り得ない。もっと言えば、ブラックホールが公転してい
る地球を飲み込むなんて、とんでもなく希少なこと。
太陽系全体だって動いているし。
まぁ、それ言っちゃうと、遊星爆弾が地球に降り注いでいたころのヤマトもダメ
ダメなんだけど。
(その当時の子供は、そういうこと知らなかったし)


キャラデザインもダメダメ。
目の形が中国アニメと一緒。外注したね。
背景やCGをあそこまで凝るならば、キャラデザ手を抜いちゃダメでしょうに。
声優さんたちもベテラン揃いでがんばってるのに、脚本がダメだから演技がすご
く唐突で不自然。


昔と違って観客も成長してるということを、全く理解してないなぁ。
今時、戦艦一隻で戦局がひっくり変えるなんて誰も信じないよ。
大艦巨砲主義はいいかげんにしろって感じ。
今は、リアリティと必然性が盛り込まれてなければ、観客はついてこないよ。
あるいはハリー・ポッターのように完全にファンタジーに振ってしまうか・・・。


あえて復活させる必要はなかったんじゃないの?
ヤマトはもう私の中では完結してた。
同じお金かけるならさぁ、別のオリジナル作品やんなよ。
ヤマトである必要性無いし。

三連休開始、釣りに行ってきた

三連休がスタート。


若い頃とは違って、休みは普段できないことをして遊ぶ、なんてことはしなく
なった。
とにかく体を休める。いわゆる寝て過ごすパターン。


最近は日本から来た方々の接客で昼間からビールを飲んでいたので、夜家に戻って
からは、緊急避難のお父さんとの晩酌は控えていた。
しかし、昨日は連休前の夜ということで、まぁ、別にいいじゃないか、というこ
とで晩酌
に付き合った。
お父さんは、今回の離婚については、いろいろ言いたいことがあるようで、酌が進む
につれ、言葉数が多くなった。いわゆるグチである。


オレの言うことわかるか?
このフレーズが会話の合間合間にはさまれるのだが、わかる、と答えている。
実際にはわからないのだが(苦笑)。
ガス抜きが目的だから、話を合わせておかなければ意味がない。
こういうときは、お父さんの言ったフレーズを繰り返す。意味がわからなくても。
そうすると、お父さんは「対!」「是的!」とか言ってくるので、いかにも、会
話を理解して
いるような雰囲気になる。


自分の中国語能力がまだまだだ、と痛感させられるのは、こういう時だ。
自分と同世代以下の中国人たちは、言葉が不自由な私に合わせて簡単な中国語で
話してくれる。しかし、自分より年上の世代は、本当に素の中国語、それも方言付き
で話しかけてくるので、まったく太刀打ち出来ない。
今以上に中国語能力を向上させるのは並大抵の努力では無理だろう。
しかし、私にとっては、中国語能力向上よりも、家族を養っていくこと、仕事を
がんばる
ことのほうが優先だ。だから、もうこれでいい、と諦めている。
日常生活では困らないし、仕事で大事な局面では通訳を付ける。そのほうが確実で
合理的だから。(通訳が余計なことを言ってないか、あるいは大事なことをいい
忘れて
ないか、ぐらいはチェックできるし)


晩酌の最後のほうになって、お父さんが「明日、釣りに行かないか?」と言った。
そういえば、中国に来てから、釣りに行ったことがなかったし、気分転換にちょ
うど良さ
そうなので、OKした。


で、本日、お父さん・お母さん・妻の主婦友達と私の四人でバスへ乗って、金州
の中心
部へ向かった。
街中の川かな?それとも釣り堀だろうか?
降りたのは、金州の新マート。金州のモロ中心街である。
本当にこんなところに釣りができる場所があるのだろうか?


