2010年7月18日日曜日

アテンドは最近できるだけやらないようにしてる

アテンドの際、気を付けているのは、余計なことを言わない事。


お客さんが何か買い物をしたい場合、実は安い店があるので、良かれと思い連れ
ていったら散々な目にあったことがある。
日本クオリティのサービスを中国で要求されてもなぁ。安いのには理由があると
いうことを理解して欲しいのだが・・・。
それ以来、要求があれば、観光客がよく行く店員が日本語を話せる店に連れて
行っている。
そのほうが店員に対応を任せられるし楽だ。
観光客や出張者には、しっかり大連にお金を落としてもらうほうがいい。
日本のようなサービスには本来、お金がかかるのだ。


通訳代わりに私を使おうとするお客さんもよくいる。
通訳は別途に手配して、お金を払ってもらうのが基本だ。
同じ日本人だからといって、日本の感覚でいろいろな要求をしてくるが、たいて
いは中国の商習慣に合わない要求なので困ってしまう。店の中国人との関係も悪
くなるし、お客様も満足しない。
それをなんとかするのがアナタの仕事でしょう?と言われるが、中国で日本のや
り方を通そうとする時点で既に間違っていることに気づくべきだ。


日本では報道されていないが、大連の日系の工場でも賃上げ要求ストライキが起
こっている。
本田と同じ失敗をしないように、経営幹部の方々は早めに手を打っている(賃上
げ)ようだが、はっきりと言えることは、もう大連でも製造業は日本に対しての
コストメリットは少なくなっているということだ。
人件費はどんどん大きくなっている。
だから、さすがに今から大連で製造業を、というお客様からの相談には、「やめ
たほうがいいですよ」とお応えしている。信じられない話だが、いまだにそうい
う相談があるのだ。


中国へ進出しようとするのであれば、それは中国の市場で何をするかを慎重に検
討したほうがいい。
一週間ぐらいの出張で理解できるほど中国は単純ではない。

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