お客さんが何か買い物をしたい場合、実は安い店があるので、良かれと思い連れ
ていったら散々な目にあったことがある。
日本クオリティのサービスを中国で要求されてもなぁ。安いのには理由があると
いうことを理解して欲しいのだが・・・。
それ以来、要求があれば、観光客がよく行く店員が日本語を話せる店に連れて
行っている。
そのほうが店員に対応を任せられるし楽だ。
観光客や出張者には、しっかり大連にお金を落としてもらうほうがいい。
日本のようなサービスには本来、お金がかかるのだ。
通訳代わりに私を使おうとするお客さんもよくいる。
通訳は別途に手配して、お金を払ってもらうのが基本だ。
同じ日本人だからといって、日本の感覚でいろいろな要求をしてくるが、たいて
いは中国の商習慣に合わない要求なので困ってしまう。店の中国人との関係も悪
くなるし、お客様も満足しない。
それをなんとかするのがアナタの仕事でしょう?と言われるが、中国で日本のや
り方を通そうとする時点で既に間違っていることに気づくべきだ。
日本では報道されていないが、大連の日系の工場でも賃上げ要求ストライキが起
こっている。
本田と同じ失敗をしないように、経営幹部の方々は早めに手を打っている(賃上
げ)ようだが、はっきりと言えることは、もう大連でも製造業は日本に対しての
コストメリットは少なくなっているということだ。
人件費はどんどん大きくなっている。
だから、さすがに今から大連で製造業を、というお客様からの相談には、「やめ
たほうがいいですよ」とお応えしている。信じられない話だが、いまだにそうい
う相談があるのだ。
中国へ進出しようとするのであれば、それは中国の市場で何をするかを慎重に検
討したほうがいい。
一週間ぐらいの出張で理解できるほど中国は単純ではない。
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