四人でてくてくと歩いて、妻友達が「着いた」と言う。
そこは金州第一汽車站の向かいの市場の入口だった。
普段は入り口の前をバスで通過するだけ。中に入ったことはない。
中に入っていくと、釣具のお店がたくさん並んでいる。
海で使うような本格的な網まであって、オイオイという感じ。


お店の並びが切れると、目の前に大きな池があった。
なるほど、公園の池か。
池の細くなったところには、中国風の丸みがかった橋が架かっていて、ちょっと
した中
国庭園風になっている。
公園全体は、おそらく6〜8ブロックぐらいの広さがある。ニューヨークのセン
トラルパー
クと違って長方形ではないが、かなりの広さ。
そこに曲がりくねった人工的に作られた大きな池があるわけだ。
池の周りには、もちろん歩道があって、散策ができるようになっている。
歩道を歩いていくと、ところどころに釣り人がいる。
お父さんは、彼らに話かける。「釣れてる?」
「いいや、ダメだね〜」
たしかに見たところ釣果は無いようだ。


いったいどんな魚が釣れるのか、聞いてみると、業者が放流した金魚だという。
確かに別の釣り人が見せてくれたのは、赤く大きく成長した金魚だった。
なるほど、池も魚も作り物かぁ。


今日は風が強くて、寒かった。
日のあたる暖かそうなポイントを見つけて、お父さんが釣竿を伸ばし始めた。
私はもうすっかり釣りは忘れた、というか私が子供の頃、自分の親父が全部仕掛けと
かやってくれていたので、どうやればいいか知らない。
そこは素直に妻友のお父さんにお願いした。
私の仕掛けには30cmぐらいの長い浮きと日本の針が付いていた。
エサはどうするのかと思ったら、お父さんが真っ白な練り餌を持ってきていた。


糸を垂らす。
まぁ、釣れることは期待していない。
良い天気で池の表面が太陽の光でキラキラと反射している。
落ち葉や枯れ枝が浮いていて、たまに糸がからむ。
トンボが結構たくさん飛んでいて、水面をつつく。
ミズグモがちょんちょんと移動する。
こんなにのどかな気分になれたのは久しぶりのような気がする。


ぼーっとすること二時間。
お母さんがそろそろ帰ろうと言う。
家に帰ってお昼ごはんの支度をするそうだ。
釣果はなし。竿をたたんで公園から引き上げる。


妻友とそのお父さんお母さんの三人は、明日(23日)、黒龍江省へ帰るそうだ。
まだ家電製品の処分とか、離婚の後始末とか残っているので、一ヶ月後にまた大連に
来るとのこと。
明日は荷物持ちぐらいは手伝うつもり。
お父さんは、いずれ金州に家を買うとか言ってた。酔った勢いかも知れないが、
まぁ、
大連は黒龍江省よりも住みやすいだろうから、老後を大連で過ごすのは十分アリだ。
いろいろあったが、他人との共同生活は、なかなか得難い経験だった。

2010年9月21日火曜日

明日から三連休

明日から中秋節の三連休。

連休中はぐーたらするつもりなので、DVDを買ってきた。
「24」の第八シーズン。
なんでも、最後のシーズンだとか。
思えば8年前、友人からの勧めで観たんだっけ。
一話完結型のドラマと違って、24時間で1シーズンという構成が斬新だった。
次から次へと驚きの展開。
現実には、あんなことは有り得ないというか、有ってもらっちゃ困るのだけれど、
エンターテイメントしては最高に楽しめた。
プロの仕事だなぁ、という感じ。

さて、今からお仕事行ってきます。

2010年9月17日金曜日

家中がタバコ臭い・・・

友人知人から食事の席で勧められれば私もタバコを吸うのだが、自宅では吸わない。
子供がいるから、というわけではなく、部屋の空気にタバコの臭いがあるのが嫌
いなだけだ。


だから我が家では自然と禁煙なのだが、妻友の一家が家にやってきてから、部屋
の中がタバコ臭くなってきた。お父さんが吸うのだ。
もちろん窓は開けているのだが、臭いは残る。
まぁ、他に楽しみが無いだろうから、タバコぐらい吸っても、とは思う。
外に行って、元義理の息子の両親に会うのも避けたいだろう。だから家から出ない。
やることが無いからタバコを吸うのだろう。


