2009年4月27日月曜日

大変疲れた週末

土曜日の朝、なにやら体がだるい。
節々が痛い。
どうやら風邪を引いたらしい。


最近、新しいレギュラーの仕事を引き受けた。
Web広告制作の仕事。とにかく数が多い。クライアントから渡されたのはテーマ
と入力フォームだけ。
写真や文章などは自分で用意する必要がある。社員の人ならば平日の昼間に作る
ことができるが、私は基本的に昼間は別の仕事があるのでできない。夜か週末だ
けだ。
そんなわけで、週末だけの制作ということで割り当て数量を社員の人の半分に減
らしてもらった。
社員の人が週六日出勤で作る量の半分と言えば3日分。それをわずか土日の二日
で作るわけだ。


そういう仕事を引き受けていたところに風邪引きである。まったくついてない。
いくつか広告を作ったところで、ますます体の調子が悪くなってきた。
妻が心配して、病院に行って点滴したほうがいい、と言う。
お昼ごはんを食べた後、行くことを決心。服をたくさん着込んで外へ出る。
一昨日は風が強く気温は10度以下。体感温度は冬そのもの。
風邪引きの体にはこたえる・・・


病院に着いて、医者に状況を説明。
体温を測ったら37.2度。微熱だ。
点滴を用意してもらう。47元なり。
日本円にすれば、わずか700〜800円だが、大連の日系工場で働く一般の中国人に
とっては日給に相当する金額である。


点滴を開始。
点滴の間はすることがないので暇だ。そういえば、MP4プレーヤーを家に忘れて
きた。
映画も見られないし、音楽も聴けない。
しかたないので、寝ることにする。
最近寝不足気味なので、すぐ寝付いた。
2時間ぐらい眠っただろうか。点滴の瓶を見ると、まだだいぶ残っている。
よく見ると点滴がえらく遅い。医者を呼んで、もう少し早くしてもらえないかと
頼む。
医者によれば、強めの薬だから、これ以上早くできない、と言う。
仕方ないので、もう一度寝る。


途中、妻と息子がやってきた。
息子が心配そうに私のことを見ている。
以前、おばあちゃんや父・母が入院していた時のことを思い出した。
病院のベッドに横たわる肉親を見るというのは本当に切なくて不安なことなのだ。
息子も不安になったのか、私の足を手でたたく。「パパ、起きて」というジェス
チャーだ。
「パパは今起きられないからね」と妻が説明するが、息子は理解できない。
点滴室には他に咳をしている患者がいたので、妻は息子を連れて帰って行った。


点滴開始から3時間ぐらい経ったところで、やっと瓶の中の液が無くなった。
それを見ていた家族連れのお父さんが、医者を呼んでくれた。
途中、私が日本語で電話をしていたのを覚えていて、外国人だから医者を呼べな
いかも、と気を遣ってくれたらしい。
こういう些細な気遣いが非常に嬉しい。ちょっと感動した。


やれやれ、やっと終わったか、と思ったら、医者が新しい瓶と交換。
あいやー、まだ一本あったのか。
ふてくされて寝ることにする。


時計は夕方6時をまわった。
点滴開始から5時間が経過していた。
やっと終了。
服を着て立ち上がる。
ベッドのふとんを直そうとすると、医者がそのままでいいよ、と言う。
不好意思と言いながら部屋を出る。出がけにさきほどのお父さんに「さっきは医
者を呼んでくれてありがとう」と言う。
不客気という答えが心地よい。


結局、5時間も病院で過ごしてしまった。
そのため、その日は結局夜中まで仕事。
翌日は按摩屋に行ってバーグアンをしてきた。いわゆる真空吸引治療というやつ。
これは体の悪い部分が真っ赤にあざのようになる。
背中や右肩・右腕に真っ赤なあざが集中している。
マウスの使いすぎが原因だろう。


日曜の夜10時。やっと今週のノルマを達成。
こんな調子で、新しい仕事、ちゃんとやれるのだろうか。
ちょっと心配だ。

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