昨日までは、夜、タバコの臭いが鼻について、よく眠れない。
寝不足で頭痛がするので、マッサージに行ってきた。


今日から私の部屋はドアを締め切らせてもらった。消臭剤も置いた。
これで耐えられればよし、耐えられなければ、妻を通じて話をする。
タバコは自宅で吸わないで欲しい、と。


明日は休みで一日中自宅に居る。
仕事があるので、家から出ない。
妻友たちは開発区へ行くと言っている。
もし、皆出かけたら、窓を全開にして換気をしよう。ドアも開ける。

2010年9月15日水曜日

指令発令!

妻から指令が発令された。


今日は遅く家に帰ってくるようにとのこと。
妻の団地友達によると、家に居候している友達の元旦那のお母さんが孫を連れて
マンションの出入口で待っているらしい。その待ち人というのが、どうやら私ら
しいのだ。


妻からの話では、やはり孫の面倒を看ることができなくて、返しに来たらしい。
妻友によれば、子供の面倒を看ながら仕事はできないので、子供を受け取るわけ
にはいかない。
だから、面会を拒否しているのだが、私がマンションに帰ってきたとき、一緒に
家へ行こうという考えらしい。
それで、妻からは今日はいつもより遅く帰るように指令が出た次第だ。


まぁ、日本なら迷惑な話だが、面倒を看ると約束した以上、こういうリスクも想
定内だ。
妻友も経済的な心配が無ければ、子供を引き取りたいのが本音だろう。日本と
違って、旦那からの経済的な援助は期待できないので、子供を引き取るわけには
いかない。本当に辛いところだ。
個人的にはウチで面倒みたいと思う。たが軽々しくは言えない事だ。ウチだって
経済的に恵まれているわけではないし、妻も私も仕事があるので、普段息子はお
義母さんが看ている。小さい子は活発なので、面倒を看るのも容易ではない。更
にもう一人増える?自分とは血のつながりのない子なのに?
お義母さんの立場だったら到底同意できることではない。


恐らくその子は養子に出されそうな気がする。
それってかわいそう過ぎないか・・・


夜9時半にマンションへ到着。出入口の周りには人影は無かった。
明日もこういうことをしなきゃならないのだろうか?
何かもっと良い方法はないものか・・・
弱ったなぁ・・・

2010年9月14日火曜日

同居生活開始

結局、離婚した妻の友達はウチへやってきた。


期間は未定だが、生活の目処がつくまでの同居生活だ。
本人とお父さんとお母さんの三人。
二晩が経過したが、まぁ、なんとかやっている。
一気に家が賑やかになった。


お母さんが食事を作ってくれる。
他所の家の家庭料理を食べられるというのは、ある意味貴重な機会だ。
毎晩、お父さんと晩酌。お父さんは白酒が大好きなのだが、私は遠慮させていた
だいた。
もし、私が白酒飲んだら、たぶん翌日は仕事にならない。
だから、おとなしくビールを一瓶だけ。


我ながら、よくもまぁ、他人と一緒に生活できるものだと思う。
ウチの親が聞いたらビックリするのではないだろうか。
まぁ、何事も経験というやつだ。
困った時はお互い様。


今夜は妻の友達の姉妹も家にやってきて、皆で食事。
最近、気がつくと日本人は自分だけ、ということがよくある。
怪しいながらも中国語でコミュニケーションできている自分にも驚く。
ちょうど今、取引先の社長さんが日本から来ていて、お昼ごはんを食べながら仕
事の打ち合わせとかをしているのだが、まぁ、考えようによっては、日本人と付
き合うよりは楽かも知れない。
日本語で細かいニュアンスまで伝えられる・伝わってしまう、というのは結構気
疲れするものなのだ。
外国人相手だと、会話が限定されるから、たわいのない世間話で済む。
向こうにしてみれば離婚の話を蒸し返したくないだろうし。
(その割には友達は自分の姉妹に離婚の話を詳しく語っていたみたいだが・・・)
まぁ、少しずつ日常生活を取り戻していくことが、彼女のリハビリになるのだろう。


助けると言った以上、同居は許容する。
つーか、妻から頼まれたら、イヤとは言えないよ。
イヤって言ったら、「やっぱり貴方は日本鬼子だ」とか言われそうじゃない。
人情ある日本人だっているんだよ、ってわかって欲しいし。

2010年9月13日月曜日

妻の親友が離婚した

同じ団地の主婦友達である妻の親友が離婚した。


家族ぐるみのお付き合いをしていたので、とてもショックだ。
旦那が仕事を辞め、家を勝手に売却、お金を持って情人のところへとんずら。
一歳半の息子がいるのに専業主婦の奥さんは住む家も無くなって明日からいった
いどうやって生活していけばいいのか・・・。
まるで質の悪いテレビドラマのような出来事である。


その後、旦那や旦那の両親と連絡を取りあって、離婚することに決めたようだ。
奥さんとウチの妻はいろいろと話をしている様子だが、まず小さな息子はどうす
るのか、それが気がかりだった。日本であれば、父親が毎月養育費と生活費を送
金して、母親が育てる、という話をよく聞く。
妻の話では、中国では、子供が男の子の場合、父親側が引き取るのが通例らし
い。逆に女の子ならば、母親側が引き取ることが多いそうだ。
子連れの女性は再婚が難しいことから、多くの場合、元夫側に子供を渡してしまう。
今回の場合も、旦那側に子供を渡した。正確には旦那の母親に孫を預けた。
旦那からは慰謝料支払われていないようだし、彼女はこれから仕事を探して働か
なければならない。
子供を抱えていたのでは何もできない。


一番かわいそうなのは子供だ。
一歳半といえば、歩き出してまだ間もない。普通ならば両親に守られて、何の心
配もなく、すくすくと育っていくはずである。私も何度かあやしたことがある
が、無邪気な笑顔が印象的なかわいい男の子だ。
その彼の家庭が突然崩壊した。おばあちゃんの家に引き取られ、もうママとは会
えなくなった。
ウチの息子だって、妻が仕事で3日間、家を留守にした時は、毎日泣いて大変
だったのだ。
彼は両親の愛情を受けて、これから幸せに成長していくはずだっただろうに。そ
れが永遠に絶たれたという事実に私は愕然とした。一人の幸せな人生が壊される
瞬間に立ち会ったのだ。
恐らく彼は将来、母親のことを恨むだろう。何でボクを捨ててしまったの?と。
そして、その原因が父親にあることを知ることはないと思われる。
あの無邪気だった男の子の心がそうやって汚されていくのが容易に想像されて、
ものすごくやる瀬ない気分になる。


今回の事は、親としての責任を痛感する出来事だった。
親は子供の人生を全力でサポートする責任がある。
自分たちの勝手で子供の人生を壊していいわけがない。


家が売却されてしまったので、妻の友達の荷物を預ることになった。
また、しばらくの間、友達がウチに同居する。友達は遠慮していたが、妻は朋友
なんだから気にしないでと言っている。
良い仕事が見つかるといいのだが・・・。妻は仕事を世話するつもりでいるようだ。

2010年9月12日日曜日

たまに食べたくなるもの

お好み焼き作ってみました。


基本的な材料は安いんだけどね。
小麦粉、キャベツ、卵、水。


調味料が高い。
ソース(30元)とマヨネーズ(40元)。
マイカルの輸入食品コーナーで買ってきた。
調味料だけで1000円近い。


だし汁とか本格的に作るつもりはないので、
味の素と料理酒と水で小麦粉を溶いて、みじん
切りしたキャベツを投入。
つなぎに卵を二つつかってこねくりまわす。
あとは油引いて焼くだけ。


いやぁ、今回のお好み焼きは上手にできた。
いつになくうまかった。
醤油とマヨネーズの時はあまり美味しくなかったし。


やっぱ、調味料は大事だな。

2010年9月10日金曜日

仕事の引継ぎを考える

昨年からずっとやり続けているBPO業務がある。


取引先の紹介で引き受けている仕事ではあるのだが、そのためにほぼ毎日取引先
の事務所に
行かなければならない。
妻の仕事がうまくいったら、来年からは完全独立してその仕事を自分の事務所で
やりたいと考えて
いるのだが、おそらく取引先から離れる時、引継ぎをお願いされると思われる。


取り扱いマニュアルを作ったり、後任への指導をするのは、まぁ当然なのだが、
後任の人材が果た
して見つかるのかどうか、甚だ疑問だ。
その理由として、仕事に特殊なスキルが必要となるからだ。


具体的には、ホームページをデザインする能力と、ちょっとしたハッカー的なス
キルを必要とする。


ホームページは毎週7つ程度を更新する。アフィリエイト用の単発ページなの
で、デザインは毎回
違う。実際の商材申し込みが行えるようにメールフォームを埋め込む。メール
フォームは具体的
な仕様書が用意されていることは無く、サンプルを見せてもらうだけ。しかもサ
ンプルと同じデザイ
ンは不可ときている。結局サンプルページのHTMLコードを解析して新規に組み直
すことになる。
それぞれのメールフォームは内容が異なるため、ほぼ毎回新規に解析・作成して
いる。
この時点で、すでにデザイナーとプログラマーの二つのスキルが必要となる。


出来上がったホームページを指定のサーバーにアップロードする。しかし、その
サーバーはなぜ
だか中国からは遮断されており、通常の方法ではアクセスできない。
以前ならばProxyを使ってアクセスできたが、最近は規制が強化されてダメだ。
そこで、ハッカーの技術を使う。具体的な方法を書くと悪用されるので遠慮させ
ていただく。
現在の方法がダメになっても、あと2手ぐらいは別の方法を考えてある。


そのホームページへ人を誘導するために、メールマガジンを発行する。
毎日6つぐらいのメルマガを発行している。
ここでは商材を買ってもらうために、キャッチコピーやその気にさせる文章を考
えて短時間に入力
編集する能力が必要となる。
メールマガジンを配信するサーバーも特殊で、いろいろとコツがある。


まぁ、なんだかんだで一人で4役ぐらいをこなしている。


このうち、2役は代わりの人材を見つけるのが特に難しい。
ハッカーのスキルが必要だからである。
ご存知のように、中国からはYoutubeやtwitterを利用できない。特定のホーム
ページにアクセスで
きないように規制されている。
そういう規制を突破し、目的のサーバーへホームページを構築するのは容易では
ない。
しかも中国のことだから、ある日突然、新しい規制がかかって、今まで利用でき
たものが利用でき
なくなる可能性もある。
一つの問題を解決して、マニュアル化したとしても、次の日には役に立たない情
報になりかねない。
だから、何か問題が起きても自分で解決できるだけのスキルを持ったハッカーが
必要なのだ。
そういう日本人が大連にいるだろうか?
日本から連れてくる?
給料いくら払うつもり?
私と同じ低いギャラでやってくれる物好きな人は他にいないと思うよ。


引継ぎ用の資料は作るけど、たぶん事業継続は無理だろうね。


後のことは知らないもんね。

2010年9月8日水曜日

【最近のマイブーム:音楽】I'm not in Love

小学生の頃に買ってもらったラジカセで聴いていたのはFM放送だった。


普通に歌謡曲(今で言うところのJPOP)も聴いていたが、洋楽も結構聴いていた
ように思う。
カセットに録音して、気に入った曲は何度でも聴き直すのが習慣だった。
多感な頃に聴いた音楽というものは、しっかりと脳裏に焼き付けられるわけで、
この年になっても、たまにその当時の音楽を聴きたくなる。
そんな音楽の一つが「10cc」の『I'm not in Love』。
Wikiで調べてみたら1975年の作品。


この曲をリアルタイムで知ってる、という方は見事にオジサン/オバサンと呼ば
れる世代以上だ。
洋楽好きの私ではあるが、基本的にはFM東京の「ポップス・ベストテン」ぐらい
しか聴いていなかったから、いわゆる「ヒット曲」しか知らない。だから 10cc
の他の曲は知らなかったりする。私の中では10ccはこれ一曲だけ、の一発屋扱いだ。


私がこの曲を好きな理由としては、Rhodes Pianoの音色と幻想的なコーラス、こ
れに尽きると思う。
Rhodes Pianoは音楽を演っているご年配の方ならご存知かと思うが、70年代を
代表するエレクトリック・ピアノのことである。Billy Joelの「Just the way
you are」や/Grover Washington Jr/.の「Just the two of us」などのヒット曲
でも使われている。
私は本当にRhodes Pianoの音色が大好きで、大学時代に購入したシンセサイザー
で、Rhodes Pianoの音色を真似て音色作りをしていた。
おかげで楽器会社に就職も決まり、シンセサイザーの開発にも関わった。自分が
作ったRhodes Pianoの音色も製品に内蔵された。好きなものが高じて仕事で成果
を得たという例である。


ちょっと話が脱線したが、とにかく久しぶりに『I'm not in Love』が聴きたく
なったので、ネットでダウンロードしてきた。
今聴くとコーラスがものすごくたくさん重ね録音されているのがわかる。
Wikiによれば624人分重ねてあるらしい。当時のマルチ・テープ・レコーダーは
16トラックだったから、何回も重ね録音したんだろうなぁ。今だったら、マイク
一本とPCさえあれば、もっとスゴイのが作れる。


ダウンロードの過程で、実は別アーティストによる同名のMP3ファイルも入手した。
へぇ、カバー曲があるんだ、と何気に感心して、聴いてみた。


Will To Power版の「I'm not in Love」。1991年の作品。
Wikiによると結構ヒットしたらしい。
なんか、//Atlantic Starrの「Always」(結婚式によくかかる曲)を一瞬連想した。
ちょっとシンセベースの音がくどい。
//このカバーはだめだ。10ccを超えられていない。サウンドが軽薄すぎる。


次に聴いたのはQueen Latifah版の「I'm not in Love」。2007年の作品。
イントロのピアノのフレーズがオリジナル10cc版の印象的なコーラスをフュー
チャーしている。
重厚なコーラスからあっさりとしたピアノの音色になっているので、その後の展
開に少々不安を感じた。
なんかミニー・リパートンのラビング・ユーみたいな感じだ。
Aメロが始まって、センスの良いエレピのバッキングが絡んでくると、不安は解消。
ドラム-ベースのリズムセクションが加わってくると、クールなR&Bアレンジだと
いうことがわかる。


Bメロに移った瞬間、サブイボ状態。やってくれたよ、という感じ。
良い意味で期待通りのボーカル・フレーズ。こう来るしかないよな〜、という
か、うまく口で説明できないが、オリジナルのメロディ・ラインをR&B 風にすれ
ば、当然こうするべきだ、という良いお手本。
あっさりと短くBメロを通過して高揚した気分のままAメロに戻るのだけれど、も
う最初のおとなしいAメロじゃない。あとは最後まで、チクショー、やってくれ
るぜー、バーボン飲みてーなー、みたいな気分にさせてくれる久しぶりにシビれ
た曲です。


そう、カバー曲はこうでなくちゃいけない。
オリジナルとは違った感動がなければ、面白くないじゃん。


ちなみにQueen Latifahって映画「TAXI NY」の主演女優。タクシーの運転手して
た女性。
へー、女優でミュージシャンで多才だなー、と感心した。
彼女のCDを欲しいと思い、中国アマゾンで検索したら、本とDVD(TAXI NY)しか
見つからない。
日本のアマゾンならすぐ見つかるだろうなぁ。
タオバオで検索したら、たくさん見つかった。4元から買える(明らかにニセモ
ノだよなー)。
米国なら本物が$10ぐらいかな。中国で本物CD見つけるの本当に難しいんだよ。
タオバオは送料が高くつくから、何枚かまとめ買いするつもり。